乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『ローズマリーの赤ちゃん  Rosemary's Baby』1968年 アメリカ 3,5★/5★

2019-07-31 | 映画
  写真は、大阪民博にて





   映画『ローズマリーの赤ちゃん  Rosemary's Baby』
   1968年 アメリカ 3,5★/5★




 若かりし頃テレビで二度ほど見たことのある『ローズマリーの赤ちゃん』をテレビ録画で今一度みた。

 原題は『Rosemary's Baby』
 あまりにもストレート。そのままやん!とほくそ笑む。

 話はほぼ忘れていたが、所々印象深い画面があった。


 しかし腹がたつ。
 ローズマリーの旦那に、無性に苛立つ。
 顔も見たくないような男性だわ!と、乱鳥は言い切る。

 
 ローズマリーと、隣人の年配男性の言い回しが、詩を読むようで心地が良いと感心していると、次のような言い回しが出てきた。
「男の子は蜂蜜とミルクと云々でできているの。」
 まさしくマザーグースである。
 アメリカ映画なのにマザーグースとは、これ、いかに!である(笑)


 ラストの終わり方が釈然としない。
 結末はふた通りが考えられるが、映画『ローズマリーの赤ちゃん』のように、母の愛は海よりも深し的な終わり方と、悪魔の集い利用される赤子の命を断ち切る方法が考えられる。
 私としては、後者の放火スッキリとするが、実際にその立場になれば、現状を受け入れるのかもしれないとも感じた。


 久しぶりに見た映画は面白かった。
 少し肩に力を入れて、半ばイライラとしながら、それでいて楽しみながら映画を見ていた。

 





『ローズマリーの赤ちゃん  Rosemary's Baby』
 アイラ・レヴィンの小説

 映画『ローズマリーの赤ちゃん  Rosemary's Baby』
 上を原作としたアメリカ映画。
 1968年制作

 巨匠ロマン・ポランスキーが悪魔崇拝者たちに狙われたある主婦の恐怖を描いたオカルト・サイコ・ホラー。
 マンハッタンの古いアパートに、若い夫婦者が越してきた。
 やがて妻のローズマリーは身篭もり、隣人の奇妙な心遣いに感謝しながらも、妊娠期特有の情緒不安定に陥っていく。
 彼女は、アパートで何か不気味なことが進行している、という幻想にとり憑かれていた……。
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乱鳥徒然  ただ、それだけ。

2019-07-31 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



 今日は7月31日ですか。

 明日からは、8月ですね。

「8月」は「八月」と書くと、夏休みの月、海の歓声を思い浮かべる私です。

 ただ、それだけ。






 
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乱鳥徒然  体重が少しリバウンドしちゃったけど、頑張る主婦です^^

2019-07-31 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


    体重が少しリバウンドしちゃったけど、頑張る主婦です^^




 この一週間で、2キロほど太ってしまった。

 いわゆるリバウンドという奴である。


 かなりの体重減量で筋肉質な体質になった私は、六月からスポーツジムを辞めてしまったのが原因か…。


 自分でできるであろうとか、家事をこなして体を動かし節約も兼ねて一石二鳥を狙うとか、そんな細かな女の目せんである。

 おまけに、ジムで頑張ることにより、体のあちらこちらの故障が目立ってきたことも一因している。


 とにかく事務を辞め、夜食再開により、太り始めた。

 ここは糸まず、気力で食への欲望を抑え、家事に徹したい。

 今から布団を干し、二階の部屋の全てをくまなく(に近いくらい)大掃除したい。


 家中ピカピカで運動量もある。

 ウヒャヒャウヒョヒョのストレッチ効果を期待して、今からせっせといつもの倍は掃除に励むことにいたしまする。


 夫は未だ時々スポーツバックを持って時々出かけてうるけれど、一年続けた事務をやめるなんて、私って、ほんと主婦。

 今日もマイペースダッシュで楽しみましょうと思います。


 
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乱鳥徒然  暑苦しい話である。

2019-07-31 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
   写真は 京都、祇園祭の鉾の一部。




  
 あらま!どうしましょ!

 歴史の苦手な私は、この四日間、モヤモヤしている。

 とある書物の第二章が怖い。

 何度読んでも面白さを感じない。

 つまり、何度読んでもわからない。

 仕方がないので、今回はその章は飛ばすことにする。


 幸いこの本一冊には全部で四つの話が乗せられている。

 一つ目は面白かった。

 時間ばかりが空回りするので、今日は三つ目の章に挑みたい。


 暑苦しい話である。

 
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映画『女の一生』2016年 仏 原作:モーパッサン 監督:ステファヌ・ブリゼ 脚本:ステファヌ・ブリゼ 4,5★ ジュディット・シュムラジャン=ピエール他

2019-07-31 | 映画


   映画『女の一生』2016年 仏 
   原作:モーパッサン 監督:ステファヌ・ブリゼ 脚本:ステファヌ・ブリゼ 
   4,5★ ジュディット・シュムラジャン=ピエール他





 学生時代に読んだ『女の一生』を映画で見る。

 2016年に作られたとは思えないような細やかな気配りと重厚さに気配りした映画。

『女の一生』の、女の 一生涯にふさわしい美しくて神経質だが、少し地味で翳りの表現できる女優を起用されている。

 女は一生を通じて、顔や表情や肩の落とし方が変化していく。そして病的な目の揺らぎや異常な動きをも表現する。

 病的に神経を尖らせた顔や動き、ぼーっとした物思いに耽る表情等を巧みに変化させ強化し、自然体で挑む女優には上手いとしか言いようがない。


 この映画を見ながら、これまでの自分の一生を振り返る。

 同じ乳で育った複雑な関係の女と、じゅ人口である女とはどんどんと表情に開きが出て、家を失う頃には活気や表情の違いや年の開きまで描き出されている。

 モーパッサンが上手いのか、それを彩よく表現している映画も素晴らしいのか、現在でもこのように素晴らしい映画作品が作れるのだとしみじみと感じた作品であった。


 最後の、女に孫を連れてきて
「後で息子さんもくるわよ。」
と明るく言い放った複雑な関係の女性の言葉

  「人生も捨てたもんじゃないわよ。」
で、作品はすっぱりと終わる。

 その切り方も小説や映画の文法に即した方法で、潔い終わり方である。

 この映画を検索すると評価は3★程度であっったが、私は高く評価します。

 随所随所で流れる中世のリュート音楽もさらに女の心情を描き出し、見ている側の気持ちを高めます。

 私はこの映画は好きです。




 あらすじ
 男爵家の一人娘として生まれ、17歳まで修道院で教育を受けた清純な娘、ジャンヌが親元に戻る。
 親の勧める子爵ジュリアンと結婚し、希望と幸福を胸躍らせ人生を歩みだしたかにみえたジャンヌだったが、乳姉妹だった女中のロザリが妊娠、その相手が夫ジュリアンであることを知る。
 夫の度重なる浮気、母の死、溺愛した息子ポールの裏切りと・・・ジャンヌに様々な困難がふりかかる。


監督
ステファヌ・ブリゼ
脚本
ステファヌ・ブリゼ
原作
ギイ・ド・モーパッサン

出演者
ジュディット・シュムラジャン=ピエール・ダルッサンヨランド・モロースワン・アルロークロチルド・エスムニナ・ミュリスオリヴィエ・ペリエ
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