ストリート

四年半前にこどもが生まれてから、
やたら知り合いが増える。

私自身はそんなに社交的ではないのだけど、

息子がそれはもう社交的で、
そこらじゅうで
年齢、性別問わず、いろんな人とすぐともだちになってきては

「はい、これ、おれのママ」

と紹介までしてくれるので、
おのずと知り合いが増えていく。

そこいらの商店は知り合いだらけだ。


最近は、ストリートミュージシャンや、鴨川べりで楽器を練習している人を見つけると、
「ちょっと、行ってくるわ」と走ってく。


今日は民族的な打楽器を演奏しているお兄さんに長いことつきまとっていた。



まず、少し離れたところに
さりげなく座る。



次第に距離を縮めてみる。



自分もリュックから紙とペンを取り出し、傍らで何か書きつけてみる



演奏がひと段落した頃
満を持して

「上手ですね」と
満面の笑みで話しかける



ありがとう、と言ってくれはると一気に距離を縮めて話し込む。


それを私は離れたところから眺めて
ニヤニヤしている。


しかし本当に人の懐に飛び込むのが上手い。
うますぎて、親の私でさえ、時に目が点になってしまう。
手ほどきなんかはしてない。天性だ。
おんなの人には「可愛いですね」とアドリブまできかせておる...。


しかしこどもはいいねー
私がこんなふうに男のひとにじわじわ近づき声をかけたら、
確実に警戒されるよね。


そして、

「ママも道とか鴨川でギター弾けよ。
そしたらいろんな人が話しかけてくれて楽しいよ。
俺も笛とかハーモニカやるから、一緒に道でやろう」

だって。


わたし実はストリートの経験ってないんです。

息子、マジみたい。。。

こういう時、流したらあかんと思うから、
ブルースハープ買い与えて、ストリートしてみるかな。

ライブがしたい

きのうはオリジナルのほうのバンドのスタジオでした。


今のメンバーと初めてスタジオに入ったのは３月の末だったけど、

いま曲、何曲あるか数えてみたら、
６曲。

今から固めていって
秋にはライブできたらいいなあ。


ところで
このバンドで私はギターを弾いていません。

ベースを弾いています。



去年、もうひとつギターでやっているイベントバンドで
ライブハウスに出ました。

そのバンドのベーシストが当日出演できなくなり、
幸いツインギターでギターはもうひとりいるため
私が急遽ベースを弾きました。

その日の　対バンのギタリストが後日声をかけてくれ、
いま一緒にバンドをしています。

たった一度だけ、
ベースでライブをしたことがきっかけで。

あの日、いつも通りギターで普通に出演していたなら
今このバンドに私はいないでしょう。


正直、ベースよりもギターでバンドしたい気持ちはあったけど、
このひととやれるなら、ベースでもいいと思ったくらい
わたしの好きなギタリスト。
弾くものがいちいちキラっとしてたりギラっとしてる。

ドラマーは、とてもキレのある、エモーショナルなドラムを叩く人。

「やりたいようにやったらいい、とにかく自由にやったらいい」と言われ
のびのびやっています。

弱点

現在、春からやってるオリジナルバンドと、
もうひとつ、年に１～２回だけ地元のイベントで演奏するカバーバンドをやっているのですが（これは３年目）。


オリジナルのほうのバンドは、
ロックバンドなんだけど、

イベントのバンドは
主にポップス曲のカヴァーで。

このポップスのバンドが
時に悶絶モノでして。


ポップス曲には
シンプルなロックバンドしかやってこなかった私が
「し、知らない…」と気絶しそうなギターコードが満載！

マイナーセブンスフラットファイブ、を筆頭に
オーギュメント、ディミニッシュ、ナインス、シックス…

自分で作曲する曲には、
まず使わないので、
知らないまま大人になっとるんです。

良くも悪くも
自分で作る曲は自分の出来ることしかしないから。

ギターは、生きてる年月の半分以上弾いてるわけで
そりゃ好きよ。
でも難解なコードは、数学並みにニガテ。


今まで、ツインギターなのをいいことに（？！）
単音やルートで弾いてごまかしちゃうこともあったんだけど、

明日、スタジオ。
今回は、数時間かけて真面目にやりました。

そしたら、メジャーセブンスとかシックス、ナインスの響きがとても良くて
ああいいもんだなぁと思いました。いまさらですが。

髪

覚えていないくらい長い間
髪が背中はんぶんくらいのロングなんだけど、

今週、美容院に行ってきたというママ友さんから
「よく長いままで　いてはりますよねぇ」と言われた。

これは、子供が赤ちゃんの頃から
ときどき言われる。

たしかに、保育園のお母さんで
ロングの人、ほとんどいないかもしれない。

子供がいると、短いほうが便利かもしれない。

お風呂のとき、こどもって早くあがろうとか言うもんね。

ドライヤーかける時間も
子供いると難しい。

先にこども産んだともだちから
「ロングはもう無理」
みたいなことはよく聞いてて


わたしもいつか切りたくなるかなーと
思ってたけど、
でもなんだかそのままで
いつのまにかこども４才半になってた。


短くても長くても
もしも似合うならどっちでもいいけど

ふたつだけ、
髪が長くてよかったと思う場面がある。


ひとつは、
髪を撫でられるとき

そしてもうひとつは
バンドでギターを弾いている時。
（ベースでもいいんだけど）

前者のような機会は
まぁあれとして

最近またバンドを始めて
ロングでよかったと思う。

弾きながら頭をおおきく振ったときに
髪が、すこしだけ遅れてふわぁっとついてきて視界を遮る。

それが１７でギター始めてから
染み込んでる感覚。

3kg

最近、ハタチの頃の体重に戻った。
気づいたら減っていた。


私は　ダイエットに成功したという経験がない。

過去、体重が大幅に減ったことが三度だけあったれど、
３回とも、ダイエットではなく気づいたら減っていたパターンだ。

ダイエットなどと意気込むほどにあまり体重に変動がない、根性のない私である。

体重が減った３回には　共通点。

食事のことを忘れるほどに、なにかに集中していたということに尽きる。
過去には、それはバンドであったり、恋だったり、子育てだったりした。

そんな時は、お腹もすかなかったり、
夜中にラーメンを食べても太らなかったりする。

脳って、たくさんカロリーを使うのかな。

ダイエットだー、なんてがんばっても
ぜんぜん痩せなかったのに、
にんげんのからだってふしぎ。

３キロ減ると、からだが軽い。

最近

今日はThe BirthdayのLIVEに行ってきました。

前から２列目でもみくちゃになって観ました。
寝不足でとても疲れた状態で行ったんだけど、
汗だくでライブ終わったら、行く前より元気になってた。

ほんとに好き、The Birthday。粋だから。

帰り、いつもならぜったい選ばないコーラを
ゴキュっとイッキして、
いい気持ちでした。


このごろ、
音楽や 本や 景色や 空気や 感触や 匂いや

いろんなものがダイレクトに入ってきます。

そういうサイクルってありますよね。
たとえば本なら、
読んでも読めない時期と
どんどん読めて、いろいろ感じる時期と。


このひと月

たくさん本を読みました。

バンドで曲を２曲作りました。

ちょっと悲しいなぁと思うことがあったけど、
まぁいっか　と思いました。

とてもうれしいこともあって
「死んでもいい」と一瞬だけ思いました。

水と風の音以外なにも聞こえない
綺麗な湖にいきました。

なぜか
体重が２・５キロ減ってました。

好きな年上のおねえさんに
数年ぶりに会いました。

５月、長かった。

６月もたのしいこと
たくさんありますように。