今日は某大学の講義(考古学)を聴いてまいりました。
この授業、考古学の根本的な見方を奈良の神社を通して広範囲から教えてくださいますので、面白うございます。
考古学といえば細かなとことをほじくり出して、私見を押し付けるというイメージがあったのですが、見事に覆されました。
例えば、「法隆寺論争」についても、今の学者たちが唱える多説を教えて頂けます。
今までの考古学に対する疑問点も、自分なりに解消いたしました。
受けて良かったと思える授業の一つです。
前期で終わりですので、少し寂しく感じています。
明日は、古典。
古典は好きで、これまでは好き放題感覚的に読んでいました。今回は、文法において読める内容をご教授いただいております。
お昼を挟み、大学図書館で時間を潰した後、大阪へと向かいます。
夕刻からは、能楽「物狂」のお話を聴きます。
明日のお話は『蝉丸』の予定。
まだ見たことのない演目です。俄か勉強で、『観世流百番集-蝉丸』を数度読んでおきましたが、どうも頼りないので、これから岩波古典文学大系『謡曲百番集-蝉丸』を一通り読んでおくことにします。
明日の帰りは夜。家族が協力してくれますので、趣味を楽しみむことができます。今現在、すべての環境に感謝です。
写真は、今年4月10日、大神神社(三輪神社)の若宮の帰って行かれるところです。
若宮さまがお帰りになられた後春の大神祭 後宴能がおこなわれます。
今年の演目は、次の通りでした。
金剛流神歌「翁」金剛流宗家金剛永謹
大藏流狂言「福之神」茂山千五郎
金剛流仕舞「八島」廣田幸稔
「羽衣」今井清隆
金春流能「三輪(みわ)」櫻間右陣
観世流仕舞「笹之段」赤松禎友
金春流仕舞「熊坂」長谷猪一郎
観世流能「合浦」(「合浦の玉」)大槻文藏
写真はほとんど撮っていませんが、後日整理できればと思います。