「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

無関心

2008-06-29 | ▼ユルユル日常
介護のことではないんですが…

以前からのおつきあいのある方は、私がひきこもりの従妹の話を書いたのを記憶されているかと思います。

簡単に書きますと…
20歳を過ぎた頃からひきこもりの従妹はすでに30台半ばになろうとしているはず。
私がそのことを知ったのは彼女が28くらいの頃。
ネットで調べたり、友人が知り合いだった登校拒否の支援活動をしている方にアドバイスをもらい、従妹の住む街の保健所やら区役所やらに問い合わせて、とにかく両親が相談にいくようにと……(同居してない従姉の私が相談しても家庭訪問などはして貰えない)
でも、叔母夫婦は相談には行かず「もういいから」と…。
相談なり受診なりするからもういいよ…なら安心だけど、そうじゃなくて、「あの子はもうダメだから」とか「親がいなくなっらどうにかするでしょ」という言い方で。

ポストにさえいけず、被害妄想まで出ている娘を放置していることが信じられなかった。
ひきこもりについて調べたり、本を読んだりしてる様子もない。
親として、なんかヘン…と思っていた。

そして先日、ラジオの人生相談で、中学生の息子(相談者は男性、再婚相手の連れ子)が障害をもっていて(アルファベット四文字で言ってたけど忘れました…。行動に問題がある。落ち着きがない…というような)普通の高校は難しいだろうと言われて、行動にいろいろ問題が出ている、どう接したらよいのか?という質問をしていた。

相談者は「あなたはナルシスト、母一人子一人で頑張ってきた二人を受け入れる自分に幸福感を持ってるだけ」……みたいなことを言われてた。
つまり、その息子さんにホントは関心がないんですよと。
ちゃんと向きあってたら、暢気に「普通高校は難しいと言われて~」なんて言ってないで、息子さんへの接し方も今後の道筋もちゃんと考えていると。

「何もしないのは関心がないから」だと。

これ聞いてて、従妹のこと思い出してしまった。
叔母夫婦が何もせずに時を過ごしているのは、実は、娘である従妹に関心がないからなの?!

二十歳を越えた娘が家から出られない。人との付き合いも一切断ったまま。
普通なら将来のことを心配するはずで……。
両親揃ってて何してるの!って、周りの親戚もちよっとムカムカしてるくらいで。
娘のことを考える余裕がないほどに生活が大変だったとも思えず……。

なぜ?なぜ?治療させようとしない?
それは関心がないからなの?

…となると……この先ずっとこのまま?

そして叔父は小脳変性症を発症してしまった。娘のことを考える余裕はますますなくなった。
………で、どうなるのか…
順番だと親が先にいなくなる。
……どうするのか…

なんでで私が悩まなきゃならないんだろ。悩んでも私には何の力もない。
そこを突破して従妹のことに責任を持つほどの勇気も余裕もない。

思い出すと、考えるとタメイキ。
私には従妹の扶養義務はないけど………従妹には弟が一人いるけど…………。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無関心かぁ。 (まあこ)
2008-06-29 17:18:25
先日のまりさんとママさんとのデートは楽しかったみたいで良かったですね。
しかもとても気持ちの良い対応してくださる場所でなお良かったですね。


無関心の話しですが私の友達にも子供が歩けない喋れないでいるのに大して病院にも連れて行かず原因がわからないまま普通学級に入れてくれないからと養護学校へ入れているのですがご主人も無関心だしご主人の親に至っては家の孫じゃないと汚いものを見るようで辛いと友達は言っているけどその前に多分普通ならあちこちの病院に行くのでは?と言いたいけれど愚痴だけを言っている友達も無関心なんだなぁ。と思いました。

回りの方が辛くなりますよねぇ。

従妹さんもきっかけがあるといいなぁ。とは思いますけどね。

そういう私も端から見たら引きこもりに見えるのか?と思ったりします。
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ダブルバインド (トラコ)
2008-06-30 04:13:09
無関心と言う言葉で思い出した単語です。
ネット検索をしてみると、用語の説明文が幾つかあるので、もし良かったら見てください。

主に家庭内で子供が家族から矛盾する扱いを受けているケースから、疾患に繋がる状態のことを表していて、
例えば、一見愛情がある風情で接してくれるようにみえる両親から、無関心な反応が感じられるとすると
子供は愛情そのものについて、矛盾した形で受け入れてしまい
矛盾を抱えたままで、生活を続けていると
やがては心が病んでしまう。

と言うものです。

おば様家には家族カウンセリングでの対応が必要なんじゃないかな…って思います。


ごめん(__)ちょっと( ̄q ̄)zzz寝ます。

つづく…
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つづき (トラ子)
2008-06-30 08:14:56
おはようさん、

無関心、という意味では、ビゴちゃんは無関心じゃなく
私も無関心じゃないわけで・・

うちも引きこもりではないけど従姉にはいまだに原因が特定されないまま、若年性アルツハイマーといわれている症状があって

もう今は意思の疎通も難しいじょうたいになって
ねたきりです。

ただこの場合、徐々に介護対象者になってしまったことから
うちがお世話になっていたケアマネさんに担当してもらったり、
介護先行者だった私の言葉に、叔母が耳を傾けてくれる局面もあったりで
なんとか関与できる形だったけど

お体に異常のない引きこもりという状態の場合
学齢時なら学校の先生などを通じての関与が期待できるけど
大人だと・・・関与できる人がいないってことになるんだよね。

夕べ書いたけど
だからこそ、家族ぐるみのカウンセリングが必要なんだけど
家庭内内部告発が必要になるわけで

誰がその役割をするのかといえば、ほんとに、他人には権限がなくいないんですよね。

だから、無関心ではないけど手が出せない、手が打てない、ということにもなるし

大人の引きこもりって、多いようなのだけど把握もできてないというのが本当のところだと思うわ。

お住まいの地域の民生委員さん
(住所地を言って市役所で教えてもらうか、叔母様のお家のご近所の方に聞いてみれば、わかる)
にお家の状況としてお知らせしてみて、相談するというのが一つの手立てではあるけど

それにかかわる余裕が、ビゴちゃんにあるかな・・と思うと
負担多くない?(/_;)

弟さんと、お話しできないかな?
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まあこさんへ (ビゴ)
2008-06-30 14:33:02
そのお友達も…そうだね…なんか、「無関心」ってことになってしまうのかな~と思わせる事例だね。

普通に考えると、子供の将来考えたらじっとしてられないのが親だと思うけど……。

うーーーん、じれったいです。

まあこさん自身から「ひきこもりかも」なんて言葉が出てビクッリだよ。
ちゃんといろんな人と関わりを持っているしそんなことはないでしょう
でも、私は失業してて、履歴書書くのが苦痛になって、当然昔の友達に会えば「何してるの」ときかれるのから、人に会うのがものすごーーーくイヤだった時期があり、あちこち体も不調も出たので、思う返せばプチ引きこもりみたいなもんだったかな~と思いあたるところはあるだけど、
従妹の場合、何しろ、買い物にも行けないし、人混みの中に出るとすごく疲れるらしいんだ。
隣のオジサンが自分をいつも見てるなんて被害妄想もあるし、
バスにも乗れないの。
コレ一点だけでも病的な感じがするので、なぜ親貸せ「受診」って思わないのか……ワカランです。

家族がそろっていながら無関心が原因だとしたら従妹はあまりに不幸だな…と思うのだけど…
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トラコさんへ (ビゴ)
2008-06-30 14:42:44
ダブルバインド…初めて聞きました。
なかなか難しい説明がいっぱい載っていた。二重拘束と日本語になってますね。

家庭内部のことはよくわからないけど………
叔父はクセモノかもしれません。(推測も入ってる)
ここでは書きませんけど、その辺が従妹の心に影を落としている可能性はあると思う。

彼女に手紙を書いた時、少しでもいいから何か信号を…と期待したけど、まったく音信不通で、もしかすると、彼女は私がひきこもりのこてを知ってしまったと気づいて避けているかも…と思う。

私には札幌まで行って彼女の家を訪ねる勇気がないです。
「もういい」と言われたのにこれ以上関わるのもコワイです。
何かあった時に「ビゴが余計なことをするから」といわれるかもしれない…なんて思ったりして。

弟くんとのコンタクト…こっちで相談していた友人にも言われてはいるんだけど…
小さい頃は子守もしたけど、彼とは年が離れているし、同性でないということもあり、接点が皆無になってしまったので、もし彼に連絡取ろうとしたら、叔母経由なってましうので…それもまた難しいところ。

それに彼もね…転職をくり返すという、今ひとつ安定しない状況で…

カウンセリグ、絶対必要だよね。
叔父の発病があって、なんだかその辺も追求しにくくなってしまったし…
無理して家建てて姑と同居して…潜んでいた病理がそこから大きく表に出てきたような気がするわ。
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一昨日から (namida)
2008-06-30 21:12:31
こんばんは~。

おとといから、コメントしようか考えてたんですが。
ひきこもりの従妹さんのお話。

親御さんが無関心に見えるというのは、悲しいことですが、どことなくわからないでもない部分もあります。

わたしの娘は今は元気なんですが、この2年ほど原因不明の病気(足の痛みと咳)に悩まされていて、どこの病院にいっても「原因はわからない」とされ、全然治らず、結局「精神的なものだろう」ということになっていたのですが、その間学校もいけないし、子どもは苦しんでいても、わたしは何もできないしで。

だんだんこちらが「わたしのせいなの?」みたいな被害妄想になってきて、病院にも行きたくないし、学校の先生にも会いたくないし、友達にも会いたいと思わないような、自分の方が引きこもり的になっていたんですね。

なんていうか、無気力?

「子どもがおかしいのは自分のせいなんじゃないか」
という罪悪感は、長引くと気力を失わせ、やがて責任転嫁と自己正当化になってく気もします。そうでないと自分自身が生きてけないから・・・。

従妹さんのご家族のことは、もちろんわたしには何もわかりませんが、子どものことで相談した精神科医の友人は、「こどもが引きこもると親も一緒に引きこもるのがものすごく多いんだ」と言っていました。

親の引きこもりというのは、一応の社会生活はしていても社会や他者に対して「心は閉じている」ってことなんですが。

まあ、確かに自分はそんな感じではありました。
そして、「親が引きこもっては絶対だめ!何かしろ!」と怒られました。

「子どものために何かしろ」じゃなくて「自分のために何かしろ、動け」という意味なんですけどね。
けっこうパンチのあるアドバイスでしたよ。

従妹さんに付き合ってきた叔母様も(おそらく周囲や世間体との折り合いのために)相当精神的に疲れ追い詰められた結果、その生活がパターン化して無気力無関心になっておられるのでは?という想像もします。

従妹さんの引きこもりのことは、ちょっと置いておいて、もし可能であれば、叔母様自身のお話を聞いてあげることから、少しづつ接近をはじめるという手段もあるのかなと、僭越ながら思いました。

ビゴさんのこと何にも知らないのに、見当外れで余計な口をはさんだかもしれません。
何かヒントになれば・・・








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昨日だ! (namida)
2008-06-30 21:16:55
一昨日じゃない、29日は昨日でした!

すいません(笑)
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namidaさんへ (ビゴ)
2008-07-01 12:03:34
なるほど!なるほど!デス。

私の心の中に、もしかすると叔母は……というようなモヤモヤした感覚はありました。
それがnamidaさんの話で、ストンと落ちました。

相談するというのは娘のことを表に出すことで、それは自分の家庭の恥、母親としての自分のいたらなさをさらけだすことにもなる…そういうことへの恐れをもっているのかな、とか
(私の推測がかなり入っているのだけど)叔父との関係にややこしいことも潜んでいたぽっく、また姑も絡んでいるので、オバは引きこもっている娘を庇護している自分を保つことで家庭を成立させている?みたいな部分があるのかな~とか漠然と考えてた。
だから、私が相談窓口のことを言っても、それは叔母にとって余計なことで、
今の生活をコワしたくない…というか、波風たてたなくない?
そんなのがあるのかな~と。

namidaさんの経験からのお話しで、それを、そういうことかもしれないと確信するくらいにピッときましたよ。

本人にはもう立つ気力がない。このままそっとしておいて~みたいな。

親も一緒に引きこもる…か。
なんか分かる気もしますね。
きっと叔母が一人で抱え込んでいたんじゃないだろうか。

私も、母がどうもおかしいと思いながら、でも違う認知症なわけがない…なとど思おうとし…。でもとにかく病院にいって認定受けて…と思っても、今度は母を病院に連れて行くことが難しく、時が過ぎていくと、今度は、私がサッサと行動出来なかったのが悪いんだ…って思った。(今も多少の後悔はある。まあ、半年程度早く病院行ったからといって治るわけではないものだけど)
一人で抱えこむとそうなるよね。

児童虐待の防止は、まず母親を救うことだし、介護事件をなくすのもまず介護者の救済。
ひきこもりの従妹救う近道は、従妹のカウンセリングとともに、まず叔母の救済なのかもれしないね。

あ~~なんか見えているのに、何も出来ない…。
せめて同じ十勝に住んでいるのなら……。
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当事者 (トラ子)
2008-07-01 14:04:46
namidaさんの書き込みを読んで、ほんとになるほどと思いました。

何とかしたいと思っていても、効果が見えてこなければ萎える。
それもよくわかり、一緒に引きこもってしまう、ということにもなるだろう・・と思います。

また、ビゴ叔母様の恥と感じる感覚、ということもあるだろうと思う。

だからこそ、自分たちだけでは袋小路に入ってしまって
解決の糸口がつかめないことが多い。

だからこその専門家の手助けが必要なのですが
それをどのきっかけで取り入れるかということになると

精神面でのサポートには、他人は関与できない(従姉といえども)という点が、多くて・・・

叔母様のお話相手から始めるというのは、良いポイントだと思うんですが
ビゴちゃん以外に、該当者はいないんだろうかと思うとね。
ビゴちゃん、抱えてみるかい?

と、伯母と従姉をすでに抱えている私が言うのもなんですが・・(;一_一)

大変だよ~~~~(/_;)
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トラコサンへ (ビゴ)
2008-07-02 15:22:13
(今、「トラコさんへ」を「トラさんへ」と打ってしまった。そのままでも面白かったかな~)

抱えてみる勇気…

正直、重いよ。重すぎるよ。私はそんなにデイカ人間ではないので……。

多分、叔母にとって一番よい相談相手はビゴ母だったと思う。
とても頼りにしていたもの。
もう一人叔母いるけど(ひきこもり叔母は一番下)、その叔母にちよっとした相談をしたときのことを「○○ちゃん(もう一人の叔母のこと)は…なんかね~~~」と、理解してもくれないというか、ちゃんと聞いてくれないというか、親身になってくれないような言い方をしていたんだ。

今の状況ではその2番目の叔母が一番フリーに動けるんだけど。(とはいえ釧路なので私よりさらに札幌までは遠くなる)

ビゴ母が健康なら…私も協力出来たし、思い切って札幌まで行って…と、そんなことを想像する。

煮詰まってくると、ホントに「甘えるな」と言われるかも知れないけど、誰でもいいから私の手を引っ張りあげて~~と思うことがある。
無理にでも背中を押して、ドラマみたいに強行突破して事態を変えてくれ~~~って。

でも、現実は家族以外の人間がそこまでやるのは困難。

うーーーん、うーーーん………。
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