唐突ですが、
日本語がとても好きなんです。
私自身が
美しい日本語を使えているかといえば
全然そうではないのですが、
日本語の妙といいますか、
「ほほぅ!」、「おもしろいなー」と思うことは
きっとおばあちゃんになっても
ずっと続くと思います。
通勤途中とか、
家でおそうじとか単純作業をしているとき
言葉について
ホントどうでもいいことばっかつらつら考えて遊んでしまいます。
最近は、
男性の一人称について。
とくに「僕」という一人称。
自分を「僕」という人に出会うと
「出たっ!」とニヤニヤします。
「僕」というのは
私にとって実に魅惑的な一人称であります。
「僕」という一人称は
わたしの生活の中で
ほかの男性一人称に「比べ
圧倒的に出会う回数が少ないのです。
仕事で会う男性は
ほぼご自分を
「わたし」「わたくし」と言わはるし、
仕事じゃない間柄だと
親しいひとなら
ほとんどの人が「俺」だし。
ご年配だと「ワシ」だし。
小さい子供でさえ
「俺」だし。
消去法でいくと
「僕」という一人称で話す人は
仕事関係でなく、
家族や親しい友人でもなく、
つまり「そこまで親しくないひと」
したがって
「僕」という単語は
春風のごとく実にフレッシュに感じられるわけです。
その他人行儀感が いいの。
清冽じゃない?「僕」ってなんだか
「僕」より
「俺」のほうが
好きだけど
そうじゃなくて
普段「オレ」って言ってる人が
改まったときだけ
「僕」に変わったり。
メールやブログの文だと
「僕」になるのとかもいいわけです。
いかにも「オレオレ」なひとが
あらたまって「僕」って言ったりするのとか
いいんです。
男のひとは
同じ人でも
「俺」って言うときと
「僕」って言うときが普通にあるのですね。
器用に使い分けはるものなんですね。
無意識なのかな。
おんなからすると
あ、いま、ボクって言ったー って
見つけるのたのしい。
そういえば、
父が生前、趣味で小説を書いてて。
完全にキャラ違いな淡い恋の話を
ふだん「わし」言うてる父が「僕は・・・」と
めくるめく清純派ラブストーリーを書き上げており
悶絶しつつ読んだことがあった…(^^;
あと、進化形として
写真家のアラーキーが使う
「アタシ」
これも無条件にカッコイイ。
アタシゃ
とか。
The Birthdayのドラマー・クハラ氏も
一人称、「アタシ」。
若くない男が使うアタシ、
粋だよねー。
そうそう!
お気に入りの一人称ほかにもあった!
自分のこと普通に「当方は」って言わはる真面目な京大生がいたの。
「当方」、いいよね!
以上、
とても無用な脳内ヒマジン日記でした。サヨナラー