MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

ゴマダラチョウの脱皮(危なく失敗するところでした)

2018年06月02日 | 昆虫

10月28日の記事にアカボシゴマダラゴマダラチョウの脱皮を載せました。

(名前が間違っていました。 外来種のアカボシゴマダラではなく在来種ゴマダラチョウでした。)

この時は3齢→4齢でしたが、先ほど4齢→5齢(終齢)へ最後の脱皮を終えました。

でも間一髪、また私の不注意で脱皮失敗になる可能性があったのです。

まずは脱皮終了時の写真を見てください。

OLYMPUS E-M5 + M.ZD ED60mm F2.8 MACRO    ISO1000  1/100  F8

幼虫が乗っている葉の切れ端を、セロテープで止めてあるのがお解りでしょうか?

飼育中は3日に1回ほど、餌のエノキを新しい物に替えてあげます。

昨日の朝、幼虫が朝の食事を終えて休んでいることを確認した後、葉に載せたまま周りを切り取って新しい葉の上に乗せました。

ところが、この時は休憩では無く、脱皮の準備に入ったところだったのです。

こうなると脱皮まで1日以上動きません。

そうなると切り取られた葉は内側へ内側へ…と、幼虫を巻くようにに丸くなっていき…予想通り今朝起きた時には幼虫がミノムシ状態になっていました。

「ありゃ~、参ったな~。」

このままでは脱皮時に頭を抜くとき、持ち上げるスペースがありません。

こうなれば失敗覚悟で葉を開いてテープで押さえるしか無いと言う結論に達し、即実行。

その結果がこれです。(何とか幼虫に傷を付けずに出来ました。)

昼過ぎに行きつけのコーヒーショップでコーヒー豆を仕入れてきた後に覗いたら、丁度脱皮が終わったところでした。

やれやれ、なんとか上手くいって良かったです。

頭の前に顔の抜け殻がありますね。(昨年、頭の抜け殻を並べた写真を載せたので、覚えておられる方もおられるかも…。)

 あと3日ほどしたら、植木鉢のエノキに移動予定です。

 

話は全く別の所へ飛びますが、ベランダの植木鉢に水をやっていたら、隣室との隔壁にカメムシが…。

よく見ると腹に卵を抱えています。

一応1枚撮っておこうと思って、カメラを持ってくるとカメムシは影も形も無く、卵だけが20個ほど残っていました。

とりあえず放っておいたのですが、昨日見たら見事に全部孵化していました。

OLYMPUS E-M5 + M.ZD ED60mm F2.8 MACRO    ISO400  1/40  F5.6 (幼虫の体長は2mm弱でしょうか。)

名前を調べると『クサギカメムシ』と解りました。

なんともカメムシらしい名前じゃありませんか!(絶対に触りたくない名前ですよね。)

親はこんな感じです。

確かにカメムシらしいカメムシですね~。(2011年10月撮影 OLYMPUS E-P3   ISO200  1/125  F16)

実でも茎でも何でも食べてしまう害虫だそうです。

それでは私も「キンチョール、キンチョールっと…。」

近所の農家さんのために涙を飲んで、噴射~!!(笑)

 

今日もアカボシゴマダラの卵を探してピラカンサ池に行きました。(1個だけ見つけましたが、孵化するかどうか確率50%の雰囲気です。)

カワセミの出は、昨日より大分マシだったように思いますが、撮影していた皆さん如何でした?

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