中村扇雀さんの『堀川波鼓』を見た。
古典歌舞伎を軸に、重厚で見事な所作と言い回し。
表情も細やかで、リアルな表現と形を重視した表現が心憎い。
繰り返し見たくなる、そんな『堀川波鼓』であった。
放課後に乗られている扇雀さんを見たことがある。
素顔が美しく目が大きい。
始終楽しそうに対応しておられ、スマホを掲げて放課後の中の自分の姿を撮影されていた。
お人柄が伺える一コマを見た。
扇雀さんの『葛の葉』を松竹座で見たことがある。
このお舞台は素晴らしかった。
心に残る舞台の一つである。
彼の教養と役者魂を感じる舞台であった。
元々は成駒屋さんで、今は成駒屋さんとして堂々とした古典歌舞伎を演じられていらっしゃる。
一時的に故勘三郎さんの舞台に立たれることが多く、その時はおちゃらけが多かったので、あまり感心してなかった私。
今は、かなり好きな役者さん、、というか、5本、いや3本の指に入る演技の好きさ。
さすが、成駒屋さん!
三代目 中村 扇雀(なかむら せんじゃく、1960年〈昭和35年〉12月19日 - )
歌舞伎役者。屋号は成駒家。
父 坂田藤十郎^^v
日本舞踊雁音流二代目家元雁音 歌扇 (かりがね かせん)を継承
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