乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

Balthus

2014-05-19 | 美術・文様・展示物
               (写真は、蓮        乱鳥)



 Balthus



 京都に住んでいた頃のわたくしは度々岡崎に足を運んだ。
 そして、 もう三十年近くの月日が流れたであろうか…
 夫と、『バルテュス展』(市立美術館)を見た事がある。
 
 バルテュスの作品は十代からしってはいたが、実際に真の作品を目の当たりにすると強烈であった。
 それは、
     好きとか嫌いとかといった次元を超えていた。

 Balthus
 父親はポーランド貴族。母親はブレスラウ(ヴロツワフ)生まれのユダヤ系ドイツ人。
 フランスの画家
 ピカソはこのBalthusを「二十世紀最後の巨匠」と称えたという。(ウィキペディア)

 今年は再び夫と共に『バルテュス展』を見る事になるだろう。
 さて、長い年月を経たわたくしたち夫婦は、今度はどのように『バルテュス展』を眺め、Balthusと語らうのでしょうか。

 昨年は豊田市美術館で「フランシス・ベーコン展」(Francis Bacon)を楽しみ、印象に残る。
(近くならば)今年も観たい、押さえておきたい展覧会が多い。
 その中の一つ
 以前と同じ京都市立美術館で開催される『バルテュス展』
 この展覧会はわたくしたち夫婦にとり懐かしく、楽しみの一つである事は確かです。





 みなさま
 見て下さいましてありがとうございます。

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『桃山・江戸の絵画名品展』大和文華館「阿国歌舞伎草紙 」「輪舞図屏風」「婦女遊楽図屏風」他 2014年

2014-05-19 | 在原業平、そして、伊勢物語 と、仮名草子 仁勢物語



 
 大和文華館 『桃山・江戸の絵画名品展』 

   2014年4月5月


    メモ
   「阿国歌舞伎草紙 」「輪舞図屏風」「婦女遊楽図屏風」
   「稲富流鉄砲伝書」「七老戯楽図」「鳴滝焼」
   「伊勢物語 芥川」「三十六歌仙色紙貼屏風」 



 大和文華館 『桃山・江戸の絵画名品展』を観てまいりました。

 十代から歌舞伎に多少興味のあるわたくしは「阿国歌舞伎草紙 」(絵巻物)に見入ってしまいました。
 また、「輪舞図屏風」の構図と踊り(遊び)の面白さ、屋台商売人やのれん(橘文様?)など、興味を感じました。
 
「阿国歌舞伎草紙 」 
演目「念仏踊」
     「名古屋山三」(亡霊)の現れる場面
演目「茶屋遊」
      男装した阿国。そして女形「茶屋おかか」は男性が女装
  「阿国歌舞伎 」の中では、尤も時代がさかのぼった作品だと会場説明書きにあった。

 「婦女遊楽図屏風」(江戸時代の大型屏風)を観て、歌舞伎『鰯賣戀曳網』をもう一度見て見ると、着物や上方の様子になるほどといった部分が多かった。
 また、この時代の・・には「絞り」が好まれたのか、色々な形で複数の・・の着物に「絞り」があしあわれていた。
 絞り染めは元々は公式な場では着無い事は、こどもの頃から両親に聞いていた。
 昨今、絞りは高級品も多くデザインされ、公式な場でもお召しになる場合がある事を付け加えておこう…。

 今回も大和文華館では業平様 の『伊勢物語』を展示されていた。
 ここの美術館は色々な『伊勢物語』や『源氏物語』を所蔵されていて、心和ませる事ができる。

「稲富流鉄砲伝書」
 鉄砲の長さや太さや細やかな内容が、一般的に考える古文書風に描かれていた。
 読みやすい、美しい文字
 紙の美しさや製本のなされ方が見事に美しかった。

「七老戯楽図」(池大雅筆)
  を謡っている図
     横笛
     大鼓
     小鼓
     太鼓
 
『釣瓶に鶏図』(伊藤若冲筆)
  まさに釣瓶に載った瞬間で、鶏は驚き、とさかが逆立っていた。
  目は見開き、一瞬をとらえる写実的表現に驚き、絵師伊藤若冲の力を感じる作品であった。
 『釣瓶に鶏図』は墨絵であったが、とさかなど、色が鮮やかに感じられた!
 
 鳴滝焼
  二点
  鳴滝の某お宅にはは何度伺った事でしょう…
  懐かしいわたくし
  そういえば年一回鳴滝能があるとか…。行ってみたいなぁ~~。

 他にも印象深い展示物が多かったのですが
 最後に^^v
「三十六歌仙色紙貼屏風」
     の中から、貫之様 です☆

      さくら散
      木の下かせハ さむからて
        里にしられぬ
            雪ぞふりける


 

 

 

 2014年4月4日(金)~5月18日(日)
 近鉄 学園前




 みなさま、
 お付き合い下さいまして、ありがとうございます。

 

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東大寺 聖武天皇祭  舞楽  (8景) 2014年5月2日 東大寺 鏡池

2014-05-19 | 舞台・芝居


  東大寺 東大寺 聖武天皇祭  舞楽

 

 

 

 

 

 

 

 

 東大寺盧舎那大仏慶讃能の前には鏡池で舞楽が行われます。
 
 舞楽の途中、法要に向かわれるお練りが東大寺大仏殿の参道をお通りになられます。

 今年は天気に恵まれ、舞楽、お練り、法要、東大寺盧舎那大仏慶讃能を楽しませて頂く事ができました。

 


 
 東大寺 東大寺 聖武天皇祭  舞楽
 日時 5月2日(金)
 場所 奈良市雑司町東大寺大仏殿前鏡池特設舞台 
       (雨天時東大寺総合文化センター)




         2014年5月2日(金) 東大寺にて



 みなさま、見て下さいましてありがとうございます。

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興福寺 南大門の儀 『舞台あらため・外僉義』『清経』『太刀奪』『清経』『附祝言』2014年5月16日

2014-05-17 | 能楽・狂言


 

 興福寺 南大門の儀 
『舞台あらため・外僉義』宝生流『清経』大藏流『太刀奪』金剛流『鵜飼』『附祝言』


 2014年5月16日 
 今年も興福寺の南大門の儀(薪能)を楽しませて頂きました。
 風が少し強い日でした。
 薪の炎は揺らぎ、能装衣の袖は揺らぎ、寺の鐘が鳴る中、闇に浮かび上がるような能楽を拝見でき、心はときめきました。

 今年は『鵜飼』を見る機会に恵まれています。
 赤頭のあとしての随所随所に心がときめき、薪の炎の様な御心地が致しました。

 ところで、古来 薪能といえば、興福寺南大門前の芝生で演じられてきたものを指し、各地の薪能は戦後これに倣ったものだそうです。

 先日楽しませて頂きました あべのハルカス美術館 開館記念特別展「東大寺」の第一期で「南都名所絵図」「和州奈良絵図」「南都寺社名所記」を会場で読んでおりますと、部分的に興福寺の薪能について触れられた部分が含まれてたものが展示されていました。
 全て、二月七日とありました事が気にかかっておりましが、いずれ調べる機会があれば良いなと考えております。
 
 開館記念特別展『 東大寺 』  「東大寺大仏縁起絵巻」(副本)「執金剛神縁起絵巻」「二月堂縁起絵巻」  

「南都名所絵図」      二月七日薪能
「和州奈良絵図」      二月七日興福寺能 薪
「南都寺社名所記」南円堂仁王あり 毎二月七日ゟ同十四日まで能あり 四座のさるがく 相つとむる
              平 重平
              南円堂くハおん(観音)四尺

 


 869年、興福寺修二会で薪猿楽が舞われたと伝えられており、能楽が大成される室町時代に、最も盛 況を極めたといわれています。
    17日;春日大社舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」
    18日:春日大社若宮社で「御社上り(みやしろあがり)の儀」

    上が、各午前11時から奉納された後、午後5時半から興福寺南大門跡 般若の芝で「南大門の儀」が執り行われます。




   南大門の儀 午後5時半始
     場所 奈良市登大路町48興福寺南大門跡般若の芝
             (雨天時は奈良県文化会館)       
        演目 舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)
        
              当初 薪御能では、舞台が野外の芝生であったため、「和紙三枚を踏んで湿り気があれ
              ば公演を中止する」という取り決めがありました。現在では敷き舞台の上で行うためその
              必要はありませんが、芝の湿り具合いで能の有無を定めていた事を今に伝えるため演能
              の前に興福寺衆徒(僧兵)により「舞台あらため」が行われ、人々にその結果を伝える外僉
              議文が読み上げられます。これらの儀式は他では見ることのできない薪御能だけの特色
              です。


        
        演目  宝生流 「清経(きよつね)」 辰巳満次郎
                  源平合戦のさなか、世をはかなみ入水自殺した平家の公家平清経。形見を手向返す。
                  妻の夢中にあらわれ、平家の負け戦のありさま、笛を吹き今様を謡い船から水中に飛
                  び込み死んだ我が身のありさまをを語る。

               火入れ 興福寺衆徒
               大藏流狂言 「太刀奪(たちばい)」 茂山千三郎
                  七月七日は京都北野神社の祭り。お手水の会に、主は太郎冠者を連れて参詣のため
                  に出掛ける。そこへやはり参詣に来た男の腰に、みごとな太刀があるのを見て欲しく
                  なり、太郎冠者は忠義心から主人の腰の物を借りて、取りに行くことになるのだが、逆
                  に主人の重代の刀を奪われてしまう。二人して男の下向を待ち受けて、まんまとその男
                  を捕まえるが、「縄をかけい」と主人に言われて縄をなう太郎冠者。「盗人捕らえて縄綯
                  う」のことわざを地でいったもの。さて縄をかけ捕らえた者は?

               金剛流能 「鵜飼(うかい)」 金剛流宗家金剛永謹
               附祝言



 
『舞台あらため・外僉義』『清経』『太刀奪』『鵜飼』『附祝言』はすっかり日も暮れておりました。
 わたくしたちは今見てきた能楽の話を楽しみながらいつものようにワインとオードブルを頂いた後、家路につきました。








 みなさま
 お付き合いいただき、ありがとうございます。




 

 

 

 

 

 


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只今、シランが満開です。庭にあじさいを添えてみました。   (9景)

2014-05-16 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


 
 5月
 只今、 我が家の庭のシランが満開です。
 5月の連休に購入したあじさいを添えてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 何年か前に咲き終わったあじさいを庭に植えておきました。
 それにも数個のつぼみがついています。
 地植えの我が家のあじさいは花が遅いので、これからが楽しみです。
 





 みなさん、
 お付き合い下さいまして、ありがとうございます。




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只今、我が家の庭のシランが満開です^^   (8景)

2014-05-16 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


 
 5月 我が家の庭のシランが満開です^^



 

 

 
 シラン 
 白色のシランが年々赤みを帯びてきました…。

 
 千両、万両、五百両
 おかる勘平、定九郎
 
 
 まだつぼみのナンテン
 庭のあちらこちらにはえ、わたくしより背か高い。
 今年は剪定の時期を逃してしまいました(苦笑)

 
 山法師様
     写真上は、僧兵様
 ヤマボウシは白くなり始めたガクの中に、小さなつぼみがいっぱい
 まだまだ固いです。

 
 ユリ

 
 ミニバラ
 小さいですが、つぼみをいっぱいつけています。

 毎年楽しませてくれるシャガの季節は終わりました。
 コデマリも終わりました。

 今は複数種類のギボウシがいっぱいはえています。
 つぼみはまだです。

 今年もブラシの木のつぼみがいっぱいです。



 今年はゴーヤ、キューリ、ミニトマト、カボチャ、セロリを植えました。
 何しろ家庭菜園は畝もろくに作れない素人中の素人
 さてさて、実はなりますでしょうか?枯れますでしょうか?
 
   エンシャー アラー(神のみぞ 知る)






 みなさん、
 お付き合い下さいまして、ありがとうございます。




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64:『膝栗毛文芸集成 第一巻』より「発端」 ゆまに書房 中村正明 編集・解題 2010年

2014-05-15 | 十返舎一九


   159158  147146 

 64: 『膝栗毛文芸集成 第一巻』より「発端」
     ゆまに書房 中村正明 編集・解題 2010年




『膝栗毛文芸集成 第一巻』より「発端」
  87-166ページ

 ゆまに書房
 2010年6月発行
 中村正明 編集・解題

 567ページ 21000円



『膝栗毛文芸集成 第一巻』より とりあえず「発端」のみ、読了。
 以前、岩波と文庫本では読んでいたので、なじみの絵や話が出てくるのだが、『膝栗毛文芸集成』は文字でてこづり、「発端」だけで二週間程かかる。
 大笑いしながら読んだ。

 その一部を紹介。
 今回は写真記録のみにて失礼申し上げます。
 
 147146

 

 

 159158

 

 



 

 皆様
 ご来場下さいまして、ありがとうございます。
 心より感謝申し上げます。

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63: 絵本『ばばばあちゃん』シリーズなど  30冊くらい

2014-05-15 | 読書全般(古典など以外の一般書)
(ナクシェロスタム 彼女は医者の娘。屈託が無くかわいい子で、このブログでは何度か登場。彼女や彼女の家族と過ごした時間も楽しい思いでの一つ。ナクシェロスタムと言えば、或る年、わたくしが風邪をひいた時があった。体の調子を崩しても、好きな遺跡なら何度でも出かけたい。私はわずかばかりの日陰を見つけて、遺跡を眺めながら一日中座っていた。途中、パイ菓子や石榴ジュースや果物を食べていると、のねずみくんが地面の穴から出てきた。何度も何度も顔を見せるのねずみくん。私はパンやパイをちぎり、果物に傷口をつけて砂の上に置いておいた。帰りにもお菓子を置いておいたので、のねずみくんは思わぬごちそうに目をまるくしていたろうなぁ~^^)



  63: 絵本『ばばばあちゃん』シリーズなど  30冊くらい



 絵本が好きで輸入絵本に興味があり、何度となく十代から丸善(京都)に足を運びました。
 洋書を眺めたり、梶井基次郎気分を味わったり…。丸善は好きな場所の一つでした。

 その頃購入したブライアン・ワイルドスミスも何冊かは今も残っていると思います。


 記録するかどうしようか迷ったのですが…
 わたくしの子供たちが幼い頃に読んだおびただしい数の絵本の中から、三十冊ばかり楽しみました。
 これが気分転換には向いています。
 また、子供のかわいかった頃の思い出も一緒に乗せて、味わう事ができます。

 図書館であれやこれやと大型本を何冊も取り出して調べてノートを付けていますと、肩がこってきます。
 そんな時、こどもがいない事を確認してこども図書コーナーに立ち、一人でにやけて楽しんでいます。
 端から見れば、変な大人ですね!




 皆様
 ご来場下さいまして、ありがとうございます。
 心より感謝申し上げます。

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『鰯賣戀曳網』2005年/ 映画『勧進帳』1943年/ 映画『京鹿子娘道成寺』1955年

2014-05-15 | TVで 歌舞伎・能楽
 (東大寺聖武天皇祭 「法要」   2014年5月2日)



  『鰯賣戀曳網』2005年/ 映画『勧進帳』1943年/ 映画『京鹿子娘道成寺』1955年 (見た順)


 
 今月は東大寺、春日大社、春日大社万葉植物園、大和文華館、神戸など、私にして頻繁に出かけている。
 在宅の日。家事意外は、毎日のように図書館で調べもの。これが約三時間余。帰ってからも本を読んでいたり、テレビで映画を見て、機嫌良く遊んでいる。
 お遊びに忙しかったとはいえ、えらく長い間、ブログを書かずにいたものだと、我ながら驚く。

 久しぶりに記録をつける。
 しょっぱなは、喜多流の能楽『道成寺』  (シテ 粟谷明生  ワキ 森常好 )
 久しぶりに火曜水曜とテレビで歌舞伎を見る。
 やはり能楽も歌舞伎も楽しいわね!と心の底から感じた☆





『鰯賣戀曳網』2005年
 勘三郎さんのこなれた笑い屁の誘いと玉三郎さんのまじめに演じて笑いを誘う方法の両者の演じ方に、真の笑いとは何かを考えさせられた。
 この舞台も深い笑いだわ!と感心した☆

 映画『勧進帳』1943年
 映画『京鹿子娘道成寺』1955年
 まだわたくしが歌舞伎を見る以前の舞台…というか、生まれるずいぶ~~ん前の舞台。
『勧進帳』弁慶の表現の仕方が色々な場面で違いを感じた。
 六法をふる場面までこんなに違うのだなぁ~と、参考になった。
 


 データーは衛生劇場様より、お借りしました ▼

 『鰯賣戀曳網』

出演:中村勘三郎 市川左團次 中村扇雀 中村勘太郎(現・勘九郎) 上村吉弥 片岡市蔵 坂東彌十郎 市川段四郎 坂東玉三郎

三島由紀夫作、勘三郎と玉三郎によるファンタジックなお伽噺。

高位の遊女に恋をした鰯売りの男が、大名に化けて廓に逢いに行き大どんでんの末にめでたく結ばれるという楽しいお噺。作家三島由紀夫は歌舞伎に関して独自の見識を持っており、新しく書き下ろした歌舞伎作品も多く残している。「鰯賣」はその中でも人気のある作品で、十七世勘三郎の猿源氏・歌右衛門の蛍火で昭和29年に初演されて大評判を呼び、その後は勘九郎(十八世勘三郎)・玉三郎のコンビで上演を重ねてきた。おおらかで陽気な三島歌舞伎の傑作を、勘三郎の猿源氏に玉三郎の蛍火という人気のコンビでお楽しみ下さい。

(2005年/平成17年3月・歌舞伎座)


<映画>『勧進帳』
松竹歌舞伎アーカイブス~幻の映画~

本編尺:77分
製作年:1943年
出演:七世松本幸四郎 六世尾上菊五郎 九世市川海老蔵 五世澤村田之助 五世市川染五郎 二世河原崎権十郎 市川照蔵 松本錦四郎 二世市川荒次郎 初世市川たか志 十五世市村羽左衛門

昭和18年11月、12月歌舞伎座における五十日興行で、幸四郎、羽左右衛門、菊五郎の顔合わせによる幸四郎一世一代の「勧進帳」が上演された。この昭和歌舞伎最上のものとされる名舞台を後世に伝えるため、開幕から弁慶の引込みまでの舞台を完全に収めた。
当時、幸四郎75歳、羽左右衛門70歳、菊五郎59歳、この名優たちが織りなす舞台はこれこそ至芸というほかない。とくに七代目幸四郎にとって弁慶は最高の當たり役で、生涯を通じて1600回以上も演じたものである。富樫の名調子、義経の優雅と品格、弁慶の重量感、山伏問答の緊迫感、どこをとっても一分の隙もない「勧進帳」をお届けする。



<映画>『京鹿子娘道成寺』
松竹歌舞伎アーカイブス~幻の映画~

監督:萩山輝男
出演:六世中村歌右衛門

昭和30年、松竹大船撮影所で撮影された映像をお届け。

昭和戦後期を代表する女形のひとりとなった歌右衛門は当時三十八歳、まさに芸の円熟期に差し掛かった頃で、桜の木々の下、花びらの散る特設のセットで舞う姿を、鮮やかにとらえている。冒頭に河竹繁俊による解説がつく。







 みなさま、
 見て頂き、ありがとうございます^^
 感謝感謝でございます。
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能楽『道成寺』  喜多流    シテ 粟谷明生 ワキ 森常好

2014-05-14 | 能楽・狂言



  能楽『道成寺』  喜多流



 5月初旬
 録画再生にて、能楽『道成寺』を観ました。

 演じ方の工夫などの詳細をお聞きし、心が動き、
 舞台を拝見させて頂き、感動しました。




   能楽を観たいわ☆と、つくづく思いました。




 能「道成寺」 ~喜多流~
 シテ 粟谷明生
 ワキ 森常好
 囃子 一噌幸弘 大倉源次郎 亀井広忠 金春國和
 解説 高桑いづみ



 能楽「道成寺」には直接関係がございませんが、以前読みました絵巻物
 この絵巻物は昨年、京都国立博物館でオリジナルを観る事ができました。

『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「道成寺縁起 上・下巻」(続日本絵巻大成 13 中央公論社)

「道成寺縁起 上巻」








「道成寺縁起 下巻」



 

 



 






 皆様
 ご来場下さいまして、ありがとうございます。
 心より感謝申し上げます。



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『東大寺盧舎那大仏慶讃能』2014年〈連吟〉「青丹良」「養老」「網之段」「杜若」「船弁慶」「熊野」

2014-05-09 | 能楽・狂言


   『東大寺盧舎那大仏慶讃能』 2014年5月2日


 今年も東大寺慶讃能を楽しませて頂きました。

『東大寺盧舎那大仏慶讃能』は東大寺の盧舎那仏(大仏様)に、日本の伝統芸能・能楽を奉納するものです。
 東大寺慶讃能は、盧舎那大仏の造顕を発願した聖武天皇の御心を偲び、私たちも生きる楽しみを味合わせて頂くとアナウンスがありました(要約)


 東大寺(大仏殿前の鏡池・特設舞楽台)


     演目
 
 連吟
 青丹良

 観世流仕舞「養老」佐野和之
 観世流仕舞「網之段」山下麻乃
 金春流仕舞「杜若」佐藤俊之師
 金春流仕舞「船弁慶」金春穂高

 観世流能「熊野」山中雅志
    ほか

   『観世流謡曲百番集』「熊野(ゆや)」日本古典文学大系『伊勢物語』「八十四」 (東大寺慶讃能)

 

 



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『暫』1985年 『恋女房染分手綱~重の井』『俊寛』『雨の五郎・三ツ面子守』『伊勢音頭恋寝刃』

2014-05-08 | TVで 歌舞伎・能楽
(写真はカッパドキアの夜明け頃。一人で散歩中の写真。ヨーロッパから到着した一人旅の息子と合流し、ここカッパドキアでは三人で三泊した。)




   『暫』1985年 
   『恋女房染分手綱~重の井』
   『俊寛』
   『雨の五郎・三ツ面子守』
   『伊勢音頭恋寝刃』




 4月、『伊勢音頭恋寝刃~油屋・奥庭』を最後に5月になってからというもの、あまりテレビで歌舞伎を見る時間が無かった。
 5月に入ってみる事ができたのは、次の演目

  『暫』
  『恋女房染分手綱~重の井』
  『平家女護島~俊寛』
  『雨の五郎・三ツ面子守』


 先日のこと。
 三津五郎さんのインタビューと舞踊『三ツ面子守』を見て、なぜかしらん?涙が流れてきた。
 なぜかしらん?とは書いているが、理由ははっきりとわかっている。
 三津五郎さんの踊りもお芝居も好きだから☆ 
 
 本日、『恋女房染分手綱~重の井』を見て、芝居を見たという気持ちで、心満つ。
『恋女房染分手綱~重の井』のあと、1985年の『暫』を見て、役者さんたち皆さんの力強さに感無量。
 嬉や!うれしや!!

 出演者は次の通り(敬称省略) 
 市川團十郎 二世尾上松緑 尾上梅幸 市村羽左衛門 中村富十郎 中村吉右衛門 初世尾上辰之助 實川延若 片岡秀太郎 十三世片岡仁左衛門 十七世中村勘三郎 中村歌右衛門   
 なんだか懐かしいお顔ぶれで、心ときめく
 好きな役者さんのオンパレードだ。
 こんなにも重厚な舞台だったんだ^^vと、再度感じる。
 そして、ジーパンで歌舞伎を☆をうたいもんくにされていた頃の南座で初めて見た歌舞伎。
 この舞台よりも十年ばかり前から歌舞伎を見てこられた事に、今更ながら嬉しく感じる☆
 そして、今はいる事のできない多くの役者さんたちをテレビで見る事ができる時代にも感謝する。
 劇場(歌舞伎)に足を運んで、息吹を感じる舞台を楽しんでみよう。そのように感じさせる懐かしい舞台だった☆
 
 ところで、連休はなにかしらん?忙しかった私^^
 仁左衛門さんの舞台『義経千本桜~すし屋』を録画し忘れた。次回は22日。必ず録画しよう。
『義経千本桜~木の実・小金吾討死』は録画できている(はずので、近日中に楽しませて頂こうと思う☆


 


 『暫』

本編尺:56分
製作年:1985年
出演:市川團十郎 二世尾上松緑 尾上梅幸 市村羽左衛門 中村富十郎 中村吉右衛門 初世尾上辰之助 實川延若 片岡秀太郎 十三世片岡仁左衛門 十七世中村勘三郎 中村歌右衛門

戦後最大の襲名と言われた昭和60年の十二代目團十郎襲名の模様を放送。

悪人・清原武衝が善人たちを殺そうとするところへ隈取をしたヒーロー・鎌倉権五郎が「しばらく」と声を掛けて助けに現れるのでこの外題がある。扮装、化粧、演技いずれもが荒事の典型で、登場人物すべてに江戸の洒落が息づいている。江戸庶民を襲う災いや疫病、邪悪なものを神がかりの強さで抑え込む荒事の精神を初代市川團十郎が表現し、市川家のお家芸となった。團十郎の鎌倉権五郎に、二世松緑の武衡、梅幸の照葉、十三世仁左衛門の後見、十七世勘三郎の加茂次郎、歌右衛門の桂の前ほかでご覧いただく。

(1985年/昭和60年5月・歌舞伎座)



 『恋女房染分手綱~重の井』

本編尺:68分
製作年:2005年
出演:中村福助 中村児太郎 坂東亀三郎 坂東亀寿 中村七之助 坂東彌十郎

身分違いの母と息子の出会いと別れが描かれる、涙なくしては見られない「子別れ狂言」。福助と息子・児太郎の親子共演で、五代目歌右衛門以来の成駒屋の家の芸をお届けする。

武家に生まれた調姫は、未だ幼いうちに政略結婚のため父母に別れ遠国に行くのを嫌がっている。その姫を慰めた馬子の三吉(児太郎)も、元は武家の生まれだったが事情があって浪人した父と離れ、馬子としてひとりで生計を立てなければならない身の上だった。親の都合できめられた運命だが子供はそれをどうすることもできない。姫の乳母である重の井(福助)は、せっかく巡り合った息子の三吉を前にするも、忠義を優先して親子の情を押さえ込んでしまう…。


(2005年/平成17年12月・歌舞伎座)


 『平家女護島~俊寛』

本編尺:80分
製作年:2013年
出演:中村吉右衛門 中村梅玉 中村芝雀 中村歌六 市川左團次 片岡仁左衛門

絶海の孤島に残された男の悲哀。平家滅亡を企て鬼界ヶ島に流罪となった俊寛僧都と、平判官康頼、丹波少将成経は、流人生活に疲れ果てていた。しかし島に住む海女の千鳥と成経が夫婦となり、三人は日頃の憂いを忘れて喜び合う。そこへ都からの赦免船が到着し、三人の赦免が告げられるが、千鳥の乗船は許されない。悲嘆にくれる千鳥を見た俊寛は、自ら一人島に残ることを決意して…。
俊寛は僧侶だが政治家的な意志も強く、一方で都に残した妻や仲間への情も厚い人物。自分も都に帰り妻に会いたい。だが最後は死を覚悟して恋人たちを都に帰らせる。その心の移り変わりが短い間に描かれる近松門左衛門の名作。吉右衛門の俊寛、梅玉の成経、芝雀の千鳥、左團次の瀬尾太郎、仁左衛門の丹左衛門で。

(2013年/平成25年6月・歌舞伎座)



 『雨の五郎・三ツ面子守』

本編尺:36分
製作年:2007年
出演:尾上松緑 坂東三津五郎

松緑の雨の五郎と、三津五郎の子守、人気の舞踊作品二題。

「雨の五郎」は曽我物語の主人公として有名な曽我五郎を取り上げた長唄舞踊。春雨の降る夜、五郎は恋人の化粧坂の少将に逢いに大磯の遊郭へと向かう。艶やかなクドキ、豪快な立ち廻りなど見どころに溢れた作品。
「三ツ面子守」は変化に富んだ常磐津の風俗舞踊。赤ん坊を背に駆け出して来たのはあどけなさの残る子守の少女。おかめ、恵比寿、ひょっとこのお面を付け替え踊っては赤ん坊をあやし、恋する男女の様子なども踊って見せる。

(2007年/平成19年5月・歌舞伎座)


 
 『伊勢音頭恋寝刃~油屋・奥庭』

出演:市川團十郎 中村時蔵 坂東三津五郎 尾上菊之助 澤村田之助 尾上菊五郎

伊勢古市の遊郭にある油屋で実際に起きた事件を題材にした作品。

伊勢の御師(神官)福岡貢が、かつての主筋にあたる今田万次郎のために名刀青江下坂を捜すうち、なじみの遊女お紺をめぐる争いから多くの人を殺傷してしまう…。殺しの場面では、妖刀・青江下坂があまりにも切れるので、思わず殺人を重ねてゆく貢の白絣が、帰り血をあびて朱に染まっていくシーンは、凄惨美を充分に味わうことができ、この芝居の最大の見せ場となっている。

團十郎の貢に、菊五郎の万野、時蔵のお紺、田之助のお鹿、三津五郎の喜助、菊之助のお岸で。

(2001年/平成13年5月・歌舞伎座)



 




 皆様
 ご来場誠にありがとうございます。
 昨日は 548名の方にお越し頂いておりました。

 

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今年も柏餅味噌餡を頂く事ができました(*^-^*) 亀屋良長 名水「左女牛井」(醒ヶ井)

2014-05-07 | お出かけ


 

 
 柏餅味噌餡には目のない私^^
 



 連休
 子供のお土産で、今年も柏餅味噌餡を頂く事ができました(*^-^*)
 今年しょっぱなの味噌餡は、亀屋良長さん
 亀屋良長さんの味噌餡は、白いお豆たっぷりと白味噌
 なので、味噌餡は白目のお色でございます。
 子供の頃なれ親しんだ味噌餡は、申し越し味噌が多めで、味噌色も味噌味も濃いめ。
 ですが、ここ数年頂いていた柏餅の味噌餡よりも、なんだか懐かしくて親しみ深いお味の様な気が致します(嬉)
 
 亀屋良長さんはどこかしらん?と思いきや、これまた、堀校(堀川高校)の近くでした^^
 先日大神神社(三輪神社)の『春の大神祭後宴御宴能』で楽しませて頂いた煎茶道二條流の近くです。

 ところで、【さめがい】って用事が多く、子供の頃から父と度々行きました。
 深く考えた事は無かったのですが、醒ケ井って名水「左女牛井」(醒ヶ井)の名水で名高い地だったのですね。
 亀屋良長さんでも「左女牛井」(醒ヶ井)の井戸水を使われているとか…。
 亀屋良長さんの包みや袋などには、次のように書かれています。

   KAMEYA YOSHINAGA
    Kyoto Samegai
     since 1803

 おまけに住所は、油小路西入柏屋町

 この柏はどういう意味なのかは知りません。
 いずれにせよ、私の場合、味噌餡を大量に食べると五月がやってきたという気が致します。

 数年以上随分前から南座では五月大歌舞伎が無くなりました(涙)
 なので、昼夜を考えた場合、歌舞伎だけで柏餅味噌餡は二度食べ損ねてしまうという計算になります。
 ですが、そこは味噌餡の事。
 柏餅味噌餡を今月、いま一回は頂きたいがためにも、五月中にぜひ京都に帰らねばと考えております。

 あきもせで、毎年毎年たいそうに柏餅味噌餡を書いております失礼をお許し下さい。

 皆様、お付き合い下さいまして誠にありがとうございます。
 感謝致します

 
 柏餅味噌餡には目のない私
     とさりげなく?
     もう一度繰り返したい私
 
     めでたきかな、味噌餡
     めでためでたの柏餅










 昨日は553名の方にお越し頂いておりました

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2014年度 東大寺聖武天皇祭 「法要」   (7景+1) 舞楽と東大寺慶讃能の間に…

2014-05-07 | 神社仏閣・祭り



  2014年度 東大寺聖武天皇祭 「法要」   (7景)
  

 鏡池での舞楽は二時過ぎに終わります。
 午後三時頃から東大寺慶讃能が行われます。
 この休憩時間を利用して、私は再び大仏殿へと向かいました。

 大仏殿では既に法要の終盤を迎えており、ちょうどお経を唱えられてました。

 大仏殿前には僧兵の方々が左右両脇にいらっしゃいました。
 複数册で楽しみました絵巻物の世界を思い浮かべ、うっとりと致しました。

「法要」の様子を拝見させて頂き、
          日本って 素晴らしい~!☆
               と、痛感致しました。


 

 

 

 

 

 

 











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2014年度 東大寺聖武天皇祭 「お練り」   (10景)

2014-05-07 | 神社仏閣・祭り




    2014年度 東大寺聖武天皇祭 「お練り供養」   (10景)

 



 2014年度 東大寺聖武天皇祭 「お練り供養」の様子です。
 大仏殿へと向かわれています。
 鏡池の近くで拝見させて頂きました。

 東大寺聖武天皇祭 「お練り」は例年(雨天は除く)、舞楽(鏡池 舞台)の途中に「お練り供養」が行われています。
 

 
 かわいらしいお子たちですね。
 歩くお子たちや車いすのかわいい子たちがいっぱいいらっしゃいました。
 まばゆいくらいに愛らしかったです。
 お坊ちゃん、お嬢ちゃん、そして晴れ着姿の親御様たち
 青空がお子たちを祝福しているように感じました。

 

 

 

 

 

 

 

  

 


















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