「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

介護虐待

2016-11-06 | ●介護回想(2015~)
ちょっと前、介護虐待はなぜ起こるのか?というアンケート結果が記事になっていた。
数字は忘れたけれど
人手不足
仕事がきつい
といったことが原因の上位だった。
(アンケートは介護職の人にきいたもの。質問文や複数選択なのかといった細かいことは不明)

とくに分析もなく、結果を載せただけの記事。

なんだこれは?大変な仕事で人手がないから虐待が起きるのは仕方ない……というわけ?
と、瞬間思ったわたし。

間を置いて
だから介護の職場環境をよくしなくてはいけない……といいたいのかしら?とも思った。


介護はキツイ仕事。お給料も安い。それはよくわかっている。

でも仕事。

普通に考えたら、careしている相手を虐待するくらいにツライ仕事と思うなら無理して続けることはない。


キツくて安くて人手がない仕事は介護だけではないはず。
でもたまったストレスを、お客さんとか取引相手にぶつけるなんてことは普通はしない。
そんなことをしたらこっちの身が危ないから。首になりたくない。

デパートで働いていた。
無理難題いってくる客はいる。出来ないサービスだと伝えても聞いてくれない。
こちらはひたすら申し訳ありませんと頭を下げる。
コノヤローと思ってもあやまる。

介護は人の命に向かい合う仕事だし、私のしていた仕事と単純に比べられないけど
虐待するのは
相手がもの言わぬ(言えぬ)弱者だから……と思う。
反撃してこない
騒がない
他のスタッフにも家族にも告げ口しない

多くの介護職の人々は
疲れていても、腹が立っても、(相性もあるし人間だしイライラすることは絶対ある)
虐待にまで及ぶことはないはず。

介護環境がよくなったとしても
虐待するような心の持ち主には関係ないんじゃないのか?


介護中に事件が起きても(それは多分コケてお尻打ったとか大きな問題とはならないレベル)認知症者はなにもわからないから、何もなかったことにしている
という話をネット上で読んだことがある。(どこまで本当かは不明)

うちもショートステイで骨折したけれど最初は認めてくれなかった。

その一方、小規模多機能では
転びそうになってギュと手首をつかんだのでもしかしてアザになるかもしれませんと、わざわざ電話連絡をもらったことがある。
夕方には帰宅するのにもかかわらず。


家族は介護の素人。
ちゃんとしている頃の親や配偶者を知っているからこそ苛立ちがあり、思わず……ということはある。
他に誰もいなければそれがエスカレートすることもあるかもしれない。
家族による虐待と介護職のそれは質が違う?
どうだろう?

私たち家族が煮詰まってると介護職の方たちは
認知症のせいだから……と諭してくれる。
(それはわかってるけれど……と思うのが家族)
そういう割りきりが出来るのは仕事だからで、他人だからで、ケアが必要になってから出会ってるからで……
それでありながら、仕事がきついという理由で虐待までいくもの?

介護虐待はなくならないのかも……

自分が認知症になったらされちゃうんだろうな~~~~とふと思う。
文句言う人いないし。

母は70そこそこで発症したからその前にどうにかなっていないとマズイ?!


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
案山子さんへ (ビゴ)
2016-11-17 12:43:05
三方六はいかがでしたか?何味かな?

コメ読んで思わず
片付けしてくれる弟さんがいらっしゃるなら、それに甘えるのもありかも?と思ってしまいました。
介護を平和に継続するため弟さんに一つの役目として片付けを担ってもらう。
そんな介護があってもいいのかも?
自分で片付けるのって、すごく情けないですもん。悲しいですもん。
このさい片付けてもらいましょう~~~~

と、勝手に思ってしまいまして、気を悪くしたらごめんなさい。
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Unknown (案山子)
2016-11-13 07:51:14
ビゴさんありがとね

私 年に三回ばかり大爆発が起こり ビゴさんとは違い壊れ物 片付けは弟 ホントに情けない後悔はわかっているのに でも 次の日には何とかまた 日常に
でも もうクッションにします

父を誤嚥性肺炎にしたのは 何とか力を付けさせたくて 無理やり食べさせた私 なのです 後悔する場面ばかり 多分 みなさんそんな想いを心に置いているのでしょうが
こちらも初氷が張ったり初冬の気配です
とぼとぼ 自分を励まします
あっ 明日 久々生協で三方六が来ます 楽しみです。
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案山子さんへ (ビゴ)
2016-11-12 19:53:38
私は壁にものを投げつけたり、母のいる方向にクッションなげたり……たくさんのイライラを表に出していました。
ただ、理性はまだあったので、投げるものは壊れてもいいもの、壁に当たっても壁がダメージ受けないものを投げつけたし、母のいる方向だけど母には当たらないようになげ、もし当たっても怪我しないクッションを投げてました。
だからまだ大丈夫と思ってかいごしてました。
結局、あとで拾いにいく自分がとても情けなかった。
ただそれは虐待とは違うとは思うんです。
いじめたいわけではないから。
腹が立つけど、それは切なさとかなんで認知症なの?!みたいな悔しさからきてるというか……。
母を傷つけたいわけでもないし、介護は辛いけど終わってほしいけど、死んでほしくなんかなかった。

おわった今、後悔は一杯ある。
自分の介護が下手だから誤えん性肺炎にしてしまった……と思うし。
でも、やれることはやった……とも思う(思いたい?)
複雑です。
まだ色々悲しいです。

昨日まで、雪が溶けてまた秋の風景と思ってたら、夜かるまた雪ご降りだして……冬です。
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Unknown (案山子)
2016-11-08 14:32:12
五年程前 両親が同時期 認定を受けました
老いが受け入れられず 日中ほぼ自分一人、田畑の事 噛み合わない、物足りない会話、ノータッチの義妹 常に悲しみと怒りが自分にあって 暴言や優しさが足りなかった。気持ちを抑える事が出来ない幼稚。そんな自分が親達の老いを加速させてしまったと思っています。後悔ばかり。
仕方なかった、とも思ったり
こんな自分は介護には向いていない と思います。とてもプロにはなれない。
虐待問題のようなところまでいかなくともいつも穏やかに差別なく接する自信はない
たまのボランティアがいいくらい
ストレスから虐待する人は不適格者 でしょうね
辞めた方がいい
と思います。
介護は自由はない 身体も心も重い けど 支えだし有り難い時間

やがて私も自由になってしまうだろうけど 自由なんていらない と思う自分が見えている 今 どんなに頑張っても後悔ばかりの自分しか見えない。なんか ごめんなさい 脱線だね 虐待、暴言ストレス発散する位なら 辞めましょう という提案でした

もう 終わったと思っていた 月のモノが この前兆はもしかして、、と感じていたら 一年三ヶ月振りにやって来た
自分用はとっくにない、、、ばあ様のは大小様々お陰様です。イライラクヨクヨも更年期のせいにします 風邪
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