蒸し暑い日はカレー
子供が成長し、辛いカレーを食べられるようになり
家カレーが12年ぶりに甘口じゃなくなった!うれしい。
じゃがいもが入ってなくて、サラッと辛口のが好き。
誕生日プレゼントに
信楽焼のたぬきを買っていただきました。
たぬきがとても好きで
お玄関にたぬきをデーンと置きたかったのです。
10年以上前に
たぬきの置物を求め、はるばる信楽まで行ったことがあったのですが
好きなたぬきに出会えず、帰ってまいりました。
いつの日か、たぬきが来てくれますように。
それから約13年後の先週
京都駅の伊勢丹で出会い、あぁぁ♡
映画『エゴイスト』を2回みにいきました。
映画館へ、同じ映画を2回行ったのは、はじめてです。
もう一度行こうかと思ったくらいです。
ブルーレイが出たらきっと買います。
自分が今までに大切にしてきた何かが
この映画の中にたくさんあって
琴線がフルフルと共鳴します。
原作も、映画を見てから買いました。
一気に読みたいのだけれど
ふるふるして、なかなか読み進められません。
なので、毎日寝る前に、おふとんの中で少しずつ読んでいます。
人を大切に思えば思うほど
相手を思えば「これでいいのか」「これは自分のエゴではないのか」
自問自答してしまいますね。
愛することと、エゴは、紙一重のようで。
でもそれらの多くは重なっているようで。
コロナが第5類感染症に移行し、
母と久しぶりにマスクなしで会いました。
認知症で、施設に入所しています
もう何年も前から
私のことは娘だと認識しておらず
寝たきりで、ことばを発することは一切なくなっていました。
なのですっかり、言語を話せなくなってしまったのだろうと思っていましたが
そうではなかったのです。
先日、母の目の前でマスクを外して笑顔を見せると
「ああ! あんた!! きれいやな!!」
と、とてもハッキリした発音で大きな声で言ったのです。
びっくりしてしまいました。
職員さんもびっくりです。
数年ぶりに、母が話すのを聞きました。
言葉を忘れたのではなかったのですね。
認知症というのは、謎だらけです。
少なくとも、こちらからはそう見えていても
実際はそうではないことも、もっとありそうです。
もしかしたら態度に出せないだけで
娘だと、わかってだっているのかもしれません。
母が施設に入る前の介護が壮絶だったので
直近10年の母とのことは、思い出したくないことばかりです。
とてもこわかったです。
未知の経験でした。
そのインパクトが強すぎて
母との、良かった時代のことは遠い過去になり、あまり思い出せなくなっていました。
でも実家で写真を整理していたら
私も見たことがない写真が出てきて
そこには、私が忘れていた母がいました。
東京に行った時、
いつもの何倍も歩きました。
東京での、靴の思い出です。
一緒に行った人は
その日おろした新しい靴を履いていました。
「新しい靴、靴ずれとか大丈夫?」
と、たずねると
「ううん、大丈夫だよー」
と言っていました。
でも、ある時から
靴ずれで、たぶん足が痛いんじゃないかな、と感じていました。
時間をあけて何度か聞いてみるのですが
毎回「全然だいじょうぶ」と言います。
時間が許すなら、最後にもう一ヶ所、私が行きたいところがあったのだけれど
とてもじゃないけれど、やめておこうと思いました。
そう言うと「なんで?いいじゃん行こうよ♪」と言います。
私は足が痛そうなことにはふれず
「疲れたから、やっぱり今回はやめておくわー」
と言い、行かないことにしました。
あとでわかるのですが
やはりひどい靴ずれで足がえらいことになってはりました。
京都に戻ってからも
靴ずれのことを決して言わず
知らないうちにこっそり絆創膏を貼っています。
足を見ると、ひどく血がにじんでいます。
私たちはお互いに、ずっと小さな隠し事をしていたのでした。
靴ずれが痛いと決して言わず、
気づいていると決して言わない。
何か口を開けば、ごめんねと言わせてしまう気がして。
似たもの同士、めんどくさい人✖️2です。
東京旅行つづき⭐
観光地は巡っていないけれど
東京タワーへは行きました。
東京タワーってなんか
人々のいろんな気持ちの象徴な気がして、行ってみたかった。
ロックバンドの歌詞にも
東京タワーを歌ったものがたくさんあります。
東京タワーは
高度経済成長期の前から
東京の街が変わってくのをずっと見てて知ってるんだよね。
男の人たちが
当時の最新技術で作り上げた誇りなのだろうし、
田舎から夢を追いかけて東京に出てきた人はきっと、
もうぜんぶやめて故郷に帰りたいと思う時、
東京タワーを見てがんばってきたんだろうなぁ。
などと京都人はそんなことを想像してしまいます。
東京タワーがあって
朝日がさして、夕日に照らされ暮れていく首都。
もちろん、何でも良いことばかりじゃないけれど
地方に住んでいる私にとっては
銀河鉄道999の
メガロポリス宇宙ステーションのように
希望に満ちた場所のように思えました。
好きな映画・ロッカーズの撮影地でもある
ゴールデンウィークに、東京旅行に行きました。
会社の研修や社員旅行以外で
プライベートで旅行に行ったのは、きっと20数年ぶりです。
今回、最も愛したバンド
23年前に解散したストリートスライダーズが再結集するということで
日本武道館へ行きました。
ライブがメインで
東京に滞在したのはわずか30時間だけれど
観光地を巡るよりも、
東京の空気を感じて屋外で座ったり
ただ街を歩いたり
そんなことがしたかったから、じゅうぶん楽しみました。
ふだん旅する習慣がないからよけいに
夢のように楽しかったです。
家じゃない場所で眠るのなんて
ほんとうに何十年ぶりだろう!
知らない街を歩いて
楽しいねと言い合って
みんなで笑って、心地よく疲れて、よその白いお布団で眠る。
旅行って、こんなにたのしいものなんだなぁ。
知らなかった!
おみやげを買う、という行為が
幸せすぎて泣けた。。
また、東京タワーで
「記念に」と私がお土産を買ってもらってびっくりして泣けた。
キオスクでお茶やおにぎりを買うという行為も。
旅行初心者にはしあわせすぎて、平和すぎて
夢みたいであります。
今日、グループLINEの招待メッセージが届きました。
卒業して32年、50歳になる今年
高校の同窓生のグループラインが新しくできたようです。
参加するか迷いました。
はずかしながら、高校の雰囲気になじめず
早く卒業したい一心の3年間だったので、、
『花より男子』というドラマをご存知でしょうか。
「一般庶民家庭の平凡な女子高生・牧野つくしが
ひょんなことからお金持ち学校、神話学園に編入することに」
というストーリーだそうですが
京都のご令嬢が小学校から通う某学院に
高校から入学したわたしたちは、リアルにその感じ。
あれはフィクションではなく実在する世界、
疎外感はものすごかったです。
その一方で、庶民とフランクに交流するお嬢様もいました。
先生にナイショでお嬢様と繰り出した夜の街、
酔いつぶれて帰れなくなったお嬢様を庶民の家(うち)に連れ帰ったり。
お嬢様なのに、ガラの悪いライブハウスにライブを見に来てくれたこと。。
今思えば、良いこともたくさんありました。
お嬢様たちと過ごした3年間。
教室でのちょっとした会話を、今でも断片的にたくさん覚えています。
思い出すと、それはとても平和な風景です。
わたしのような隠キャラがグループLINEに入ったとて
「誰?」となること請け合いですが
あえて参加させていただくことにしました。
なんだか、ここで招待(ご縁)を
わざわざバッサリ断るような生き方をしたくないと思って。
ふんわりとどんなことも、対応して生きたいなぁ。
高校を卒業してから、
目の前の目標を追いかけて、極端に過去を捨て去って生きてしまいました。
グループLINEの参加ボタンを押してみたら
探したくても連絡の取りようもなかったともだちがいました。
お互い今も生きてるんだということがうれしかった!!
小さなことでも
後悔をしない選択をしようと
去年から思うようになりました。
今までもそう思ってはいただろうけれど
その精度が上がって、切実にそう思うようになりました。
そんなお年頃かもですね。