以前は完全に夜でしたが、
最近では一乗寺ハリソン
白昼にスタジオに入ったりしています。
陽光きらめく午後3時
地下室にてブルース、
悪くないです。
あたらしくやっている曲は
とてもシンプルなスリーコードのブルースで
こういう曲がいちばん難しいんだなと実感。
各人の感覚や力量が思い切り露呈しますね。
しかしおそれず諸肌を脱ぐきもちで弾こうブルースを。
★
今のベースを買ってからまだ一年経っていないのだけど、
最近、愛着が増してきました
少し前まで
ネックの裏側の塗装がまだピカっとしていたり
指板の劣化してなさが
なんだか弾きにくく感じていたのだけど、
だんだんマットになってきてうれしい。
少しずつ自分の手になじんできました。
10年後には、歴戦のベースになるだろうか。
★
ドラムのミャーさんのスネアが
ミッフィーちゃんのオレンジ色の毛布に包まれていることを発見
そういえば車のキーには
ふわふわのトトロのキーホルダーがついてたぞ…
甘ったるいとこなんかないアダルトなミャーさんが持つと
よけいアダルトな魅力を引き立てる道具にすら成り得るミッフィーとトトロ。
近所のコワモテベンツに乗っている角刈りのおじさんが
同じくミッフィーのエコバッグ持って降りてきたときは
思わず二度見してしまいましたが、
なぜだかミャーさんには自然になじんでいました
ミャーさん、とっても不思議なひとです。
★
7月18日(土曜日)
堀川丸太町アフタービート
に出演します。
京都のドラマー・アラキング氏によるイベントです。
詳細をまだ知らないので、またわかったら書きますのでよかったら来てね
週末の夜、
リラーーーックスしたくて温泉に行きました。
市内にあって
露天風呂があって
混ぜ物のない100%天然源泉で
そしてリーズナブル。
効能の中に「美肌」項目があること。
なんてわがままを全部満たす温泉、
あったんですねえ
夜ごはん食べて
ゆっくりしてから出発しても間に合うなんて
バタバタしたくないから最高。
良さげなライブしてるライブハウスで音楽を浴びるか
どっちがリラックス出来るかなぁと思ったけれど
今回は天然源泉を浴びることにしました。
惜しげもなくたっぷりと流れてくるお湯のなかに脚を伸ばして
ゆらゆらとたゆたう。
「たゆたう」を
「揺蕩う」と漢字で書けば
「蕩」という字がもう、そもそもリラックス感アリアリ。
放蕩、遊蕩、漂蕩に淫蕩…
ふだん、女の人の裸を見ることって全然ないので
周りのひとの裸にちょっとドキドキもしたり。
温泉の中で
からだを洗う時も
お湯に浸かっている時も
髪を乾かしている時も
たまたま同じ女性が
鏡越しに、背後に居はったのです。
うしろ姿で
白い肌に
ツヤのある長い髪
見事にくびれた腰
からだを洗うしぐさも
髪を乾かすしぐさも艶めかしく
髪をすっかり乾かし終えた後
慣れた手つきで あっと言う間に
キュキュっと髪を結いあげたそのひとの細い首とうなじを見たとき
なんてブラボーなおんななんだと
ひとり心の中で称賛を送っていたのだけど
湯上がりに
エントランスで初めて正面から出会ったその人は
若い女性かと思っていたら
わたしよりずっと年上の熟女
いやーさらにブラボー!と
感動したものです。
年上でステキな女性に出会うと
歳をとることが楽しみになります
ステキな熟女になりたいものです。
そこの温泉は
いくつもある効能のひとつに
「美肌」があり
まぁスベっとするのかな
くらいに思っていたのだけど
湯上がりに
自分の肌を撫でてみると
なんだか人間の皮膚じゃないくらいのなめらかさ。
すごい効能に驚きの温泉でした
室内温泉の熱気で火照ったら
露天風呂に移動して、
夜空から吹いてくる冷たい風が気持ちいい。
美肌になりたい熟女予備軍のみなさま
よかったら一緒に行きましょう。
6月ってなんだか色っぽい月のような気がしてなりません。
音もなく雨が降って、
紫陽花の色は危うく妖しく。
はっぱの上に溜まっている雨粒。
湿気のせいでお肌もしっとり。
特にあじさいの悩ましい七変化ぶりには、
普通の好きを超えて
妙に心奪われてしまいます。
単色の紫陽花も好きだけど
薄い水色とピンクが溶けずにマーブルのようにまじりあってるのが
清潔な色気があって大好き
仕事の帰り道
遠回りしていろんなお宅のあじさいを見て帰ります。
先週、うれしいことがありました。
濃青と紫のマーブルの、あでやかな紫陽花のお宅があり。
路上で知り合ったおばあさん(吉田さん)の紫陽花で
「吉田さんの紫陽花、なんて美しいんだろう」と
いつもうっとりと言っていたら
吉田さんが笑って
「あなたは本当に紫陽花がすきねぇ。分けてあげるから来年咲かせなさい」と
今年の花が終わったら挿し木をしてくれることに
その写真はないけれど
ちょうど喫茶ソワレのゼリーポンチのようなあじさいなのです。
紫陽花のような
しっとりとした女性になりたいなぁ。
息子(5才)がブルーハーツにハマり続けており
ブルーハーツの歌詞に関するいろんな質問を投げかけてきます。
「ねぇ、豆腐にぶつかったらどうなるの?」
(by 『ダンス・ナンバー』)
「ねぇ、パンクロックって何? それって優しいの?」
(by 『パンク・ロック』)
「ねぇ、クソッタレって褒め言葉?」
(by『終わらない歌』)
などなど。
突然切り出してくるので
どうおもしろい返しをしようかなあと
ボケてみるんだけど、
子供ってそういうの求めてるんじゃなくて
真面目に質問してるんだよね。。。
妙なボケをかますと普通に流され
もういちど同じ質問をしてきます。
だから真面目に答えようと日々しています。
「ああそうや、パンクロックはほんとうに優しいんや」
「ああそうや、クソッタレはサイテーという意味と、
愛をこめて使う素晴らしい意味と両方ある」
今日は
「ねぇ、どぶねずみってどのへんが美しいの?きれいな色をしてるの?」
と問われました。
ちょっとドキリとしました。
これはほかの質問と違って
すごく大切なことなんじゃないかと思い、
考えました。
「ヒロトが思ってた意味と合ってるかわからんけどね
写真には写らないわけやから
見た目のことじゃなく、
心とか気持ちのことやと思う
ドブっていうのは汚い水の流れで
ドブにいるねずみっていうのはたぶん汚れてる
いろんな目に遭って
もうイヤってくらい汚れて、
たいへんな目にあったネズミは
たいへんな目にあってないネズミより
きっと大変な目にあったひとの気持ちがわかるから
人に優しいんとちがうかなぁ
キレイなだけじゃアカンのと違うかなぁ」
とか真面目に言ってみたら
「俺もさぁー
新しいぬいぐるみより
古くて汚れてるぬいぐるみのほうが
なんか可愛くてさー」
に続き
「ママも汚れたことある?」
と聞いてきたので
汚れるという概念の範囲をどう見積もれば…?
と真面目に考え沈黙していると
「照れるなよ」
・・・・全く照れてません!
脱線してる…
「キミは将来、キレイなだけの女のひとじゃなく
どぶねずみのように美しいひとと結婚しなさいってわけです」
と強引に結んでみました。
「いいよーっ」と無邪気に返事していました。
ブルーハーツ、まるで道徳の教科書のようだ。
なんかさいきん息詰まるーと思う時の特効薬。
おもむろにiPhoneにイヤホンを差し込みます。
うちのバンドのミヤザキさんのドラムを聴くんです。
バンドの音源を
ミヤザキさんのドラムだけを
集中してきくんです。
スネアの音が消えていく残響のかんじが
踊るようですごくかっこいい。
ミヤザキさんのドラムは
自由の香りがする。
タイトでシャープで
ときに野蛮で
先が読めない。
野性のあざやかな花がぱぁっと咲くようなかんじがする。
しみじみうれしい。
息子(5才)がブルーハーツにハマっている。
そんなこと、本人には内緒にしていたのだけれど、
お腹に息子がいたとき
ヒロトって名づけようかと
思っていた時期があった
(実際は違う名前をつけたのだけど)。
お腹の中にいたころも
生まれてからも
なんの職業についてほしいなんて思わない、
勉強はできたほうがいいが、できなくてもかまわない。
でも、ブルーハーツの歌詞を聴いて心が動く男になってくれ、
思春期には「青空」を聴いて、
人知れず涙を流すようなヤツになってくれ
なんて
私はひそかに思っていたので。
だから、
赤ちゃんの頃から
いろいろ聴かせてみても
あまり音楽自体に興味がなかった彼が
先日初めて聴かせたブルーハーツに
即心酔したとき
ほんとうにびっくりした。
「歌ってるひとの名前を教えて」と迫り来、
「ヒロトの写真を見せて」とねだる。
「あのさ、ヒロトのことばがいいねん」
「終わらないうたやねんで?
歌っていつか終わるのに、終わらないってヒロト言うねんで」
とかツバ飛ばしながらしゃべってくる。
「俺ってどんだけブルーハーツ好きやねん」と
自分で言って笑っておりました。
今夜も晩御飯のBGMは「終わらないうた」。