東京の多摩地区(武蔵野)に、
ずいぶん前から
そこはかとなく憧れています。中央線沿線。
というのは やはり
かつて好きなバンドに
武蔵野出身のバンドが多かったから。
RCサクセション、ストリートスライダーズ、
シェイディードールズ・・・
ミッシェルガンエレファントの曲で
「武蔵野エレジー」というのもある。
中央線ロック、とか武蔵野ロックって言葉も
あるらしいです。
詳しくは知らないけど、きっと好きそうだな。
それに福生の基地の米軍ハウスなど
キケンなロケンロールの匂いもします。
好きなバンドの曲に
「凍りついた駅に降りて おまえのいる街まで」
という歌詞があれば、
行った事もない立川や国分寺の駅を勝手に想像してみたり
「どこにでもあるのさ パノラマの街」
「乾いてる風が 吹き抜ける街」
という歌詞あれば
これまた行った事のない府中を想像してみたり
むしろ
ほぼ行ったことがないから余計に
なまじ妄想オンリーで
私の頭の中に武蔵野が出来上がっています。
それはもう
あたかもセカンドライフ?や
シムシティのごとく
仮想社会が創造されております。
わたしの仮想武蔵野は
ちょっとうらぶれた、空の高い、雰囲気のある街です。
現実では、
たったいちど 数時間だけ
武蔵野市の吉祥寺という駅に降り立ったことあります
知っている武蔵野はそれだけです。
東京への社員旅行中に
ひとり抜け出して
歌詞の世界観から勝手に想像していたよりも
とても小奇麗な都会だったため
アレレっと狼狽しましたが
それはそれということで
吉祥寺の夜をたのしみました
おもむろに駅前の公衆電話ボックスのタウンページで
周辺のライブハウスを調べ、「今日出るバンドどんなの?」なんて数件電話をかけて
「曼荼羅」というよさげなネーミングんとこにブラリと入り
なぜか路上で出演バンドと意気投合して
打ち上げにまで参加してたという
私にしてはめずらしい初・武蔵野の夜でした。
武蔵野について
つらつらと書いてしまいましたが、
というのは今日、
図書館でジャケ借りしたのです。「たまらん坂 武蔵野短編集」
だって そりゃあ
忌野清志郎さんを思い出してしまうでしょう!
吉祥寺以外にも
いつか行ってみたい。
そうそう! ケロロ軍曹も
武蔵野が舞台なんですよ!