魔物

ＪＲには魔物が棲んでいる。

京都駅からＪＲ向日町駅に向かう。

乗車寸前の京都駅のホームで
私は魔物の呪いにかかった


私を乗せた列車は
ＪＲ向日町で停車するどころかさらに加速を極め、
私を、県境を越え遥か高槻駅までノンストップで連れ去った。


そして、ぽつねんと高槻駅に降り立った私は
ギョエ！と思いつつ動揺を押し隠した。


はるか彼方に過ぎ去った目的地に引き返すべく
何事もなかったかのようにとりすまして反対ホームへ回り、
再び颯爽と列車へ乗り込んだ。


しかし、あろうことか
車掌が「次の停車駅は、きょうと～」アナウンスしておる。

列車は時速120キロでまたしてもＪＲ向日町駅を無視し、
私は京都駅に再び降り立つ事を余儀なくされた。

間違って新快速に２度も乗ってしまったのではないか、という可能性は否定できない。

しかし、ＪＲに棲む魔物の仕業という見解もまた否定できない。
私は、これを、都市伝説の一種であると考えたい。

ふたたびの京都駅でようやく呪縛から解き放たれた私は
グダグタでようやく向日町駅に降り立った。

めずらしくＪＲを利用すると、たびたび魔物に遭遇する。

諸君、ＪＲの魔物には十分注意されたし！！

レンタル屋さん

観月橋のビデオワンというレンタル屋さんはスバラシイ品揃えであります。
あんなものからこんなものまで堂々たる品揃え
特に古い映画に強い。

ステキ。
猫まっしぐら
メグまっしぐら

いつも大繁盛してて、うっかりしてると駐車場で轢かれかけます。

TS○TAYAさんだと、新しい作品は豊富に揃ってるのだけど、
古くなってくると、あんまりメジャーじゃない映画は撤去されてしまって、
もう一回みたいなーと思ってもすでになくなっていたり

しかしビデオワンには、そのなくなってしまった作品が、
置いてあるどころかフルラインナップ！！


分類もアイウエオ順とかに全然なってなくて、
探すの結構時間かかるんだけど、
よーく見ると　様々な独自の法則で並んでいるようであり、
TS○TAYA慣れしてる私としては、その突如現れる法則を見つけるのも楽しみであります。

今週は
「チェ・ゲバラとカストロ」と「ケロロ軍曹３」を借りました。
なんちゅう組み合わせ。
でも、どっちも闘う男ね

学生の時にビデオ屋さんでバイトしてた事があるのですが、
いろんなお客さんがいました。

往年の名作映画とアダルトなビデオを見事にサンドイッチにしてレンタルなさる紳士的な殿方や

アダルトなビデオを積み上げてカウンターにやってくるも、
カウンターが女子店員だけだとクルリとＵターンしてしまう殿方や

アダルトなビデオ５巻くらいを「当日で！」と借り、
当日どころか２時間後に返しにきちゃう殿方とか。