*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

ふたり

2024年01月23日 | blog

ともだちと出かけた。

新しくできたお店に行って昼食を食べて

上賀茂神社のそばだったので
ふたりで寄った。

上賀茂神社には
とても明る〜い雰囲気をいつも感じる。

 



ふたりで神様にお参りをして

ふたりでたくさんの鳥居をくぐって

ふたりでおみくじを引いて

カラスの形をした可愛いお守りを買った。


彼女に大きな病気がみつかって
来週、入院して手術する。


でも彼女は
ふだんと変わらずふつうの話をして
めちゃくちゃお腹いっぱいご飯をたべて、元気そのものだった。


「心配かけてごめんなー
心配しんといてや」

「心配するっちゅうーねん
心配しぃへんわけなんてないっちゅうねん」
 

ふたりで
上賀茂神社名物・葵屋さんのやきもちを買う。
こどもの頃から大好物。
わたしは2個だけ買ったのだけど、彼女はなんと10個も買ってた。いいね。


真冬の静かでうららかな午後
日差しを浴びて、ふたりで歩く。
砂利を踏みしめて歩く。
なにかを見てなにか話しては、笑う。


今まで何度も過ごしてきたこんな普通の日常が
今日、これまで一緒に過ごした長い年月の中でいちばん愛おしかった。



 
 





 
 











 
 
 

棒に振る

2024年01月10日 | blog


先日、バンドメンバーと話していて
わたしが話した事に対して

「あはは、それ人生を棒に振るヤツやん、でもまぁ俺もそうかもやけど」

とメンバーが笑いながら言ったことだけを覚えてる。
そのとき何の話をしていたのかはすっかり忘れたけど。


勉強好きだったのがロックにハマってから成績転落したとかいう話だったかもしれないし、

会社を辞めた理由の話だったかもしれないし、

それとももっと違う話だったのかもしれないし。

 

えっ、わたし、いつのまにか何かを棒に振っていたの⁈

と驚愕(本人気づいてない)

 

でも逆に、愚かな選択だとしても
人生を棒に振るくらいのことを
生きてる間にひとつでも見つけられたらいいよねと(←ダメ人間)。


もし正しいほう、安泰なほう、安心なほうを選んできてしまったら
もっと歳をとった時に、わかっていて人生を棒に振る選択をした人を見てものすごくうらやましく思うだろうな。

 

こっちのほうがきっといいから、ではなく
これじゃないとあかん、てものを選びたい。
アホだとわかっていても、そのリスクを自分で背負えるかぎり。

今朝、好きだった八代亜紀さんがお亡くなりになったことを知り、そんなことを思った。
命がいつ終わるかわからないならと。



※写真は18:00の京都駅
新幹線と近鉄が構内に入ってきて銀河鉄道999みたい







 


Tシャツ

2024年01月09日 | blog

 

 


去年から盆地姉妹という名前で
ライブハウスに弾き語りで飛び入りしています。

ボーカルのともだち&ギターの私のユニットです。
お互いロックバンドをやっていて
ライブハウスの対バンで知り合って8年くらいになります。

お互いのバンドではしないこと、出来ないこと!をやりたいなーと思っています。
バンドではカッコつけますが、盆地姉妹はカッコつけません。

「ねーねー
マラカスの代わりに
永谷園のお茶漬けの袋を振ってよ」
と頼むと

「ううん、うち、命の母の瓶を振るわ」
と言ってくれる相方がだいすきです。


服は、当初
白いTシャツに油性ペンで「盆地姉妹」と手書きしようと
ふたりで京極のダイソーに太い油性ペンを買いに行ったところ
太いのが売っていなく、そのままになっていたところ
相方さんが盆地姉妹のロゴを描いてくれました。
印刷して、アイロンでジュー〰っとやりました。

わたしは小学生にも負けるほど絵が下手なので
手描きしなくてよかったー!

最近はスマホアプリでロゴとか作れるんですってね。
相方は好きなアーティストの推し活してて、推しグッズとか作らはるから詳しい!





 

その景色

2024年01月05日 | blog

バンドで曲を作ってギターを弾いています。
ギターソロを弾くときは
だいたいいつも、自分の記憶の中のなにかを思い浮かべて弾いています。


「このギターソロですが、さてクイズです、何の景色のことを弾いているでしょうか?」

などと、そんなん知らんがな!にも程があるクイズを無茶ぶりしてみたところ
なんと正解が出現!

「うーん、なんかの帰り道のかんじがする
疲れてるけど、でも希望のある感じがする
これってなんか、あそこの歌じゃない?」

そうなんです
ある場所からの帰りに乗る、叡山電車から見える景色を表現していたのです。
(修学院駅あたりの)


そんなの、めちゃくちゃ個人的な思い入れなのに
そんなんわかる人がいるとは。
どんだけすごい感受性をお持ちなのか、恐れ入ってしまいました。


写真は修学院駅前です。









PERFECT DAYS

2024年01月05日 | blog

仕事帰りに映画『PERFECT DAYS』を観に行った。

清掃員のおじさん(役所広司さん)の規則正しい清冽な日常。
古いアパートに住む、無口で孤独なおじさんのルーティンなんだけど、
ものすごく清潔感を感じた。


毎日同じ時間に目覚め
同じ時間に仕事に行くためドアを開ける。
同じ缶コーヒーを買い
同じ三角のサンドイッチをお昼に食べ
仕事後は銭湯、同じ店で夕ご飯。
文庫本を読みながら寝落ち。


一見、変わり映えしないルーティンなのだけど
ほんとうはすこしずつ違う毎日。
無口なおじさんの中にはいろんな感情がある。
でもそれを言葉にしない。
そして生活を乱さない。

なにかあって生活や気持ちが乱れるのなんてあっという間だけれど
それを表に出さず、生活を乱さず、ことばに出さず内包する。
そのすがすがしさと言ったら。


朝が来て、昼が来て、夜が来て、また朝が来る。
なにがあっても、全員に等しく。


生活感とかルーティンとか。
そういう地味な生活の営みみたいなものがすごく好き。