こないだ、ともだちと久しぶりにゆっくり会った。
数年前に知り合ってからいつも会うのは夜だった気がするけど、
お昼間の陽光差し込むリゾート風オープンカフェで
アメリカンな手作り巨大ハンバーガーを食べた
いろんな話をして、街を散策して、夕方の駅で別れた。
帰り道、あることに気づいた。
つい数分前まで何時間も一緒にいたのに、
彼女が着てた服を
まったく思い出せないのだ。
デニムをはいてた気がする。
でもトップスは何を着てた? 黒だった? うー黒じゃないかもしれない。
(でもきっと彼女はステキな服を着てたんだろう)
そして私は、
わたしは 今日はとてもいい時間を過ごしたんだなーと思った。
服の色や柄さえわかんないくらい。
私が最後に恋を始めたのは3年以上前だけど、
恋のはじまりも確かこんな感じではなかっただろうか?
恋の最中は
相手そのものが好きだから、
何を着てるとか、どんなお店に行って、とか、本当に二の次になってしまう。
初めてのお店や、ステキなお店に行くのはたのしいけど、
好きな相手となら
行き当たりばったりの小汚い店に入っても楽しいし、
公園のベンチとかでいい。
つーか、むしろ、
ふたりでどこへも行きたくない。
・・・・・。
この日に会っていたのは恋の相手じゃなく女の子なんだけど。
とにかく私は、
その日いちにちのことを思い出しながら、電車に乗って
ビートルズの
♪ルーシー インザ スカーイ ウィズ ダイアモン
を口ずさみながら帰った。
何を着てたのかわからないけど、なんか光をまとってる感じ。
…A girl with kaleidscope eyes,
cellophane flowers of yellow and green
Towering over your head
Look for the girl with the sun in her eyes, and she is gone...
Lucy in the sky with diamonds...
スカルのリングを購入した。
ずっと探してた。
感覚的にぴたりとフィットするものに出会うまで買わないでいようと思って1年以上経っていた。
今日出会ってしまった。
「黒人も白人もない。
皮を剥いだらみんな同じしゃれこうべじゃないか」
とキース・リチャーズは言った。
ブルースを演奏する白人のキースへの揶揄に対する彼のメッセージだ。
それを音楽雑誌で読んだ時、心が震える思いがした。
そうだ、私たちは しゃれこうべなんだ
ブルースや、音楽や、人種だけの話ではない。
大きいものから小さいものまで、いろんな差別が存在する。
人種差別、差別、学歴差別から、職業差別、貧富のこと、体が不自由であること、美醜、はたまた片親だとかそんな事まで…
しかしきっとなくすことは出来ない。
人間は、優位に立ちたがる生き物だから。
私事だが、兄弟に障害を持つ者がいる。
教科書や先生が教える「差別はいけない」が、
どれほどに意味のないものであるか、
どれほどに建前でしかないか、
道徳的にふるまう普通に見える人々の中にどれほどの差別心が根付いているかを
私は物心ついてすぐに知る事となる。
しかしまた一方で、深い理解と愛情を示してくれる温かい人間が、
世の中にはたくさんいる。
私がやさぐれずにいられたのは、
そういう人たちの愛のおかげである。
スカル。
キースの記事を読むまで、
ぶっちゃけ、単に形状として興味なかった。
でも。
今では、右手のスカルを見るたびに
心に平穏が訪れる。
風水的には、スカルはとってもバッドなものなんだって(特に女子は)。
でもそんなこと私には関係ない。
だってこんなにも心癒される
そういった事で悲しい思いをしている人がいるなら、
私がかつて世の人々に与えてもらった愛を、
惜しみなく捧げたいと思う。
キリスト教徒が十字架を首から下げるように、
私はこのリングをずーっと身につけていようと思う。
お店に行って、毎回、
「スカルのリング見せてー。イカツイやつはダメよ、目がこわくないヤツね」
とか言っていたのだけど、
私が買ったリング、
眉毛が ちょっと 困ったちゃんになってる。
今日、四条河原町の交差点をエクセルシオールカフェからコトクロスに向かって渡ってると、
男の人が爽やかに声をかけてきた。
ナンパ、とかではない。
お仕事斡旋マンだ。
最近のこういう人は、黒いスーツとか着ないのね?
白いシャツにデニムはいてた(でもエリは立ってた)。
「転職するつもりはないので」と断るが、
横断歩道を並走してくる。
「とっても上品なお店ですよ」
「ママも優しい人ですから安心ですよ」
に続いて
「同世代の女の子もいっぱいるので安心ですよ」
というので、
「えホントに? ○○才くらいの女の子がたくさんいはるの?」
とか悪ノリしてみたところ、
「あ…えーっと…きき今日のところは……あ、もしもし?」
と急に繋がっているのか何だかよくわからないケータイで通話するそぶりで
ヤツはせっかく渡った信号を大急ぎで逆戻りしていった。
ポン酢をこよなく愛している
お刺身、焼肉、餃子、おひたし、パスタ、納豆…
家族用にはスタンダードなタレなりを作って出すが、
自分用はすべてポン酢を用いる。
たまご雑炊も、自分用のはポン酢で作る。
お醤油及び、お醤油の入ったタレ類を、
すべてポン酢に置き換えたがる。
お醤油の塩辛さが すこし にがて。
何にでもマヨネーズをかけるマヨラーという恐ろしい人種がいると聞くが、
わたしはさしずめポン酢er(ポンザー、と読む)であろう。
常においしいポン酢を探すのに余念がない。
経験上、1本200円台で買えるようなものはよろしくない。
値段の問題で片付けたくないのだが、
実際安いポン酢はお醤油の配合割合が多く「ポン」の割合が少なく、またダシが効いていない。
最低、450円以上のモノが合格ラインだ。
スーパーで買えるものならミツカン「かおりの蔵」はおいしい。
あと、なかなか売ってないけど高知県のゆずの名産地「馬路村」ブランドのポン酢はどれも大抵おいしい。
今のところベストワンは「手作り・ひろたのポン酢」という商品だ。
しかしそれでも時折、
お醤油の味の主張が強すぎように感じる事がある。
このお醤油感をグっと押さえた、
「ポン」が爽やかに主張する夢の調味料はないものかしら・・・
と思いつつ、そういう時はゆずやかぼすを絞ってかけたり、お酢をかけたりしていたのだが。
しかし、あったんです、夢の調味料が。
友達が教えてくれて、誕生日に送ってくれたのだけど、
「塩ポン酢」というもの。
透明なのよ。
塩ポン酢=普通のポン酢-お醤油+まろやかなミネラル分+薫り高いポン
という感じで、お醤油の塩辛い感ゼロでエクセレント!
さっき、これ書いててガマンできなくなって、
冷蔵庫開けて小皿に塩ポン酢を少量出し、ペロペロしてPC前に帰って来た。
塩ポン酢。おいしくてもう飲めちゃう。
もう病気
あかん、もう普通のポン酢、食べられない・・・