「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

藁をもつかむ思いでつかんだら、それはやっぱり藁である?

2015-12-04 | ●介護回想(2015~)
助けがほしくてほしくてほしくて
もうグダグダになって、藁をもつかむ思いで
やっとたどり着いた相談窓口。

私の場合
その窓口は……助けにはならなかった。

藁にすがれば当然溺れる。

冷静に、よく考えて対処したものは納得してから動いてるからそれなりの結果を得られるんじゃないのかな?
でも、藁をもつかむ思いって時は切羽詰まってるんで、とりあえず~~~~
で、結果もよくない。
そしてまた落ち込む悪循環。


一番最初にすがった藁、私の場合、市役所だった。
もちろん藁とは思ってない。
もっとしっかりしたもの、絶対溺れることはない。
救ってくれるはずと信じてた。

市役所に相談してうまく事が進んだ人もいるはずなので、私は運が悪かった?
たまたま対応した人が…………藁だった?

ゴールデンウィーク前に相談の電話をかけ、会って話しましょうということになったけど、相手の保健師は、ゴールデンウィーク明けでいいですか?……と。
ああ、世の中はGWだったんだ……と思い、もはや相談の日が数日後になっても大したかわりはないし、OKした。まあ、仕方ない。
それよりも会って話したその内容は
認知症はこういう病です……という啓蒙パンフレットの説明。
違う、違う、そんなことは分かってる。
受診出来なくて困ってる!なにか知恵をくれ~~~~……だったんだけど。

居宅事業所に最初からすがっていたらよかったんだけど。
無知だった。
受診して介護認定受けてからお願いするのが居宅事業所だと思い込んでいた。
結果的には、居宅事業所の助けを得て受診したんだけど、そこまでたどり着くのに、最初の市役所から半年くらい掛かってしまった。

その間に認知症を診てくれる病院の家族相談(私だけ)にもいったけど、どうしても受診が難しいなら、連れて来やすくなるまで待つのも方法ですと言われまして…………ほんと、落ち込んだ。
それまで一人で徘徊と向き合えと?
もうエネルギー切れた、あの時。

今思うと凄い理屈。
連れて来やすくなるまでって、進行するまで待てば?ってことでしょ。
(言ったのは医療ケースワーカー)

うまくいかないときはこんなものか?
藁ばかりつかんでしまったらしい私。よほど日頃の行いが悪かったか?


よく、介護事件などあると関係者が
「SOSを発してくれれば」というけれど

発してもダメな時はダメ。発したら必ず助けてくれたのか?
と思ってしまう。

市役所窓口は案外簡単に
「そういう人を受け入れてくれる所はない」と言う。
施設関係者もよく言ってた。
「ないと言う前に一度自分達に相談してほしいのに」と。

藁をつかまないためにも、元気な時に、平穏な間に、情報をしっかりチェックしておくのが大事なのかもしれませんが、人間、そう上手に生きられない。

今は地域包括センターがあるので
そこが上手く機能していることを願うばかり。





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビゴ様 (mitu)
2015-12-04 22:37:53
こんばんはー。
皆さんがビゴさんのブログ読んで欲しいなー。
私はずーと介護に流されて来たようなもので何とか現在に至ってますが、母の時は認知症に関した話は余り聴きませんでしたと言うか家の中にソット仕舞っていたのでしょうね。

母の時はご近所さんの力を貸したもらいました。
徘徊して姿が見えなくなると皆さんに探すのを手伝って貰いました。

まだ包括センターは有りませんでした。
10年間もケアマネさんも着けずに良く過ごしたなーと今になったら思います。

主人の場合は倒れて2ヶ月目からリハビリの病院で、
何がなにやら解らないうちに主人専属のケアマネさんが付きました、

障害認定1級を取ってくれる手続きをしてくれました。
病院によっては何も看てくれない所も有る様で、
此の手帳のお陰で、タクシーチケット3万5千円分貰うことができます。私は両膝に人工関節を入れているので
3級で1万8千円です毎年です1度貰った級は変わりません。

知らないと損する事が沢山有りますね。
此方から言わないと何もして貰えないのがお役所です、


友達のご主人は内よりは軽いですが、何も看てくれなかったそうで、手帳も貰ってません。

主人の姉が認知症に入り初期ですが其の娘が、おばちゃん助けてと言って来ました、

家が離れているので、先ず包括相談窓口に行き
相談の乗ってもらうようにと話をしたら、
病院も紹介した貰いケアマネさんも探してくれるといい喜んで貰えました。

大抵は市役所の藁で溺れますものね。困ったものです。

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mitu さんへ (ビゴ)
2015-12-07 12:22:14
10年もケアマネなしは色々と大変だったでしょうね。
頭が下がります。
ケアマネがいれば、とにかく何かあれば連絡出来るという思いだけでも心強いですもん。
それもなかったら…………キツイ……(T_T)

うちも、昔から住んでいた町でなら、母がいない~~~~というなった時点でご近所さんの力を借りれたし、そもそも、私がいないことに気づく前に誰かが見つけてくれたでしょう。狭い町だし。
でも引っ越し組みだし……。
だから、徘徊に関してはあの町にそのまま住んでいれば……とよく思いました。
(それ以外は今住んでいるところのほうが便利)

mituさんの体験談を読むとつくづく介護はその時に誰と出会うかでその先の運命も決まる……そんな要素が大きいなぁと思いました。

助けが必要な人たちみんながよい出逢い出来るといいですね。
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はじめまして! (にのみや あきら)
2016-09-02 11:18:01
初めまして。僕の詩を読んでいただきありがとうございました。我流で、拙作ですが、よろしくお願いいたします。
毎日一篇、午前10時前後に投稿しております。月曜日に駄洒落詩集、金曜日に短詩集を投稿しております。また、最近、私の詩の解説も始めました。併せてご覧ください。よろしくお願いいたします。
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にのみやさまへ (ビゴ)
2016-09-02 16:46:18
わざわざのコメントありがとうごさいます。

毎日一篇ってすごいですね。
なかなか出来ないことだと思います。

こちらこそよろしくお願いします。
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