「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

99のnegativeと1のpositive

2017-04-10 | ●介護回想(2015~)
4/7のほぼ日手帳には

「~前略~
ものごとは、100件あったとすると、99件は、厳しい、たいへんなことです。
でも、ひとつくらい、ああよかった、しあわせだった、みたいなものごある。
その1個を心のボケッとの中に入れて、進んで行く。それしかないんじゃないですかね。」
(三浦純一院長が『福島県須賀川市公立岩瀬病院のこと。』の中で)

という言葉が載っている。


でもなぜか人は
99のnegativeをよく思いだし
1のpositiveは忘れがち。

なぜ
negativeな方にばかりアクセスしてしまうのだろう?
脳がそういう構造をしているの?

もしかして、negativeはとっても開きやすい引き出しに、一目でわかるような形状で無造作に放り込まれ、
positiveは大事に大事に
どこか奥深い特別区の引き出しに鍵をかけてしまいこんでいる?

もし、そうなら、
奥にあるその大切なpositiveな記憶は、認知症になっても失われないのかもしれない
……なんてちょっと考えた。

だけど認知症ゆえに、
引き出しの探し方を忘れたり
開け方を忘れたり
もしくは、見つけてもそれをうまく言葉にすることが出来なくて

外から見れば
全部忘れちゃったんだね…………と。


母にも残されていたのかな?1のpositiveな記憶。
そうであってほしい。そうならいいな……と思いながら

娘であることさえ、早々に忘れ去られた私っていったい………

これ以上考えるのはやめておこう。




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2 コメント

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こんばんは(^^♪ (あんず)
2017-04-12 00:09:23
母の様子を見に行きますが、
母は、とても元気で、陽気で、
それなのに、私は、母を看ることが出来ず、
なさけなーい気持ちで帰ってきます。

寂しいんだろうな~と、思ったりしますが、
家にいても、同じかも、、、いや、それ以上に寂しい思いをさせてしまうかも、、、とか、、、
私は、まだ忘れられては、いないようですが、
その時は、来ますよね。。。。
それでも母は、元気で明るく過ごすのかな?

ごめんなさい、訳の分からないコメになってしまった。

いずれにしても、自分を責めても始まらない。
母からもらった命を、母に教えてもらったすべてを、
しっかり前向きに活用して、生きなければ、
そんな風に感じています。
それが、私の懺悔かなぁ。。。。

ほんと 泣けてきますよ。
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あんずさんへ (ビゴ)
2017-04-12 13:47:40
お母さん、元気で陽気で……。それはきっといいことなんですよ、多分。
うちの母も、ガッツリ抵抗しながらもデイサービスにいった先ではすっかり馴染んで昔からそこにいる人みたいで……。
私は勝手に、半ば無理矢理?にデイに通わせてるけど本人馴染むんだからいいんだ……と思うことにしてた。

母は介護度2くらいで私を妹と思ったりしてて、そんな人はまわりには他にいなかったから私にとってはかなりキツイことで、
施設に入れたら……というまわりのアドバイスも、離れたらもっと激しく忘れられてしまうという不安があってnoといい続けてた。

うちの母みたいな忘れ方は特殊じゃないのかな?
あんずさんの母サマはそんなことにはならないよ、きっと。
ただ、意思の疎通が難しくなるんだと思います
それでも、家族のことはそう簡単には忘れないって、私のまわりの介護職さんは言ってたし。(私に言わなくてもいいのに……と思っていたけれど)

わたしは仏壇守り。
最後の役目。これだけやってればもういいだろ……なんて思いながら。
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