「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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介護のための嘘

2017-02-21 | ●介護回想(2015~)
ある冊子に認知症介護のコツとして

正論で「説得」しても認知症患者には通じないが、「納得」してくれればうまくいく。そのための方法は、簡単に言えば「嘘をつく」ことだという話が載っていた。

それをその筆者(介護の専門家です。お名前とか忘れました、ごめんなさい)は
「寄り添う嘘」
と表現していた。

ようするに嘘も方便ということだけど、
嘘も方便はなんとなくトンガって聞こえるけど、寄り添う嘘は丸くて優しく聞こえる。


その例として

デイサービス拒否する元教授には、大学からの迎えだと言い、スタッフはみんなその方を先生と呼ぶ。するとその日からデイサービス拒否はなくなった。

会社に行かなくては……と徘徊する夫には、今日は日曜日だよ……と言うことで納得させる。

等々が紹介されていた。

頭ごなしにダメ!と言うと逆効果なのは介護経験者はみんなよく知ってる。
嘘も方便方式は対処法としては、唯一なのではないかとさえ思う。
それを「寄り添う嘘」と表現するのはヨイことかも?


実際にその寄り添う嘘を実行する時は

そこに書かれているのは成功例で、このままどの認知症にも効果があるわけじゃないことを心に止めてておくことでしょうか?

これで徘徊を止められる~なんて喜んだら、うまくいかず100倍落ち込むことになってしまうもの。

下手をすると、あなたのやり方が悪いからだ……なんて言う人もいるから。

私も幾つも試した。
そして失敗した。

タクシー呼ぶのでちょっとここで待って……
といえば
自分で外で拾うと言って待ってはくれなかったし、
出掛ける前にお茶でも……
といえば
そんな暇はない!と機嫌が悪くなってしまったし

簡単ではないんですよね。

そして思わぬコトが徘徊抑止になることもあり、それが見つかるかどうかは運を天に任せるしかないのかも?
(見つかっても効果が継続するとも限らない)


たまに

こうやれば絶対大丈夫!みたいに言う人もいる。

そういう言い方は危険デス。
絶対なんてない。

介護者をぬか喜びさせないでくださいね。