いったいウチのバンドには、作ってきた曲が何曲あるのだろう?
と最近まで把握していなかった。
いち、に、…と数えてはみるのだが、いつも途中でよくわからなくなってしまう。
理由は
曲名がちゃんと決まってないものが多いからだ。
だから数える時戸惑う。
曲名がないもの、もあるが、
思いつきでつけた変な仮タイトルが
そのまま通称になっているものがある。
よそのバンドはどうなのかわからないけど、
いや、でもきっとどこのバンドにもあるはずだ。
ライブの日、PAさんに提出するセットリストにはちゃんとした曲名を書くくせに、
自分らの足元の曲順表には自分らにしかわからん変なタイトルがついとったりすることが。
うちのバンドにはそういうのがいくつかある。
全然そんな内容じゃないしそんな歌詞も出てこないのになぜか「東京」って呼んでる曲が。
それに「ロン毛デス」って呼んでる本当は「ロンリネス」っていう曲が。
今週は、スタジオでまた新しい曲がいっこ増えた。
私以外のメンバー(野郎です)がその曲をなぜか「S.O.D」と呼んでいる。
昨日ふと「S.O.Dってなんだろう」と思い聞いてみたら、
「知らんの?ソ○ト・オン・デマンド を」
「???」
・・・・。
ソ○ト・オン・デマンド社とは、
A○業界で確固たる地位を確立してる会社なのらしい。
あ、そうなんや・・・って○Vとあの曲に何の接点が?
確かに禁断の愛的な歌詞だけど。。。
そしてさらに
「ソフ○・オン・デマンドってほんまに大革命を起こした会社やねんで、
それまでは1本1万円が相場、それをやな、一気に3千円代に!
しかも女優さんのクオリティーを落とすことナシに、やで! な、スゴイやろう?」
とSOD社の歴史と世の中への貢献について嬉々として語る某メンバーであった。
そう・・・よかったわね・・・・。
実家に帰るも、誰も居なくて鍵もなし。
なので近所をぽてぽて散策。
工業繊維大学に初の潜入を試みる。
母校でもなんでもない大学にすまして入っていく。
わたしは大学生の年齢をとっくに過ぎている。
初めは職員らしき人とすれ違うたび、
「部外者は立ち入り禁止ですよ」なんて言われやしないかとドキドキしていたものの
そのうち誰もそんなこと気にしてないや、っちゅうことに気づき、
調子に乗って、学生さんに混じってベンチに座りジュースなど飲んでみる。
ライター持ってますか、などと学生さんに聞かれ、ごそごそとバッグをさぐったりする。
構内に石碑があって
「学ぶとは 胸に真理を 刻むこと」
って書いてた。
自分が学生の時、
親戚のオジサンとか近所のおばさんとか
バイト先の店長によく
「ええよなぁー学生さんは。頭やらかいし今から何でも学べるやん。もっと勉強したかったって今になって思うもんなー」とか言われては
「だったら今からでも学んだらいいのに」っていつも思ってたけど、
あたしは
今の自分に
同じ事を
言いたい。