ふと目を覚ますとまだ雨の音、もう3日間も雨が降っている。
お天気は何日続いても気にならないが、お天気によって気分が左右される
「躁うつ気質」の私は気分が滅入りがちになる。まして真夜中なのだ。
真夜中は「魔の時間」と言われるそうだが、そんな時間に考えることは
決してポジティブなことはない。認知症9年目の夫は最近あまり食べなく
なって心配とか、私は何故これほど長生きしたのだろうと考えたらある勉強会
で聞いたこんなことを思い出した。
それは「65歳まで健康で元気だった人ばかりのデーターをとったら、その
平均寿命は96歳だった」と。それは一体何人の平均値だろうと思ったが
「私もそれに当てはまる」、と思ったら鬱々となって飛び起きた。
いくら元気でも96歳では、「まだ元気で生きているのだ」程度の認識で、社会的
な存在感がなく、価値は明らかにに目減りしている。こんなことを考えるのは、人生
の先輩たちに失礼だろうか?そのデーターが正確であれば、もしかしたら私もその仲間
入りになるかも知れない。私は長生きなんかしたくない!と思いながら生きてるけど。
長年大家族の抑圧から解放され、思いのままに燃焼して生きられるようになった
38・9歳の頃、子育てをしながらも「自分のためだけなら、いつ死んで惜しくない」と
絶えず思っていた。でも、たとえ命は自分のものでも、それは神の摂理に反する
自分では断つことはできないのは当然だが・・・
まして、この世に未練を残して、若くして病気や事故で亡くなる方を思うと、そんな
のは大変傲慢だと思う反面「私は夫を幸せに見送ったら、淋しいだけではなく、誰にも
迷惑を掛けないためにもすぐに死にたい」、と考えるのは単なる我がままで自分勝手
だろうか?よく分からない・・・