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(写真は中国の雲南省・トンパ文字博物館の展示物の一つ。この写真は博物館員に撮影許可を得ています。)
記録だけ 2007年 24冊目
古代エジプト人の世界
-壁画とヒエログリフを読むー
村治笙子(1947生)
専攻 エジプト学
古代オリエント博物館非常勤研究員(2004年時点)
岩波新書 新赤版 922 カラー版
190ページ 1000円+税
先日期待していたトンパ文字を実際に見ることができ、感無量。嬉しさのあまり本や辞書類(印刷・手書きなど)を5冊と絵葉書2組を購入した。
雲南省のトンパ文字博物館にも立ち寄り、トンパ文字やトンパ先生(祈祷師且つトンパ文字の伝道・研究)をみてきたので、エジプトの象形文字とどのような共通点と相違点がみられるかと思い、図書館でこの本を選ぶ。
エジプトの『水浴び』の場合、人の頭の上の壺から水が流れ落ちる部分を強調。対してトンパ文字の場合、『歌』は人の顔の口からナミナミセンが流れ出ている部分を強調。
動物などもそのものの絵が描かれたりと、独立した別々の文明で共通点が認められて面白い。
エジプトの絵の特徴などの一般に知られている情報も多いが、写真が美しく、楽しむことのできる一冊。
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