*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

日曜日の午後

2014年11月30日 | blog
もうすぐ12月だけど
日差しは強い。

空の青と、紅い葉がきれい。日曜日の鴨川。





いま、川の真ん中まで
こうやって行ける。
砂州がどんどんひろがる。




いろんな人が
思い思いに過ごしていて、
みんなとても健全そうだなぁ。



石をたくさん投げて
スカッとしてみる。




今週のスタジオまでに
もう一曲作っていきたいから
川縁で歌ってみるも
こどもが話しかけてきて
中断してばかり。



そうそう
うちはマンションで庭がないから、

こないだ勝手に
鴨川に柿の種 埋めちゃった。


桃栗三年、柿八年 だっけ。


8年後なんて
いったいどんな暮らしをしているだろう。

1年前だって
今の暮らしは想像もつかなかった。

8年もあれば
かなり遠くまでいける気がする。

もうすぐ12月

2014年11月29日 | blog



先日
クリスマスツリーを出した。

このツリーは数年前
人生どん底だった時に
そんな気分を吹き飛ばすように
あえて買ったもの。


奮発して買った想い出のツリー
お部屋の広さの割にすこし大きい。


当時は
この殺伐とした心との対比というか
この似合わなさったらどうよ?
などと、
自虐的にやさぐれてみては
ひとり笑っていたのだが


今年はそんなこと思わない。


数年前のことは
今も解決はしていないけど
もう解決しようとすらしてない。


今はそんなことより
大事なものの存在が大きい。



オーナメントも毎年すこしずつ買い足して
大好きなシャンパンゴールドとREDで
シックにまとめているのだけれど


息子(もうすぐ5才)が
クリスマスツリーなのに
七夕の時と同様、
せっせと短冊に願い事を書いて
吊りまくっていた。



・・・・・



ツリーに短冊はダメよ、などと
融通の利かないこと言うつもりもないので
「いいよ、書いてたくさん吊ればいいよ」と言いつつ
「雰囲気ぶちこわれなんですけどー」
とも思っていた。


しかしある日、
短冊をふと見てみると
アイツったら


「ままと しあわせな毎日でいられますように」


なんて殊勝なこと書いてやがる。




私にも願いがある。
切なる願いだ。

息子にならって
こっそり短冊に書いてみた。
ただし、誰にも解読できない文字で。

親子でいったい何やってるんだろう。


毎日ごはん

2014年11月21日 | blog

寒くなってくると

やたらと炊き込みご飯を
作りたくなります。


以前、
炭水化物をあまり摂らないという
ダイエットをしていた時期があったのだけど
なんだか、頭の回転が非常に悪くなったように感じられ…。

やはり脳の栄養はちゃんととらないと
楽器も下手になりそうだし。


以来、なんでもおいしくいただきます
ダイエットなんてしなくても、
恋でもしたら自然とやせるんじゃない。


今週はいろいろ炊き込んでみました。



おあげ・にんじん・きのこ・ひじき

 きのこ・ツナ・にんじん・胡麻




チキンのパエリア

 

さつまいもごはん

炭水化物×炭水化物!
シンプルにお酒・塩・さつまいもだけでとてもあまい。


2014年11月18日

2014年11月18日 | blog

私は、1本をこよなく愛するタイプなので
若いころに買ったギブソンをずっと弾いてきたけれど、

今日、16年ぶりに
楽器屋さんで楽器を買った。


フェンダーのプレベ。used。
from カリフォルニア



一乗寺ハリソンというバンドで
ベースを弾き始めて8ヶ月になるけれど、

17歳からずっとギターを弾いてきたから
いつまでたっても自分はギター弾きのような気がしていた。
いつかギターに戻る気が、
いつもどこかでしていた。

昨日までずっと、
借りたままのベースを使っていた。


でも、夏頃から
血中ベース度が非常に濃くなった。
血がたぎるような感覚を
覚えるようになった。


今日の午後、
橋を渡ってベースを買いに行った。
試奏して、これだと思った。


お店を出ると
東の空に 虹が出ていた。




いつもの鴨川べりで、
ハードケースを開け
買ったばかりのベースを弾いていると

最初は雲に吸い込まれるように90°ほどしか見えていなかった虹が
見上げると
180°の半円になっていた。

180°の虹を見たのは
生まれてはじめてだった。

虹が大きすぎて
iPhoneのカメラに入りきらなかった。

約10分後に虹は消えた。

2014年11月18日。
今日はわすれられない1日だ。




セクシーなベースを弾く人になりたい。


荒神橋

2014年11月16日 | blog



あるお方のご遺骨が眠る
荒神橋の飛び石。

ときどきここで
ぽつぽつと話しかけてみる。




鴨川のそばに引越してきて5年が過ぎたが、
いまだに、水の流れがこわくて
誰かが手を引いてくれないと
飛び石を渡れない。


でも、今日
橋の上からふと見ると

水嵩が減り、
こんなに川底が露わに。


これなら今日は、
ひとりで真ん中まで行ける!


モーゼをつい思い出し
手を上げたりなんかしちゃって渡る。






ちょうど川の真ん中あたりから撒かれたというご遺骨。
今日はとても近くまで来ることが出来。




この石は、いつもは川の底なんだ。。。





鴨川べりにいると
時間の流れがゆっくりになるような気がする。
空がとても青くて高い。
なにも悪いことなんか
起こらないような気がする。

でも空が青すぎて
ちょっと哀しくなったりなんかもして。


3人

2014年11月12日 | blog

先週から、一乗寺ハリソンのスタジオを再開した。

9月のライブ後から、
3人揃って一度もスタジオ入れなかったから。


やっぱり、この3人でいる空間がたまらなく好き。


スタジオでも、
ライブハウスでも、
ごはん食べに行っても、
どこにいても、ずーっと3人でしゃべってる。
しゃべることが尽きないし
全然つかれない。


音を出す時だけ
しゃべっている時のほのぼの感が消える。
ギラっとする。
何らかの、切実なものが見える。


スタジオがなかった間に、曲を作っておいた。
一乗寺ブルース。
わたしのすきな一乗寺。


歌詞は1番だけ書いた。
全くの実体験でもないけれど
いわゆるフィクションでもない。
大切なものを喪ったらわたしこんなふうだろうと
とても入り込んで、そういう気持ちになって書いたので、
もうなんだかリアルに失恋したかのような
気持ちさえしてきたり。

1番で燃え尽きてしまい、
2番の歌詞は、ドラムのMさんに書いてもらった。

わたしの書いた1番の荒涼さと
2番のちょっとsweetな感じが
合わさるとちょうどいい。

そしてギターボーカルのHさんは
声は甘いけれど歌い方が野蛮なので、
そういうとこも、好きな感じのポイント。


こういうときママは。

2014年11月04日 | blog

息子(もうすぐ5才)がいじめられているのを
目撃してしまった。


(息子には重篤な食物アレルギーがある。

保育園では、夜に保護者会とか
各種委員会が多数開催されるが
その際、こどもたちも居残りし
仕出し屋さんに、みんなでお弁当を注文するのだけれど

息子は
こうした仕出しや市販品で
もしも間違いがあった場合には命に関わるので
毎回、わたしが持参する手作り弁当を食べている。)


「なんでおまえだけ、
お母さんのお弁当やねん」

「なんでみんなとおんなじじゃないねん。
おまえだけ違うねん?」

としつこく何度も、
同じクラスの男子に
囲まれて言われていた。


しかし、ヤツは
そんな時に、泣いたりするタマではない。


私が作ったお弁当の包みを抱え
任侠映画のごとく
「あぁーン?!」というような怖い顔を作り
相手が目をそらすまでにらみ続けていた。

(私がそこにいることに
息子は気づいていない。)


それを見て、なかなかやるじゃんか、
と思うと同時に心配になった。


いつかこのことで
いじめられる時が来るだろうなと
思ってはいたけれど
もうそれは始まっていたんだなと。



帰って、寝る前に
息子に聞いてみた。


「お弁当、みんなと違うでしょ。
何か言われたことってあるの」と
聞いてみた。


すると
「ううん、そんなことは
今までに一度もなかった。」

ときっぱり言い放つ。
からかわれた事を伏せている。


お弁当のこと、
みんなと違うこと、
気にしてないのか

と問えば

「うん、ママのお弁当がすきやから」
などと、あまりにも模範的な答えを返してくるので
いよいよ逆に心配になる。
無理してるんじゃないかと。


すると息子はつづけた

まま、おれが小さい時から言ってたやろ
みんなとおんなじことが
別にいいことじゃないって。
みんなと違うほうがかっこいいこともあるんやで
って、言ってたやろ
大きくなったら、そのほうがモテるって
ママ言ってたやん。


・・・・。

ママ、そんな下世話なこと言っていましたか
すみません


うーん。
ちょっと訂正したほうがよいなぁ。

とにかく、
子供の頃は、そうは思いにくいかもしれないけど、
中学生になったら、人とおんなじじゃなくなりたくて
みんなもがくくらいなんやからさー。



と言っておく。


でも、あまり厳しく育てすぎるのもよくないだろう。
人はひと、自分はじぶん。
大人には当たり前でも、子供には酷だろう。
幼い頃は、まず人と同じで安心し、
そこから成長していくのだろうから

そこを否定しすぎずに
わかってやらないといけない気がする。


だから少しだけ甘やかす。

私はキャラクター物なんてダサイと思うし
お弁当箱や水筒もほんとうは
たとえば無印良品みたいな
シンプルなのを買い与えたいのだけれど
実際には妖怪ウオッチとか、戦隊モノなど、
いかにもなキャラもののを買ってやる。


そして仕出し屋のお弁当に嫉妬しないよう
お弁当の蓋の表面に
手描きのメッセージカードをいつもつける。

「かえったら、すごろくやろうね、ままより」とか。


先日、本人に内緒で妖怪ウオッチのお弁当箱を新調してやった。
また陰で子供たちの様子を見ていた。

息子がお弁当の包みを開ける。

また、何か言われるんじゃないかと
すこしだけ周りを気にする息子がそこにはいる。

しかし

「うわぁ、妖怪ウオッチのお弁当箱やん!!」と
今度はいじめられるどころか
みんなに見せて見せてと囲まれる。

そしてその輪の中で
戸惑いながらも、誇らしげ笑っている息子がいる。

その笑ってるのを見たとき
なぜかいじめられてるのを見たときよりなんかよりも
よほどせつなくて、涙が出そうになった。泣いてないけど。


西部講堂

2014年11月01日 | blog

今日は、京大西部講堂にThe Birthdayが来てた。

私は、西部講堂の入り口まで来て、
当日券もあって、
扉の向こうではバースデイがすでに演奏していて
それが聴こえて…

という状況の中、
泣く泣く入場せずに帰らざるをえなかった。

子供がいると、思い通りには
行動できないね。



そばにいた対バンの騒音寺のファンだという知らない年上のお姉さんに
なぜか、なぐさめられてた。
ここまで来て、券もあるのに、アナタ帰らなあかんのか
気の毒になー
気をつけて帰りね、
バイバイ



その人が好きだという騒音寺というバンド、
どんなサウンドのバンドなのか知らないんだけど
こんなオトナのいかすおねえちゃんを虜にしてんなら
さぞかし粋なバンドなんだろうな。

入れなかったけど、
音はビシビシ聴こえてきた。

この扉一枚向こうはロックンロールパーティー。
背を向けて帰るこの侘しさったら。

この欲求不満エネルギーを
自分のバンドの曲作りや
スタジオに使おうと思う。