『浮世物語 巻第三目録(一~三話)』 『仮名草紙集』(岩波古典文学大系より
『浮世物語 巻第三目録(一~三話)』 を読む。
『浮世物語 巻第三目録』 の一話は「宗旨を尋ぬる事」
「宗旨を尋ぬる事」
要約
「御坊主は何宗ぞ」
「其(それがし)は上戸衆にて候」
「珍しき宗旨かな。いづれの経(きょう)より出たる教えぞ」
「酔狂経に出でたり」
「それはいずれの説法ぞ」
「酒(さけ・釈)如来の説きたまへり」
「只、朝夕(ていせき)は錫(すず・数珠)を爪繰り、どぶろくの名號を唱え奉る」
「近頃はおもしろき御房かな。いつまでもここにおはして、ものがたりをしておはしたまへ」
「かしこ侍べる」
以下はウィキペディアより引用
あらすじ
氏素性の分からない元武士で守銭奴の父に育てられた主人公、瓢太郎(ひょうたろう)は、武術や手習いなど何をやらせても冴えない少年だった。
一人前の年齢となった後も、賭博や傾城にうつつを抜かし家を売るような有り様だった。
その後、どうにか武家の若党になり、算盤の腕を買われて御咄衆に取り立てられる。
しかし、悪政に荷担する無情な姦臣として世の人々に恨まれる。
銚子に調子に乗った瓢太郎は軽はずみに同僚の侍を怒らせ、痛めつけられ怖くなって逃走してしまう。
武士の面目を失った瓢太郎は出家して「浮世坊」を名乗り京都や大阪近辺を遍歴する。
物語の後半にはとある大名の御咄衆になるが、最後には仙人になって何処かへ姿を消す。
概説
寛文元年(1661年)、もしくは寛文5年(1665年)に刊行された、全5巻からなる遍歴体小説である。
仮名草子は啓蒙・教訓的な内容が多いが、本書はそれに加えて幕府の失政や悪政、鷹狩りや悪徳商人の横行など社会悪を婉曲に批判し、それをカムフラージュする卑俗・滑稽な主人公浮世坊による笑い話という体裁になっている
『浮世物語 巻第三目録(一~三話)』 を読む。
『浮世物語 巻第三目録』 の一話は「宗旨を尋ぬる事」
「宗旨を尋ぬる事」
要約
「御坊主は何宗ぞ」
「其(それがし)は上戸衆にて候」
「珍しき宗旨かな。いづれの経(きょう)より出たる教えぞ」
「酔狂経に出でたり」
「それはいずれの説法ぞ」
「酒(さけ・釈)如来の説きたまへり」
「只、朝夕(ていせき)は錫(すず・数珠)を爪繰り、どぶろくの名號を唱え奉る」
「近頃はおもしろき御房かな。いつまでもここにおはして、ものがたりをしておはしたまへ」
「かしこ侍べる」
以下はウィキペディアより引用
あらすじ
氏素性の分からない元武士で守銭奴の父に育てられた主人公、瓢太郎(ひょうたろう)は、武術や手習いなど何をやらせても冴えない少年だった。
一人前の年齢となった後も、賭博や傾城にうつつを抜かし家を売るような有り様だった。
その後、どうにか武家の若党になり、算盤の腕を買われて御咄衆に取り立てられる。
しかし、悪政に荷担する無情な姦臣として世の人々に恨まれる。
銚子に調子に乗った瓢太郎は軽はずみに同僚の侍を怒らせ、痛めつけられ怖くなって逃走してしまう。
武士の面目を失った瓢太郎は出家して「浮世坊」を名乗り京都や大阪近辺を遍歴する。
物語の後半にはとある大名の御咄衆になるが、最後には仙人になって何処かへ姿を消す。
概説
寛文元年(1661年)、もしくは寛文5年(1665年)に刊行された、全5巻からなる遍歴体小説である。
仮名草子は啓蒙・教訓的な内容が多いが、本書はそれに加えて幕府の失政や悪政、鷹狩りや悪徳商人の横行など社会悪を婉曲に批判し、それをカムフラージュする卑俗・滑稽な主人公浮世坊による笑い話という体裁になっている
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