MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

昆虫達は冬支度?(アカボシゴマダラ)

2016年10月04日 | 昆虫

今日は昔からの虫撮り仲間、Tさんのメインフィールドである西多摩の公園に行って来ました。

私には初めてのフィールドだったので、ガイドをTさんにお願いしました。

もう10月に入ってしまったのでピークは過ぎていますが、私の行く場所よりはずっと自然が多く、手入れされすぎていないところが良いと思います。

しばらく里山を歩きましたが、昆虫達は確実に冬支度をしているように感じました。

特に目立ったのがアカボシゴマダラです。

ここ数年、関東でかなり目立つようになった蝶ですが、本来、奄美諸島のみにいる蝶なんです。

関東で繁殖しているものは中国から持ち込まれたものらしい…とのことです。(要注意外来生物となっています。)

幼虫の食草はオオムラサキゴマダラチョウと同じエノキなので、将来的に心配ですね。

これがアカボシゴマダラの成虫です。

夏型のアカボシゴマダラです。 春型は名前にもある赤い星がありません。

この蝶は幼虫で越冬します。

次の写真は6年前の12月、群馬でオオムラサキの幼虫調査に参加した時に撮ったものです。

あくまでもオオムラサキゴマダラチョウの調査だったのですが…。

3頭の内、左の1頭がオオムラサキ、右の2頭がアカボシゴマダラです。 OLYMPUS E-5 + ED50mm Macro + EC-14   ISO200  1/125  F11  (ストロボ使用)

(なんと、既にゴマダラチョウより数が多かった、と記憶しています。)

違いは背中にある突起の大きさです。(アカボシゴマダラは2番目と4番目の突起が小さいですね。)

この頃には北関東で繁殖していたんですね。

 

さて、今日の写真に戻ります。

アカボシゴマダラの1(?)齢幼虫です。(大きさは5~6mmと言うところでしょうか。) OLYMPUS E-M5 + LEICA MACRO-ELMARIT 45mm F2.8

これは既に3齢くらいかな?  ISO500  1/400  F5.6

オオムラサキも同じですが、この仲間は幼虫の顔が可愛いんですよね。(^-^)

もうちょっと正面から撮りたかったです。  ISO500  1/400  F5.6 

面白い格好の昆虫がいました。

ヤマトシリアゲといいます。(名前そのままですね。)

昆虫ではありませんがこんなのも…。

子ダヌキの兄弟のようです。 OLYMPUS E-M1 + M.ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14    ISO320 1/250 F6.3 

Tさん、ありがとうございました。

来年の楽しみが増えました。(^^)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする