「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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家族介護者は突然プロにならなくてはならない?!

2015-03-19 | ●介護回想(2015~)
単純に比較は出来ないものの
おおざっぱに言えば
車椅子介助のノウハウを身に付けるのと
認知症の行動傷害への対応を身に付けるのでは
やはり、行動傷害への対応のほうが難しいと思う。

認知症と診断されると

◯◯してはダメ
◯◯してあげてください

と言われる。
いきなり女優にならなくてはいけないらしい。



××した時は◯◯すると落ち着きます

その通りにやってみる。
効果なし!

家族介護者はど素人デス。
専門職のアドバイスがたよりで、その通りに対応してみたのに効果ながないときの挫折感はハンパない。
そして介護者は落ち込む
どうして私は上手く出来ないんだろう……と。

私が介護を始めた時は、美談本が主流だった。
医師の書いた本も、こういう人は痴呆になりにくい……的なものばかり。(母の認定後少しして痴呆から認知症に変わった)
あまりに優しく介護する話ばかりで
自分は人としてどこかおかしいのか?と思ったくらい。


上手くいかないと言っても、相手は病気なんだからあなたが対応しなきゃ……と言う保健師がいたっけなぁ
あなたの対応方法が間違っているとネットの相談ページの専門家にバッサリ切られたこともあった。切ってもいいけど、だったら正しい対応を教えてよ!


上手くいかないことのほうが多い
思わぬ反応が返るのが当たり前
女優になるなんて家族は難しい
イライラしたり、怒ったり、そんな毎日優しくなんて出来なくて当然

これくらい言ってくれた方が介護者は安心して介護出来ると思うんだけど?
介護者が精神的ダメージを受けちゃったら被介護者だって不幸だし。


今は地域包括センターがあり、認知症への理解も以前よりはよくなっているはず。
頑張らない介護……とうい言葉もあるし、ケアする人をケアしましょという空気もあるから変わってきていると信じたいけど、自分に関して言えば、10年前も最近も、使える支援はさほど変わりなかった印象。
介護者って横の繋がりが必要なんだけど、それが一番できにくい。

どうにかならないものか?……ならないものか?……ならないものか?……ものか?……ものか?……か?……か?…………
……と思いながら介護は終った。