ロックＴ

最近若い人のあいだで
昔のロックT（バンドTシャツ）が流行っているのだと
美容院で、２４才の美容師さんから聞きました。


「そうなんですか
どんなバンドの？」
と聞くと

全然ロックは詳しくないんですけど
僕もこないだ２枚買いました。


えーと
なんてバンドやったかな

そのバンド知らないんですけど
あーーーーー
たしかKISSってヤツです！



もうひとつは
あーーーーーーーー
あの、ホラ
クチのやつ・・・

「口のやつ？
ローリングストーンズ？」

あーーーそれですそれです！！


「クチのヤツ」
すごい説明、
わかりやすー
笑笑


なんか、若い人かわいいね
素直に「全然知らないっすけど」と
カッコつけて知ったかぶりしないところとか、イマドキっぽくて軽やかで。


わたしたちの世代のひとが
「ジブン、若いのにKISS好きなんー？」
とか、親近感を覚えて話しかけたら、たぶん『…？？？』やね。


わたしは逆に、
若い頃ストーンズのTシャツを着ていた日に
出町柳駅の券売機で割り込んだおじさんに「あかんよー」と言うたら
「急いどるねん！ ほんでそのベロのシャツなんやねん！」と怒られたことがあります。

2022/09/24

 

 

数年前から
夏が過ぎたこの時期に、海に行くようになりました。
４年目の今年は舞鶴に。


このまちで暮らしているアナザーサイド人生をこまかく想像してみる。

たかが想像なんだけど、
想像したりしていると、
いろんな人生があって、今の生活はその一つに過ぎないんだなと思う。
そう思うだけで、とても自由な気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

crystal clear blue

 

 

 

きれいな色のペン
勉強がはかどる気がする

清澄　清洌　清潔　透明　薄氷　純水　朝露

などと勝手になまえをつけていたら、

メガネをかけてよく見ると
商品それぞれに、すでにとても可愛いロマンティックな名前がついてた。



こんなにキレイなものが１００円で買えるしあわせ

 

 

 

 

 

 

 

時代

 

 

今日の帰り道、
吹奏楽の生演奏を聴き、うるうるしました。

京都駅で、
JRから地下鉄へ乗り換えようとしていたら
演奏が大音量できこえてきました。
大階段で、関西四私立大学応援団のイベントをしていたのです。

吹奏楽部・応援団・チア部が一緒になって
勇ましいステージをしていました。


夕陽の大階段にすわり
荷物を置いて、ぼーっと見ていたら
なんか、健全で、まぶしく
涙が出てきてしまいました。
ちょっと、ちょっと〜

わたしにもこんな時代があったのかな。なんて。
吹奏楽の音圧が胸に響きます。


でも学生の頃の自分は
大人になり消滅したんじゃなくて、
今も自分のなかで明らかに生きとるんだわ。
いつの自分も、上書きされていなくなったりはしない。
だから安心して生きたらいい。
あの頃は良かったなんてぜんぜん思わなくていい。

2022/09/11

 

桃の季節はみじかいです。

「今年最後の桃だよ」と買ってきてくれた人。

ことしさいごのももだよ

二葉亭四迷は「I lone you」を
「月がとても綺麗ですね」と和訳したらしいけれど

「今年最後の桃だよ」が
ラブレターのような気がした。

けど、本人には言っていない。
自分だけで、こっそりそう思っている。

 

 

体感

 

 

仕事中は、一応シャキッとしていますが
帰ってくると、のんびり〜してしまいますね。

仕事中と、仕事後の差が激しいです。

のんびりしすぎて、
寝る支度が遅くなったり。

この写真のん、
子供の勉強用に買ったラーニング・タイマーです。
最近ちょっと拝借してみたら、なんかいいです。

ふだん、なにげなくしている事を
タイマーをカウントアップにして、時間を計ってみます。

すると、体感している時間と
実際はずいぶんズレがあります。

 

晩ごはん作りは、体感では３０分くらいなのだけど
気分がのると、もう一品なんか作る？となり
気づけば７５分
（晩ごはんが遅くなるー）

ちょっとだけギター弾こうと思ったら
１時間すぎていたり
（お風呂まだだったー）

ドライヤーは１０分くらいの体感だったけど
５分だったり（暑いぃ・・・）


筋トレは
いっぱいがんばったつもりでも、数分しか経ってなかったり
（もう疲れたー）


単純に
苦手なことは、時間がすぎるのが遅いという、
スタンダードな結果に。

それに、計ったからといって
何も変わらないんですけどね。


でも、なにげに
タイマーをかけておくと
時間の流れを感じることができるからか
逆に時間が、ゆっくりに感じられる気がします。

のんびり屋さんがちょっと改善され・・・てるかは不明です。
まあ、あんまりセカセカしたくないし
夜くらいのんびりしたくもあるし。


とはいえタイマー、地味に使えます。
ダラダラの防止には、ひと役買っています。
今から、明日のお弁当の用意です。
よーいスタート。最速記録更新をもくろんで。

 

 

京都

京都に生まれ、京都に住んでいます。

地元だけど、
京都のメジャーな観光地も好きです。
お寺も、プラプラと無目的に涼みに行きます。

修学旅行生のおみやげのイメージがつよい八つ橋なども
好きでよく買って食べています。
（西尾さんの八つ橋が、いちばんおいしおす）


インスタ映えといわれる、
京都人があまり行かないようなミーハーな場所も好きだし
または、観光案内には載らないマニアックな場所も愛しています。



けど、こんなふうになってきたのは
歳をかさねてからです。


若い頃は、都会に住んでいました。
都会でバンドをしたくて
卒業したら、一目散に京都を出てゆきました。
京都人の、閉鎖的なところも、ちょっとニガテでした。


お寺めぐりも、
１０代の頃は、何が楽しいかさっぱりわからなく。


ねえ、お寺行ってもバンドに関係ないやーん
お寺へ行くくらいなら
スタジオ入ったり
ライブハウス行ったり、
楽器屋めぐったり
中古レコード探したり
インド雑貨のお店に行こうよぉ

なんて思っていました。

でも、今は
音楽活動と、ギターと、京都の景色は
いつの間にか、ぜんぶつながっている気がします。


大人になって、
しんどいことが増えて
バンドどころじゃなくなるような時に


京都のわびしいお寺に佇んでは
無駄のなさに洗われ


嵯峨野の竹林で
鬱蒼と風に吹かれて心が動き


あでやかなものを見ては
キラっとしたものを思い出し
少しずつ生き返ったり、

とても生活感のある古い商店街を歩き
オシャレじゃない所帯ぽさに
生きてるな感を実感したり

ネオンの消えている昼間の祇園町で
電線が複雑に絡んでいるのを見て
エモエモな気持ちになり


岡崎あたりの空の広さに
情熱めいたものを吹き返したりしています。


役者さんは
「女遊びは芸の肥やし」なんていうけれど
それと同じように
見るものがギターの肥やし。私の栄養。
艶のあるギター弾きになりたいな。