*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

詩人M

2024年08月28日 | blog

今日、伯母が
京都から関東に引っ越して行った。
さびしいなー


先日会った時に
本が好きだと言っていたら

今日、仕事から帰ると
うちの玄関に
引っ越してゆく伯母からの本が4冊置いてあった。

ぜんぶ相田みつをさんの本だった


「よろしかったら読んでね
元気でね」


自分ではなかなか選ばないタイプの本。
伯母がくれたのも
なにかの好機かもね♪
相田みつをさんの本
はじめて読んでみます


たくさんの中で
この詩が印象に残る




熱い涙をこぼして
声のかぎりに 泣く

涙なんか 一滴もみせず
無声慟哭する

共に大事な 仏のはからい
狂わずに生きるための


 みつを





「涙なんか一滴もみせず、無声慟哭する」
というところが、なんとも。

重厚な詩

ほんとうに悲しい時、つらい時はたぶん涙は出ない。
無声慟哭は、最大の叫びかも。
そしてなにか覚悟めいたものも感じます。

狂わずに生きるために、というのが
ことさら切実でグッときます。

(そういえば、先日
自分のバンドのライブ後
観てくれはった人に
「ある意味すでに狂っていますね」という感想をもらったなことがあったな)



パラパラ読んでいくと

伯母がフセンを貼っていた箇所がある



 

なんにも欲しがらぬ時が
一番強い


 みつを


 

ああわたし煩悩いっぱい
ぜんぶ捨てることはなかなかできないけど
それを忘れた時、いわゆる「ゾーンに入る」のかも。

仕事や、ライブの演奏や
わたしがいろんなことで失敗する時
たぶん、ギラギラしすぎてる時なんじゃないかな〜


そして、みつをさんは
こんなキュートな詩も。






自己顕示

『この花はおれが
咲かせたんだ』

土の中の肥料は
そんな自己顕示をしない
おれのような

  みつを












 

 

 


「大嫌いでした」

2024年08月21日 | blog

先日、ある方の一周忌がありまして。

法要のあとの会食にて
「故人との思い出を順に語っていこう」という流れになりました。

わたしの順番が来た時、
最も感謝しているエピソードを話しました。


他の方も、
故人の優しかったところ
面倒見のよかったところ
努力家だったところ
などを話され、会は和やかに続いてゆきました。


しかし突如、流れが変わりました。


70代の男性の番になった時

「私には、○○さんとの良い思い出など、なにひとつございません。
むしろ嫌な思い出ばかりしかございません。
ほんとうに大嫌いでした」

と言ったきり、とても厳しい表情で黙り込まれたのです。


予想外の展開に
一同静まり返りました。



でも、なんか
そういうのも、いいかもなぁと思った。

それがすごく普通なんじゃないかなぁと思ったの。

どんなにいい人でも
全員から好かれる人なんて、たぶんいないもんね。



少し前、阿川佐和子の小説
「悪女について」を読んだところなのだけど

主人公の富小路公子は冒頭ですでに亡くなっていて
スキャンダラスに亡くなった富小路公子を取材をするために
ライターがいろんな人に取材をしていく
という手法なんだけど、

公子のことを「とんでもない悪女だ、いまも恨んでいる」
という人も続出すれば
「あんな心の綺麗な聖女はいない」という人もまた続出してた。



法要の場では、遺族の前で良い思い出を話すのが
まぁ普通の流れなんだろうけれども
だからKYといえばKYなんだろうけれども
そういうのも、ある意味アリなんじゃないかとも思った。

不謹慎かもだけど
やけにすがすがしかった。

いいやん、嫌われても。
嫌われたらダメ、なんてことはないよね。


誰でも、誰かに嫌われてるよね。
わたしもきっと誰かに嫌われてる。

そして誰かに好かれてる。


お葬式や法事で
「大嫌いでした」と言うパターン、あまり聞いたことないけども、
もしかしたら、大好きだった時期がかつてあったのかも。
なんて考えたり。









メンバー紹介

2024年08月17日 | blog


バンドでギターを弾いているのだけど
ライブでメンバー紹介の時、
ボーカルが、キャッチフレーズみたいなものとともに名前を呼んでくれることが多い。


その打ち合わせなどはなくて
本番MCで初めて聞くキャッチフレーズ。
「ああ、メンバーからそんなふうに見えてるのかー」と、おもしろい。


先月のライブでは
「バンドの中でいちばんロック小僧なヤーツ、ギター・メグ」
と、紹介されてた。


その前のバンドでは
「色が白い、エロい、そして一本筋が通ってる、メグちゃん!」
と紹介されてた。

メンバーは意外なところを見ています。笑



そして、今日買い物に行ったら
↑上記の「前のバンドのボーカル」がお店にいた。
久しぶりに会った。

わたしの息子も一緒だったんだけど
息子も「一本筋の通った感じやな」と彼女に言われる。

一本筋が通ってる親子?笑


人から見える自分って、自分ではとても意外なものですね。
どんなとこを見て、一本筋が通ってると感じたんだろう
そして、何をみてエロいと思ったのだろう笑笑




















送り火

2024年08月16日 | blog

 

 


今年亡くなってもう会えない人のことをよく考える
 
2月の寒い夜、
青春みたいに、シャッターの閉まった商店街を全速力で駅まで走って、みんなで笑い合った。
それが、最後の思い出になってしまった。

 
またこれからも普通に会えると思ってたのに
今でも、頭では理解しているけれど、やはりまだ信じられない。


自分が子供の頃、若い頃は
送り火は単なる夏の行事の一つに過ぎなかった。


でも大人になって
大切な人があちらの世界へ行った時
送り火の意味が、はじめて胸に迫った。


写真は西大路通からみた今日の左大文字。





 
 
 
 
 

暇人現る

2024年08月15日 | blog

息子が事故って顔を骨折し
3週間ほど入院していました。

中3だけどスマホは持っていないので
まったくネット環境のない入院生活です。
現代の若者にとっては、
経験したことのない非デジタル生活でありましょう。

ヒマだ、、、とぶつぶつ言っていました


すると、入院10日目あたりから
小説めいたものを書き始めた!

小さい頃から読書(活字)が大嫌いで
ほぼ本を読まないまま大きくなったのに、なにゆえ電撃執筆?!


ヒマすぎておかしくなったのかと思っていると
ヒマすぎて本を読むしかなく、
ある作家にハマり
俺も書いてみたいと思ったと。

退院してからも
謎の長編を書き散らしています。

アナログ・ヒマヒマ・マジック!



わたしも小学生の頃に
似たようなことがあった


日曜日がほんとうにヒマだった、、


ファミコンもまだなかったし
テレビもつまんないし
親が忙しく1年中どこへもお出かけしないし
母の本棚にある本を、仕方なく読むことにしました


ヒマだから、片っ端からぜんぶ読む!
あしながおじさん
アンネの日記
窓際のトットちゃん
佐川君からの手紙
人間の証明
氷点
などなど、、


さらに暇すぎて「家庭の医学」もスミからスミまで読んだ、、
読むものがなくなって、仕方なく国語辞典・漢和辞典まで読んだ、、
どれだけヒマなのよね?


そのせいで、10代の頃
たまたま受験したある資格に
ノー勉強でまさかの合格してしまいました
ヒマすぎただけなのに
そんなことがあるなんてちょっと笑ろてしまいました

非リア充ヒマ人の
謎のインドアパワー!






今月のライブ

2024年08月05日 | blog
 
 
 
 
ギター を弾いているバンド
THE GOOD LOVIN’s 
 
8月17日 土曜の夜
西院ウーララさんに出演させてもらいます
 
わたしたちの曲に
「THE GOOD LOVIN’sのテーマ」というブギー調の曲があります
 
🌸
 
君がくれた 情熱の花を
カラダいっぱい吸い込んで
 
君がくれた 小さな花を
彩っていく I Love You  
 
🌸
 
ボーカルのonoさんが書いた歌詞ですが、
わたしの中にも、これまでいろんな人からもらった情熱が、花になって咲いているような気がします😊
 
8月17日土曜日
よかったらのぞいてください♡