乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

伊豆みやげ くさや 百間(ひゃっけん)やぶ椿 

2014-05-25 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


 

 仕事の打ち合わせかなにかしらで伊豆に出向いたこども
 お土産にくさやと椿オイルをもらいました。
 連休にも生のラム肉と鯉のぼりのような(笑)白ワインをもらったばかりでした。
 娘よ☆ありがとう!


 ところでわたくし「くさや」というものを始めて頂きました。
 これが思いのほかくさく無く、いやいや、程よいくさみで美味しいものでした。
 海鞘貝(ほやがい)のお造りよりも、わたくしにとっては食べやすいと感じました。
   百聞は一見に如かず(しかず)
      でございまする。
 
「くさや」は塩気は強く、一度に多くは頂けません。
 キーンと冷やした純米酒でもウイスキーでも美味しく頂く事ができました。
   八丈島の
      キョーン

「くさや」をつつきお酒をちびちびと頂いている最中に、今回は開口健氏ではなく、百間先生を思い浮かべました。
 なぜなら、娘も内田百間(うちだ ひゃっけん)が好きだからです。

 内田百間氏ならこの「くさや」をどのように表現なさるのでしょうか…と、想像致しました。
 そして全集の中から一冊選びました。
 しかし選んだ巻には「くさや」は載っておりません。
 もしその項が載る巻がございましたとしても、あくまでも想像の域を超えず百間先生を楽しみたいと考えておりましたので、これ幸いでございます。

 Wikipediaによりますと、「くさや」とは次のように書かれていました。
 魚類の干物の一つで、伊豆諸島の特産品として知られる。新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる魚醤に似た独特の風味をもつ発酵液に浸潤させた後これを天日干しにした食品。
 新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる魚醤に似た独特の風味をもつ発酵液に浸潤させた後これを天日干しにした食品。

 くさやの原型としては
 伊豆諸島では製塩のほかには魚などを獲っていた。釣った魚を江戸まで運ぶには塩漬けにして干物にするのがよいが、貴重な塩を大量に使うわけにはいかない。そこで島民たちは試行錯誤の上、塩水に浸しておいて干す方法を思いついた。浸すたびに塩水を取り替えたいが、塩は貴重なので、やむなく塩水を使いまわした。できた干物は一見傷んでいるように見えたが、食べたところおいしかったので、これが広まったという説がある。


 時間が無いので料理や食べる事が好きな割には食べ物の記録はできないわたくしですが、娘の土産で初めて口にする事ができた「くさや」でしたので、記録してみました。

 

 数日前、山椒の軸をとり煮ました。
 山椒は色々なお料理に使えますので、今一度500g(箱)を購入。
 これから茎(軸)をちょこちょことり始めます。
 冷凍をして手っ取り早く茎をとる方法もあるのですが、今年は時間をかけ心を込めって(笑)山椒第二弾に取り組みたいと思います。
 ここの所忙しく、睡眠時間が短いわたくし。
 時間が無くてんてこ舞いの時には、かえってこういった単純作業も良いのかもしれないですね。
 
 そして
 作業後には娘のお土産である伊豆大島限定販売の、ヤブツバキの種だけの生の椿油でいやしたいと思います。


   伊豆みやげ くさや 百間(ひゃっけん) やぶ椿
   百聞は一見に如かず
   いっけん百間 こりゃ発見


 

 



 みなさま
 おつきあいありがとうございます。


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五月連休には固いつぼみだったピンクのユリが、ただいま満開です。 (5景)

2014-05-25 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



 五月連休の頃、固いつぼみだったユリ。
 只今ユリが満開です。
 今は風にあたらないよう、
 少しでも花が長くもちますようにと
 室内で過保護に育て楽しんでいます。


 

 

 

 

 

 

 お付き合い下さいまして、ありがとうございます。











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『義経千本桜~木の実・小金吾討死』『義経千本桜~すし屋』→翌日も『義経千本桜~すし屋』仁左衛門

2014-05-25 | TVで 歌舞伎・能楽



『義経千本桜~木の実・小金吾討死』(当日放送)『義経千本桜~すし屋』(録画)を通しで見る。
 翌日、また、『義経千本桜~すし屋』を見る。
 通し狂言で見ると、『すし屋』は輝きを増す。
『すし屋』ラスト間もなくのこと
 竹やぶで逃れ待っていた維盛や若菜など三人をよぶための笛を吹く権太のリアルで痛々しい縁起に涙が流れる。
 ラスト、権太は笛の入っていた布袋を口にし左ほほにすりつける。ここで、涙は溢れ出る。
 今までの仁左衛門丈もすごかった。
 そして今回通し狂言という事で仁左衛門丈が今一度役者の名をかけて練り上げられた権太なのかもしれないと勝手に想像する程に素晴らしいと感じる。
 一層重厚さとリアルさを強調された仁左衛門丈の『すし屋』の権太であった。
 こんな舞台を劇場で見られたみなさまは幸せだろうと痛感した。




 


 『義経千本桜~木の実・小金吾討死』

本編尺:56分
出演:片岡仁左衛門 中村東蔵 中村梅枝 片岡市蔵 中村歌六 片岡秀太郎

周囲を困らせる腕白者の事を関西弁で「ごんた」と言うが、この作品の主人公・いがみの権太はその由来となった人物。小悪党だが愛嬌があり憎めない、そんな権太を当たり役とする仁左衛門がつとめ評判をとった舞台をお届けする。

「木の実・小金吾討死」の場は後に続く「すし屋」の伏線となる場面。平維盛の家来・主馬小金吾は、御台・若葉の内侍と六代君に付き添い、維盛の行方を捜している。そこへ小悪党の権太が現れ、善人を装って小金吾から金を巻き上げる。その後、大勢の追手に囲まれた小金吾は壮絶な最期を遂げる。そこへ偶然通りかかった権太の父・弥左衛門が小金吾の首を討ち落として持ち帰り…。仁左衛門の権太、東蔵の若葉の内侍、梅枝の小金吾、歌六の弥左衛門、秀太郎の小せんで。

(2013年/平成25年10月・歌舞伎座)


 『義経千本桜~すし屋』

本編尺:91分
製作年:2013年
出演:片岡仁左衛門 片岡秀太郎 中村時蔵 片岡孝太郎 坂東竹三郎 中村歌六 中村東蔵 片岡我當

情深い仁左衛門の権太、一瞬の間の悲劇が涙をさそう。
すし屋を営む権太の父・弥左衛門は、源氏に追われる平維盛を奉公人として匿っていた。しかし権太が訴人すると聞き、妹のお里が維盛を逃す。そこへ頼朝の重臣・梶原景時が訪れ、維盛の首を差し出すよう弥左衛門に命じるところ、権太が褒美欲しさに維盛の首と内侍親子を突き出した。怒った弥左衛門は思わず権太を刀で刺すが、実は権太は偽首と自分の妻子を引き渡したのだった…。仁左衛門の権太、秀太郎の小せん、時蔵の弥助実は平維盛、孝太郎のお里、歌六の弥左衛門、東蔵の若葉の内侍、我當の梶原景時で。

(2013年/平成25年10月・歌舞伎座)





 ご訪問いただき、ありがとうございます。



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