『Looking for Johnnyジョニー・サンダースの軌跡』
ジョニーサンダースのドキュメンタリー映画
を観ました。
観終わって
いろいろ思うところがあって
なかなか感想をすらすらと口にすることが
出来ませんでした。
まったく理解できない世界ならば
ごく冷静に俯瞰して
クリアな感想を述べることもできるのだろうけれど
たぶん
ジョニーの憂鬱
全くわかんないことはなかったんだと思う。
少しは
同じような気持ちだった時期が
私にもあったんだと思う。
そしてそれは
ロックをやっている人の誰の中にも
多かれ微量であれ
等しく存在する憂鬱なのだと思う。
また、
映画の紹介文に
その破天荒な生涯うんぬんとあったけれど
その破天荒さを
スクリーンの中に
私は感じなかった。
破天荒というには
あのひとの目は真面目に哀しすぎて。
映画はじまって
いちばん最初のシーンで
なんてきれいな目をしてるんだ、と思った。
なのにいつも目が濁ってたジョニー。
だけど粋でスウィート。
たいそう魅力的なひと。
人はジョニーサンダースの中に
自分の何を見てしまうのだろうね。
たまーに
自分のこと
繊細だなあとか
なにを間違ってかひとりで思ってるときがあるけど
この映画観て
ジョニーに比べてみたら
いやー私は
ぜんぜん繊細なんかじゃないのだわ。