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*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

おまえさん

2022年04月29日 | blog

昨日は、予想もしていなかった展開になりました。

スタジオが空いていたので
バンドのメンバーとふたりで個人練に行こうということになり。
ギターを取りに家に帰ると
息子(中1)が編み物をしていました
(白い毛糸でポーチを編み、ラブリーな花までつけていた…誰かにあげるのか?)



「今からスタジオ行くけど、来る?」と言うと
「行くわけねーだろ」
と絶対言うと思ったのに
「んじゃ行こっかな」と、ドラムスティックをいそいそと用意しています。


行くんかい!ってちょっと驚いた。


親がどんなバンドをしてるのか
メンバーが誰かも知らないし
世代も違うし、
オリジナルだから知ってる曲もないのに
自分はバンド組んだこともないのに

おまえさん、それでも行って叩いてやるぞ、と思えるんだ、、
よーし、来たれ若人!


息子は日頃
「オカンとなんかやるなんてダサいわーありえん」
とか言っていて
私も「ほんとほんと、親子共演とかロックじゃないよね」
なんて言っていますが

フツーにスタジオで一緒にいると
親子感って、早々に意識から消え失せていました。

楽器持って音出せば
良い意味で、自然に、息子という概念がないです。

日頃はオカンと息子でしかないので
何か不思議な体験でした。

写真は4年前、8歳の頃。



 









2周目

2022年04月27日 | blog
 

ギターの指板でいえば
11フレットまでで一周、
12フレットから新たな2周目
みたいな感じですが、

私も近年、
2周目的に楽しんでいることがあります。


子供の頃や、若い頃に
読んだり、見たり、聴いたりしたものが
一周まわって、また違った感じでおもしろく見えてきます。


昔好きだったものも
いま聴くとさらに良かったり
昔、良さがわからなかったものに開眼したりしています。

最近では夏目漱石の「草枕」など。

昔読んだ時、いろんな機微がさっぱりわからず
ただひたすらつまらなかったのですが、
今読むと、その疾走感のなさや、めんどくささが、じわじわ面白いです。



冒頭の有名なところ

『智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。
何処へ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、絵ができる』


情に棹させば…流される、と
いう言い方がとても好き。
粋な日本語。

私はこの3つの中だと、
情に棹さして流されるタイプだろうな。
そんな人は、「智に働きすぎる」くらいでたぶん中和されてちょうどいいね。

きっと漱石さん自身も、本当は情に棹差して流されるタイプだったんだろうなと、
草枕を読んで勝手に想像します。

年を重ねると
楽しめることが増えるようで、悪いことばかりじゃないですね。



ところでこの写真は、
私が通っていた小学校の桜です。

 




卒業する時に、記念植樹として
みんなで小さな苗を植えたのです。


最近通ったら、こんなに大きくなって。
そういえば、36年も経ってる。
夏目漱石、超つまんないんですけど(゚∀゚)♪  と思っていたのもちょうどこの頃。

 

 

 

 

 




 

 

 


Growing up

2022年04月23日 | blog
 
 
 

あと数日で、引越してきて2年になります。


ここに慣れたような気もするし
いまだに長いバケーションのような気もする。

2年前、記念に植えたオリーブの木の苗が、
もうすぐ背丈ほどになります。

木と一緒にわたしも成長していきたい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 


 

 


すきな場所日記・圓光寺

2022年04月20日 | blog

引っ越しをして今月で2年たちます。

引っ越してうれしかったことベスト10の中に

・圓光寺、詩仙堂が近くなったこと
・けいぶん社一乗寺店が近くなったこと

があります。

どちらも、すごく近所というわけではないけれど
ぶらぶら歩いて行くことができます。


今日は仕事を早く終えて
圓光寺を訪れました。



京都はどこへ行っても近年ひとがいっぱいですが
あえて16時をまわってから訪れると
静寂の中でゆっくりと過ごすことができます。

 
 



紅葉や桜の季節よりも
青もみじの美しい5月から初夏、
すこし侘しくて凍るようにキリリと寒い真冬の景色が好きです。

 

水琴窟のふしぎな音
極楽浄土にはこんな音色が響いていそう。






 

この紅い毛氈に、お仕事途中の営業マンのような、大きな黒鞄の男性が先に座っておられました。

わたしもたっぷりと距離をおいて座り
ここからずいぶんと長い間、青い葉が揺れて微かな音がするのを聴きました。


でもここは、有名な映えスポットなので
私たちが座っていると、残念ながら映え写真のお邪魔になってしまいます。
若い女性のグループが背後から撮影を始められたとき
気を遣ってか営業マンがすっと退散されました。
私も倣ってそのようにしました。

そして、さらに竹林を抜け、山上へ向かいます。

 









村山たか女、徳川家康のお墓を抜け
さらに上へ行くと
好きな場所があります。

視界がひらけ、市街地を見渡せるベンチがあります。

あまり上がってくる人もいないのか
ここはいつ来てもほぼ誰もいません。



鳥と、風と、葉擦れの音。
そういえば普段、車や人の気配のない場所にいることはあまりないように思います。




今日も暮れていきます。 



 
 
 
 

 

 





 


Demo

2022年04月20日 | blog
 
 


バンド用に作った曲のデモ音源を家で作っていました。


家でドラムを打ち込み
ベースとギターをPCで録音していると

12才息子がやってきて

「俺、わかるで。
あのー アレやろ
アメリカのぉ、なんか酒場で、オヤジがひとりで強い酒飲んでる。
ほんで、ちょっとトラブル起きる」

ナニソレ
それってもしかしてブルース?

12才の感覚にちょっと笑ってしまった。


どっちかというとアメリカより日本、東京、京都でもいいな。
トラブルは・・・どちらかというと起きなくてもいいかな?笑
でもなにか伝わってよかった。


バンドメンバーに、どうかな?と持って行くと

「ハッハッハッ、、、ええやん」

謎の笑い。

とりあえず、ハッハッハと何度も。

とりあえずお気に召したということにする。😁











切羽

2022年04月18日 | blog
 
 
 


過去に何度か挫折して→
わからないまま長年放ったらかし
→わからなくて不都合が出始め、スネていた案件。

を、腹をくくりもういちど勉強してみたら、、

ふつうに理解できて、あっさり解決しました。


今まで、がんばってもわからなかったのは何だったんだろう?

もっと早くに再チャレンジしたらよかった。

本当に切羽詰まらないと出来ない愚かないきものです。


こんなに遅くなってしまったけれど
でも、これでもきっと、自分にはベストタイミングだったのでしょう。

よーし、これからも
セッパ詰まってからやるか♪ ←変わってない

切羽詰まった時
好きさ、切実さを再確認してしまいました。

 

 

 

 




アザーサイド

2022年04月14日 | blog

10年とかぶりにバンドの友達と話したら
私生活が、それはもうとんでもないことになってた、、、

また別の友達も、
いろいろ大変なことがあったみたい。

私も、何にもなかったわけではないかな。


すごく若い頃からの知り合いで
まだまだ気楽だった頃を共有しているから
現在の話を聞くと、なんか言葉を失ってしまうけど、
種類はちがうけど、何にもない人なんて、ぜったいどこにもいないもんね。



人の生活というのは、
本当に見た目だけではわからないね。

つらい、悲しいと言っている人よりも、
何も言わず笑っている人の方が辛いということだって、普通にあるだろう。


SNSには書かない、誰にも見せないother side
人には言えないことの一つや二つ背負って。
時間も余裕もたっぷりあった若い頃は、誰でもたやすくRockerでいられる。
それより今のほうが、ずっとRockerな気がする。
・・・などと、むやみに、全く不必要にカッコつけてみる。

そうして私たちは、
いくつになっても曲を作って楽器を弾く。
よくも30年も気持ちが変わらないなというくらい、音楽の好きさが消えない。


毎日。寝て、起きて、働いて、食べる。
たいへんなことはもれなく全員に起こり、その巡ってくる確率は変えることはできないんだから、
それならいっそきげんよく毎日笑ってすごしたい♪