家内の死亡後は自我を忘れて悲しみよりも如何に葬儀を進行させるべきかに没頭の連続。
火葬・通夜・告別式と連続して行われるものと思いながらも その中に友引日があるので1日は延びる事になると想像していたが、火葬場の都合、お寺さんの都合 等で5日を要す日程が組まれた。
以前は祭壇から客への接待一切を自宅で行うのが通例であった頃を思えば~今は一切を代行してくれる葬儀業者があり、その会館内で接待、宿泊も出来るから助かる。
子供たちも主体的に役目をこなしてくれて総体的には大きなミスもなく葬式一切を済ます事が出来た。
一段落した後、ご苦労会で協力をねぎらった後、長女を残して他の子供、孫たちはそれぞれの家庭に帰って行った。
身内がこれ程揃う事は久しい事で~この顔ぶれを見わたして、もし、家内がここに居たらどんなに喜んだ顔をするだろなぁと思わずには居られない。
しばらくは死んだことが信じられない感覚があって、そんな自分をどう処していいのか戸惑う。
葬儀が終わった後はそんな気持ちを吹っ切るように積極的に市役所、銀行、郵便局、保険会社、病院、司法書士事務所としておかなければならない残務に精を出すが、なかなかスムースに1回では用が足りない複雑さに辛抱強く携わる。
そうこうしている内に四十九日を8月10日に行い新盆を13日から16日にかけて済まして、本四十九日である21日も過ぎて~ようやく大きな一つの山を越えた気分になっております。
長女もそれを機に帰宅し~本当の一人ぽっち生活が始まったばかりです。