ひとつのお別れがありました。
卒業式みたいに。
物理的に会えないわけじゃなく、
会おうとすれば可能だけど
でもお互い
きっともうお会いすることのないであろう人たちと、
そしてもしかしたら、物理的にも
このまま一生会えなくなる人たち。
お別れの時に
写真を撮っていいですか?と言われて
写真を撮ってもらいました。
その写真を、
私は見ることはないのだろうけど。
その写真を、この先持っていてくれて、
ときどき見てくれたりなんかして、
忘れないでいてくれるとしたら。
やだぁ、センチメンタルになっちゃうじゃんよー。
自分は写真を撮らなかった。
感情に流されないようにするので
ほかのことに気が回らなかったから。
写真は撮らなかったけど、
でもみんなの顔は忘れない。
みんな幸せになってほしい
写真って、こどもが生まれるまではほとんど撮ったりしなかったけど、
いいもんだね。
アラーキーの写真集が大好きなのです。
センチメンタルな旅、ていう題名ついてるのあった。
写真って、センチメンタルだよなぁ。
写真って動物のなかで人間しか撮らないんだよなぁ。
にんげんって
過ぎていく一瞬を写真にうつして、
ちゃんと笑顔で写真におさまったりして、
そんでそれを現像して、部屋に飾ったり、
アルバムの1ページに貼ったり、
引き出しにそっと仕舞ったりさー。。。
人間って、
非情なひともたくさんいるけど、
でもなんだかケナゲな生き物だなって。
そして最近は、
私もこどもの写真をたくさん撮っています。
自分が記録に残したいというより
将来本人が見て、
僕は愛されたんだって少しでも思ってくれたら
私は子供の頃の写真がほとんどないので、
マイベビーにはたくさんの写真を残してあげたいとおもいます
本屋で、
ある本の表紙が通りすがりに目に入った。
まさか。
嘘であってほしいと。
私の見間違いであってほしいと
願いながら通り過ぎた。
手に取ることはためらわれた。
動揺して、頭が真っ白になりながら本屋を一周した。
見間違いであってほしいと
祈りながら手に取ったその本は。
やはり見間違いではなかった。
奥歯を噛みしめながら思った。
どうしてこんな事が起こるのか。
そんな、思っても、口に出しても、書いても仕方のないことを
思わずにはいられなかった。
著者は有名な人で
その人の波乱万丈な人生もまた有名である。
そして、その後
新しい苦悩の上を歩かれていることをその新刊で知った。
苦悩ということばは、
実に適当ではないと思っている。
ご本人にとっては、それは苦悩などではなく幸せであるとも、また強く思う。
しかし自身に降りかかった時
それを「幸せ」だと言い切れる人間はいったいどれくらい…
私の母は数年かかったといつか聞いたことがあったっけ。
本屋からの帰り道、
どうやって帰ってきたかあまり記憶がない。
波乱万丈というのはいつだって
本人ではなく、他人による、ある意味身勝手な言葉だと気づく。
本人の口から語られるその言葉を
わたしは聞いたことなどかつてない。
この数カ月、私もいろいろあり、
何人かの人から同じ慰めのことばを言われたことがあった。
「乗り越えられる人にしか、苦悩は訪れない」
もしくは「乗り越えられない苦労は、その人に起こらないんだって」
その説の出どころや、そう言う人の清く優しい気持ちを否定はしない。
またその説の真偽のほどはどうでもいい。
しかし、本屋でその説を思いだし、
私は複雑な気持ちに駆られるのを禁じ得なかった。
「だからあなたも生きぬいて」と
かつて著者が世間に発したそのメッセージを私は忘れない。
著者を尊敬して止まない。
10年前にふたりが働いていた京都駅ビルで会った。
当時もらったバースデーカードが今も手元にある。
1999年のバースデー
10年間の手紙をすべて取っておいているわけじゃないのに
今も大切に手元にある。
わたしは不精なので
マイミクのひとは全員実際に知人ばかりで
積極的にミクシィを活用していないけれど、
ミクシィやっててよかったなぁ
発掘してくれてうれしいなぁと心から思う。
10年以上ぶりに会うという事で。
ただいまお気に入り中の星柄のワンピを着て行こうかなぁと思ったが。
10年ぶりということで、あえて普段愛用のラグランTにデニムのショートパンツに
コンバースのハイカットで出かけた。
「変わりましたか?」って聞かれて
「うんすごく変わったとおもう」と答えた。
変わらないのがステキなことじゃないから
彼女は内面のおとなのレディーになってはった
あれからどうしてた?という話も
もちろん少しはしたけれど、
10年ぶりに話したことといえば
10年の空白を埋めるようなかんじではなく、
なんかもっと
過去形じゃなく現時点でおもしろいことだった。
私は大切だと思う人に対して
何をしていたかという事じゃなく、
それでどんなことを思ったんだー、ってことを
知りたいんだなぁとあらためて思った。
謙遜って、
自分から何度も何度もされると、
すごく困っちゃうね。。。
「自分なんかこんなにダメだし、こんなんだし…」
って言われすぎると
逆にyouはナルシストなんじゃない?と思う。
それでどう相槌打っていいかわからん。
だって。やっぱり。
「そうよ、あなたは本当にあなたの言う通りよ?」
って言えないし。
「いや、そんなことないよぉ」
って言うしかないもんなぁ。
本当に自信なかったらそんなにも謙遜しない気がする。。。
きっとナルシストだぜ。
「そうね、ぜんぶあなたの言うとおりよ?」って
あぁ、今度会ったら
あぁ、一度でいいから言ってみたーい。
賀茂大橋のたもとにて
亀にのっていざ発進
鴨川デルタのいちばん先端に座って
神聖かまってちゃん「23才の夏休み」 を聴いた。
照りつける太陽とキラキラする川面と退廃的な「かまってちゃん」
がサイコー。