ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

カラスの鳴き声、目標実現した過去を思い出して

2019-11-17 08:15:31 | エッセー

 最近滅多に聞けないのに、カラスが午前中にしばらく旋回し鳴きながら飛んでいた。

その声はまるで人間の言葉のようで、初めは「いやよ」と聞こえたが、よく聞

くと関西弁のようで「ええよ、ええよ」と聞こえて、可笑しくて笑ってしまった。

 

 大昔代々木の会場で1泊の「自己開発セミナー」を開いたが、早朝の明治神宮での

清々しい参道でヨーガを指導していた。すると、カラスが妙に色っぽい声で「アアン、アアン」

と鳴いていて、ヨーガを止めて全員で大爆笑したことがあった。

 定番は「カーカー」だが、時折鳴き方を変えるのは何故なのかしら?と、しばらく

考えてしまった。それと同時に早朝の参道はとてもすがすがしく、全員が「本当に心も、体も

清められたようで、とても気持ちが良かった」と、嬉しそうだったことなど、色々思い出した。

 

あのセミナーは「どうしても自分一人で宿泊セミナーを開きたい」と思ってから

満2年間かけて企画し構成した。心理、性格分析などのレクチュアー、ロール

プレイング、心理ゲーム、ヨーガ、ダンス、声、リラクゼーションなど、私の持

つすべてを投入した。その時代は本が大変売れていて、全国から参加者があり

とても盛大だった。目標を設定し、それに向かって邁進する、それが私の生き方

だった。でも、加齢現象のためか、時代の趨勢のためか、今私の活動範囲は少なく

なった。でも、「本当の幸せは家庭の中にある」と自覚してから、その方向性は変わり

とても遣り甲斐のあることで、それに向けて私は今穏やかに燃えている。

 

 

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