今日は昔からの虫撮り仲間、Tさんのメインフィールドである西多摩の公園に行って来ました。
私には初めてのフィールドだったので、ガイドをTさんにお願いしました。
もう10月に入ってしまったのでピークは過ぎていますが、私の行く場所よりはずっと自然が多く、手入れされすぎていないところが良いと思います。
しばらく里山を歩きましたが、昆虫達は確実に冬支度をしているように感じました。
特に目立ったのがアカボシゴマダラです。
ここ数年、関東でかなり目立つようになった蝶ですが、本来、奄美諸島のみにいる蝶なんです。
関東で繁殖しているものは中国から持ち込まれたものらしい…とのことです。(要注意外来生物となっています。)
幼虫の食草はオオムラサキやゴマダラチョウと同じエノキなので、将来的に心配ですね。
これがアカボシゴマダラの成虫です。
夏型のアカボシゴマダラです。 春型は名前にもある赤い星がありません。
この蝶は幼虫で越冬します。
次の写真は6年前の12月、群馬でオオムラサキの幼虫調査に参加した時に撮ったものです。
あくまでもオオムラサキとゴマダラチョウの調査だったのですが…。
3頭の内、左の1頭がオオムラサキ、右の2頭がアカボシゴマダラです。 OLYMPUS E-5 + ED50mm Macro + EC-14 ISO200 1/125 F11 (ストロボ使用)
(なんと、既にゴマダラチョウより数が多かった、と記憶しています。)
違いは背中にある突起の大きさです。(アカボシゴマダラは2番目と4番目の突起が小さいですね。)
この頃には北関東で繁殖していたんですね。
さて、今日の写真に戻ります。
アカボシゴマダラの1(?)齢幼虫です。(大きさは5~6mmと言うところでしょうか。) OLYMPUS E-M5 + LEICA MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
これは既に3齢くらいかな? ISO500 1/400 F5.6
オオムラサキも同じですが、この仲間は幼虫の顔が可愛いんですよね。(^-^)
もうちょっと正面から撮りたかったです。 ISO500 1/400 F5.6
面白い格好の昆虫がいました。
ヤマトシリアゲといいます。(名前そのままですね。)
昆虫ではありませんがこんなのも…。
子ダヌキの兄弟のようです。 OLYMPUS E-M1 + M.ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14 ISO320 1/250 F6.3
Tさん、ありがとうございました。
来年の楽しみが増えました。(^^)