感想:この素晴らしい世界に祝福を!~希望の迷宮と集いし冒険者たち~

2022-03-06 06:12:40 | ゲーム(VITA)


なにやらまた急に「ダンジョンに潜りたい病」を発症してしまい
見繕ったゲームがこちら。


原作のラノベは読んだことがないがアニメはめちゃ面白かった。
「このすば」キャラを使ったダンジョンRPGなんて最高じゃねえか!!






と期待したもののRPGとしてはあまりに稚拙。

装備アイテムの種類が悲しいほど少ないので
ダンジョンRPGのファンが求めているであろうハクスラ要素がほとんどない。

レベルが上がってもスキルが増えず、戦略がまるで変わらない。

とりあえずレベル上げてダメージ増やせ、という
大昔の国産PCのRPGのような戦闘バランス。
嫌いではないけど、それを今の時代に発売するのはいかがなものか。




そんななか特徴的なのが、見事なまでの「原作再現」。

めぐみんが爆裂魔法を一発撃つだけでその回の冒険ではまったく動けなくなるし
ダクネスは攻撃がまるっきり当たらない。

ボス戦もめぐみんの特攻ありきのバランスで
鉄砲玉としてのめぐみんを強くするためだけに
一緒に冒険してレベルを上げる必要があって普段は完全にお荷物。

原作がギャグだからこそ許されていた部分を、
忠実に再現してRPGを作るとこんなにもつまらなくなるのか。
知らずにプレイした人はキレるんじゃないかこれ。

なにより一番の問題は「全滅してもペナルティなしで街に戻されるだけ」の点。
そのせいで緊迫感がゼロになってる。

クエストも「マップに表示された地点へ行ってそこにいる敵を倒す」
というものがほとんどなので、手抜きにもほどがある。





まあそんなわけでRPGとしては問題だらけなのだが
キャラクターたちの脱力した掛け合いは非常に楽しめた。
当然血生臭さとは無縁なシナリオw





アニメ原作のRPGでお約束の衣装チェンジ。
水着で雪山探索してもなんのデメリットもなくて、何のプレイだこれ。





アニメでおなじみのアイキャッチ。





サービスシーンも多めでよろしい。





アニメのラスト2話における引きのようなカット。
いかにもゲームっぽくない感じが象徴的。




RPGを謳っておきながらここまでキャラゲーとして開き直るのは
ある意味潔いと言えるのだけれど、
それを金取って売ろうとするのは消費者をナメてるな。
ダントラシリーズの大ファンからするとなおさら。

一応エンドコンテンツっぽいクエストもあるけれど
トロコンで満足してしまった。



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感想:かまいたちの夜 輪廻彩声

2022-02-17 06:41:46 | ゲーム(VITA)






『かまいたちの夜』というノベルゲーの元祖であるレジェンドながら、
続編を出すごとにその出来が叩かれまくってて
こちらとしても遊ぶ気にはなれないのだが。


スーパーファミコン版のシナリオをそのままリメイクするという神采配!!
俺がスーファミを買った理由が『かまいたち』なんだよ!!





で、なにやら発売直後に「絵が作品のイメージと違う」という理由で炎上したらしく、
絵師が謝罪に追い込まれてたのは可哀想だった。
それって叩くべきは絵師ではないと思うんだがなぁ。

ちなみに原画・キャラデザである「有葉」は
むかし知り合いのオタクが秋葉原で買ってきたQMAのエロ同人誌の作者。

あと自分のやってるネトゲでたまたま入手した
時価10万円以上の激レアアバター(売れるとは言ってない)の
デザイン担当だったりもしていて、何かと縁を感じるんだよなー。







おそるおそるプレイ開始してみたが、女の子かわいいじゃん!!





でもシルエットでプレイしていた世代からすると、
やはりイメージとは違うなぁ……。
文章から喚起されるイメージを無視してまでグラフィックをつける意味が
果たしてあったのだろうか……。





しかもおっさんの絵になると急にオーラがなくなる……。
ミステリは登場人物全員が重要なんだからキャラによって手を抜いちゃダメだろ。








ご丁寧に死体画像だけはどの場面でも一枚絵をきっちり用意。
なんだよこれ。死体愛好家のためのゲームか?
MAGES.ってグロい死体さえ出せば怖がってもらえると思ってる節があるよな。
はっきり言って下の下。


そもそも猛吹雪のなかのペンションという
クローズドサークルで起きる殺人事件なのだから
死体くらいしか画として盛り上がる部分がないのはわかるんだが
それならシルエットのほうが表現技法としてずっと上じゃねえ?





そのぶんスパイ編では結構なケレン味があって楽しかった。
グラフィックを活かすなら相応のシナリオがあってこそだよなぁ。





あとスーファミ版では「ちょっとエッチなシナリオ」が楽しめると話題になった
「ピンクのしおり」。






言うほどエッチか? と当時は思ったが、グラフィックがつくと
まあそれなりにエッチな雰囲気は出せてるかな。





中村光一って今何やってるんだっけ。
自分の人生で初めて遊んだゲームがPC8801の『ドアドア』なんだが。





あと追加シナリオとして竜騎士07の書いたルートがある。

個人的に竜騎士はめっちゃ嫌いなんだが、
『かまいたち』のキャラを使ってどんなシナリオになってるのか期待したところ……。

唐突に主人公が他のメインキャラに殺されてループを繰り返すという導入。
こいつ他にシナリオの引き出しがないのかよ……。

結局最後まで面白い部分もなく、
貧弱なボキャブラリーとアマチュアから脱しない文章力でなんとも嫌な気分になった。





あと「真理の探偵事務所編」という追加のifシナリオ。
これはさすがにクオリティが低すぎて、
竜騎士ですらない素人のシナリオだとすぐわかる。

起こった事件を調書から得られる情報で解決する推理クイズ。
調書を読む順番によって犯人が変わる。

素人がノベルゲーを作ろうとすると「選択によって犯人が変わる」ってのを
どうしてもやりたがるのだけれど
本流の軸となるシナリオがないと何を楽しめばいいかわからなくなるんだよな。







というわけで。
ノベルゲームの原点として、メイン部分は非常に懐かしく遊べた。
さすがに今の基準でみるとミステリとしてのトリックは粗いけれど、
我孫子武丸の名前を一般層にも知らしめた作品として重要。





なにげにゲームマニアなところを見せるのもニクいw







しかしまあ、元のゲームは本当に良いゲームだったのに
リメイクにあたって追加された部分がことごとくマイナスに作用してるのがヤバイ。

グラフィックが叩かれてた理由は実際にプレイして痛いほど理解はできたんだが
真理の「理想の彼女」感はこのビジュアルのおかげで十分に表せたんじゃないかと思うし
『かまいたちの夜』という名作を知らない世代にも遊んでもらえたのなら
リメイクの価値はあったんだろうな。



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感想:√Letter ルートレター Last Answer

2022-01-26 20:11:04 | ゲーム(VITA)


前作の感想はこちら


当ブログの「Vitaソフトお気に入りランキング」で
堂々たる最下位を飾っている『ルートレター』。

『ラブプラス』が超好きだったので、
箕星太朗キャラデザのADVとしてものすごく期待したものの
あまりのつまらなさに即日中古屋へ売りに行った。
店内の買取掲示が3000円だったのに2600円で買い叩かれたのは今でも許せん。


電撃PSの表紙まで使ってプッシュしたのにまったく売れなかったレベルのクソゲー。


そして何をトチ狂ったのか、内容は同じでグラフィックが実写のアッパーバージョンが発売。

箕星太朗のグラフィックくらいしか見どころがなかったはずなのに
それを自ら捨てるとは正気とは思えん。
まあオプションで旧作のグラフィックも選べるから問題ないのだけれど。
ていうかそういう商法って前作を買った人を馬鹿にしてて好きじゃねえんだよな……。









ストーリーは前作とまったく同じなので省略するけれど、
とにかく主人公の行動があわや狂人かと言わんばかりの異常さ。










暴言を吐きまくって相手を追い詰め、ヅラであることを自白させるという
全国のハゲ大激怒のネタ。




これが実写ではどうなっているかというと……。










わははははははは。


これ、一周まわって面白いんじゃないか……?






メインキャラは美男美女で揃えてるけど、モブがひどいw

むかし友人がhtmlで作った
出会い系サイトのプロフィール画像を無断で登場人物に使ったADVを思い出したわ。





なにかをキメている目つきの定食屋の店員、三平くん。





島根のマスコットキャラであるしまねっこ。
なんだかスワローズのつば九郎のようなムーブをしてイラつかせる。
島根の人たちはこのゲームをプレイしてよく怒らなかったな……。





友達がいない人間の思考回路やめろw





普通のドラマであればこういったセリフは相手へのヘイトを高めるためのものだけれど、
このゲームの場合は相手に同意してしまうほどプレイヤーと主人公の意識が乖離してる。
「松江から出ていってくれ!」というストレートな気持ちの強さがリアルで笑えるw




で。

松江市じゅうに迷惑を掛け回りながら、
7人のクラスメイトを見つけたあとどうなったかというと……。






はぁ~?


唐突に月刊ムーに放り込まれたかのような電波展開。






黒服の男たちに捕まった主人公は「俺はUFOを見たんだ!」と叫びながら
精神病院で残りの人生を過ごすことになったのでした。

主人公のここまでの奇行を考えると
これが当然のハッピーエンドのように思えてくるからヤバイ。






なにやら「政府の陰謀」らしい。この作者は政府をなんだと思ってんだ。
たぶん1周目は必ずこのENDなのだろうけれど
SAN値が限界なのでこれ以上遊ぶ気にならんわ。

このシナリオを書いたやつは、いまだにゲームを「子供がピコピコ遊ぶもの」と
ナメてかかってるんじゃないのか?







まあ背景が実写になったことによって実際にその場所へ行ってみたくなるし、
食べ物もうまそうに描写されてるので、観光誘致ソフトとしての価値は格段に上がった。

このゲームのプロデューサーは、もしかすると最初から実写でやりたかったのかもな。
転んでもタダでは起きないKADOKAWAの意地が見えた。





スタッフロールで声優の豪華さにビビる。
レジェンド声優たちを引っ張り出してこんなシナリオを演じさせる罰当たりっぷり。



発売当時に3部作の予定と聞いてはいたものの、
俺の知らないあいだに続編も発売されてたんだな……。
黒でも白にしてしまうKADOKAWAの企業力が怖ろしい。



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政府の陰謀ルートクリア
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感想:ハロー・レディ! -Superior Dynamis-

2022-01-15 20:31:00 | ゲーム(VITA)


あらすじ

<ハロー>と呼ばれる、選ばれた者のみが得られる人類のあらたな能力。
それを持った者をHMIと呼び、
能力の発展と保護を目的とするスクールに集められる。







主人公の成田真理。
最初はアスペ入った俺様キャラがなんとも不快だったのだけれど
巨乳に著しい執着を抱いているところにシンパシーを得た。こいつはいいやつだ。
まぁ目が合った女のおっぱいを速攻で揉みしだくのは流石に引くけどw

シナリオが進行して冷徹な復讐者の姿が明確になる頃には
しっかり感情移入できてしまうのが実に上手い。








HMIのなかでも特に優れた能力を持つ「クラウン」の面々。







音無 朔(おとなし さく)

HMIの筆頭。巨乳。
ハローという元々がチート性能の能力のなかでも特別なチート能力持ち。
正ヒロイン然としすぎていて特に書くこともないw





桂木 空子(かつらぎ そらこ)

成田の仇の一人である桂木新山の娘。
こういう大人しいキャラが実はムッツリドスケベというのはありがちな設定!!







鷹崎 エル(たかざき える)

人形のような見た目で、感情の発露も薄いキャラ。
それなのに中身が極度のオタクなうえ言動がことごとくイカレてるので
正直、こいつ一人のせいで他のキャラが霞んでしまってるw





赤人 珠緒(あかひと たまお)

典型的ヤンキー。典型的ツンデレ。
裸を見られてうろたえるところからシリアスな流れになって
羞恥を忘れるシチュ、好き。




ていうか、これってツンデレじゃなくて下半身でイワされてるだけじゃねえかw





菱吾 森(ひしあ もり)

成田の従順なメイド。
復讐を補佐するために身の回りの世話から対抗企業の籠絡、
邪魔者をマシンガンでミンチにすることまでこなす万能キャラ。





かつてエロゲーが一世を風靡したのは
18禁というプラットフォームにおける表現技法のフリーダムさにあったと思うのだが、
家庭用のゲームではどこまで許されるのか、個人的に非常に興味がある。






キがカタカナwww










バトルの描写がクソ長い。
特に各ルートのラスボスを強大な描写にしているうえ、
順次開放されていくルートではインフレもひどくなっていく。


延々と続く攻防のアイデアと語彙力は素直に賞賛すべきなのだけれど、
長すぎるのはさすがにきつい。
勝つ理由さえ明確になっていればもっとシンプルなほうが熱いと思うんだけどな……。

ライター自身も闘いが長すぎるせいで自分で書いてて忘れてるのかもしれんが
「なんで手足が折れてるのに普通に歩けるんだよ!!」と突っ込んでしまう。





しかもハローというチート能力が 具体的な説明がないまま戦闘で次々と猛威を振るう。
後出しのように真の性能が描写されたり
都合よく覚醒して従来の能力を上回ったりするのはさすがにセコい。


結局は最終的な「勝つ理由」すら曖昧な根性論のようなものが多く
「俺がここまで読んできた文章はなんだったんだ……?」と思わされることもしばしば。
まあ昨今のチートバトル物はどれもそんなもんか。



というわけで、バトルが長いだけではなく
PC版の追加シナリオまでしっかり収録しているおかげで完クリまでが長すぎる。
菱吾はとてもいいキャラなので個別シナリオがあったのは嬉しかったけど。

長すぎることを除けば常時ひりつく緊迫感をまとった復讐譚として
先が気になる良シナリオ。
不殺主人公のような御為ごかしがないのが良かった。







シリアナドレーでいいからエルと友だちになりたい。




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感想:デモンゲイズ Global Edition その2

2021-11-21 16:56:32 | ゲーム(VITA)







というわけでクリア後の裏ダンジョン。

これまでに倒したボスがパワーアップして次々に出てくる、
昨今では珍しいいわゆるボスラッシュ。

セーブもできないので、裏ボスに辿り着くには
一気に全て倒さなければならない。
一本道で次々ボスを倒すのは『ウィザードリィ外伝II』を思い出した。
まぁあれは抜け道があったけど。


当然ながらラスボスを倒せる強さでも相当に苦戦するので
レベルアップと装備ドロップでパーティーを強化し、
ジワジワ先へ進めるようになるバランスが楽しい。
各クラスの最強装備がポロっと落ちるのもうれしい!




そんなわけで無事ボスも撃破したので、あとはトロコン狙い。



全ダンジョンからドクロ25個キノコ25個の隠しアイテムを見つけ出すクエスト。
本来は在処を示す地図をランダムドロップで集めて特定箇所の壁を蹴るという作業。
さすがにこれはしんどいので攻略を見た。

ただこれ、数を10くらいに減らして地図の入手難度を下げて
隠し場所をプレイごとの完全ランダムにしても面白かったかもなー。





ご褒美の雑なお色気イベントw







最後はエクスペリエンスのダンジョンRPGで定番の
『村正の入手』『大村正の入手』トロフィー。
刀のジェムをぶち込みまくって村正ゲット!!





そこからボスラッシュを5周くらいしても
大村正が落ちないので、なかばヤケクソで
「金のジェム+金のジェム+刀のジェム+激増のジェム」で挑んだら
一発目でゲット。今までの苦労はなんなの。





トロフィーコンプ完了。





本当はアイテムコンプも目指したかったのだけれど
装備コンプだけならいけそうなものの
迷宮で拾うアイテムのコンプがマジでしんどいので、さすがに諦めた。

とはいえ、やり込みのためにエクストラダンジョンだけじゃなく、
全てのダンジョンを再探索する必要が出てくるダンジョンRPGはすごく良く出来てると思う。



いやー、メチャクチャ面白いRPGだった!!
2周目もやってみたいが、強くてニューゲームは好きじゃないし、
それなら無印のデモンゲイズを最初から遊べばトロフィーも再度もらえて一石二鳥だな!!


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感想:デモンゲイズ Global Edition

2021-10-30 08:00:46 | ゲーム(VITA)





VitaのダンジョンRPG大本命をようやくプレイ。

無印なら500円で買えるんだが、ちょっと高いGlobal Editionを購入。
これって内容はまったく同じで本当にただ英語が選択できるだけなのか……?
それでも珍しそうなタイトルを優先して買ってしまうのがコレクターのサガだな。






やはりこのゲームでいちばんのウリは「デモン」のシステム。
ボスであるデモンを倒して鍵を得ることで
次々とあらたなデモンと契約可能に。超楽しい!!





契約するだけでステータスがアップしたり専用のスキルが使えたりする。
一度に契約できる数も限られてるので、どれを選ぶかがすごく悩ましい!!

戦闘で召喚することでかなり頼れる戦力になる。
というか頼りになりすぎてウルトラマンと科特隊みたいになってしまうが
デモンゲージが尽きると暴走して味方にも攻撃してくるので、そのバランス感覚も上手い。
ボス戦でいつ投入していつ撤退させるかの見極めが必要。





惜しい点としては、
どのボスも回復持ちなのでそれ以上の火力が常時必要になり、
「生き残ったラスト一人の満身創痍の攻撃で撃破」のような
ドラマチックな展開がなかなか発生しないこと。

加えて、デモンが強力すぎるのでデモンゲージが尽きる前の短期決戦を狙うため、
攻撃特化にせざるをえず、多彩なデモンの種類に選択の幅が生まれないこと。
うむ。なんとも惜しい。





キャラメイクも楽しい。
ただ、ストーリーや設定のせいもあるとはいえ、
主人公がヒューマンの男でクラスがデモンゲイザー固定なのがちょっと残念。
最近はRPGを全員女キャラで遊びたいので。
しかし性別が男でもビジュアルは女にできるのが親切。

個人的には最近のRPGにありがちな「サブクラス」がないのも好き。
昔からのRPGの定番である転職システムがないのも男らしい!!
俺は自分で選んだクラスをとことん信じたいんだよ!!
まぁ戦闘のドロップで得られる「神器」を装備することで他クラスのスキルも使えるので
実質サブクラスみたいなものだけどなー。





敵の陣地であるサークルを制圧することでセーブポイントになる。
そこで「ジェム」を使うことで、そのジェムに応じた装備がドロップする。
ハクスラとしてかなり親切な仕様。欲しい装備を優先して増強できるし、
のちのちのアイテムコンプの際も無駄を省ける。
コレクション魂に火がつくな!!





拠点に帰るたびに家賃を取られるw
序盤でこまめに戻って回復しながらジリジリ装備とレベルを強化するのを阻む鬼仕様。






あと、ネットワークを通じて単語を組み合わせたメッセージをダンジョン内に残せる。
露骨に下ネタを作らせる単語を用意するのもどうかと思うんだが、
Vitaユーザーの濁り切ったリビドーを目の当たりにできて楽しいw

ただ、隠し扉や隠しアイテムといった、
本来ならば頭を悩ませて発見する要素のヒントをみんなが残してくれているので、
こんなに面白いゲームの一要素がスポイルされてしまったのは非常に残念。
ネットワーク機能のON/OFF自体は選択できるので
せめてクリアするまではメッセージなしで遊ぶべきだった……。






正直、ストーリーはあまり面白くない。
なにやら「めぞん一刻」を目指したと聞いたが
管理人さんと付き合って住人がドタバタするくらいしか共通点ないやん……。

雑なサービスシーンはVitaユーザーのことをよくわかっててナイスw






本編をクリアしてもいまだ装備が半分くらいしか集まってない。
トロフィー条件には入ってないようだけど、これはぜひコンプしたい。
今年いっぱい、このゲームのやりこみで終わってしまうかもしれんなぁ。



久しぶりに熱中できるダンジョンRPG。
最近switchにも移植されたから是非プレイしてくれ!!

……と書こうと思ったら6980円もすんのか。
こんなに面白いゲームが中古500円で遊べるなんて
Vitaユーザーは幸せ者だなあ!!






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本編クリア
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感想:EVE rebirth terror

2021-10-15 07:36:12 | ゲーム(VITA)





『EVE burst error』の続編。

パッケージを見ると最近の声優とえらく古い声優とが並んでいるので
これもサターンあたりのリバイバル移植で、
一部キャラだけ新規に収録しなおしたのかなーと思っていたが。



完全新作だったのかこれ……!!

前作が20年以上前にもかかわらず、可能な限り同じ声優を起用しようとする努力。
このメーカーすげえな。




前作のエルディア王国を揺るがせた事件から一年。
探偵業を続ける小次郎と公安へ戻ったまりな。
探偵事務所への依頼と公安の業務における捜査が
いつしか同じ陰謀へ向かっていくクロスシナリオ。






メーカーの気遣い。
発売から結構経ってるから別にいいよね。






前作で良き相棒だった恭子が小次郎の助手に!!





まりながガチの露出狂で素敵すぎるw
近所にこんなお姉さんがほしい。





まりなの部下、新人の杏子ちゃん。エリートなのにアホの子で可愛い!!
大橋彩香の声もすごくいい!!





前作から続投のパパラッチ茜ちゃん。超好きなキャラ。
前作で拉致られてレイプされたにもかかわらず
ジャーナリストとしての復活を目指すしたたかさに惚れる!!
いやまあ家庭用ではレイプされてない建前だとは思うが。

ていうか、かないみかの声質がメッチャ股間にくる。
20年を経て変わらない演技ができるところにプロみを感じる。









シリーズのお約束である、各場面における「お遊び選択肢」。
主人公の狂気の行動が、同じ選択肢を選ぶごとにエスカレートしていく。
こういうのをひとつひとつ考えられるのは本当にすごいわ。





ダブル主人公である小次郎とまりな。
片方が行き詰まったときに主人公をチェンジするのだけれど
好きなタイミングでチェンジすることも可能なので
行き詰まるまで進めるよりも、作中で一日が終わるたびに
プレイヤー自身で交代するほうがシナリオをスムーズに楽しめる。

そういや、ADVとしてヒント機能を使えば非常にサクサク遊べるけど、
使わなければ昔ながらのコマンド選択ADVとして普通に面白い気がする。
クリアしたあとに気づいてちょっともったいないことをしたと思った。






この主人公二人がクロスしたときの安心感やばい。


登場する人物がことごとく謎すぎて正体がつかめずモヤモヤするが
終盤で怒涛のように次々と明かされていく流れが快感。
小次郎がずっと追っていたキャラの正体が明かされたときには「ヴァっ」と変な声が出た。






あまり直接的なエロがないのが残念。
ラッキースケベがいくつかあるくらい。
せめてもう少しお色気シーンが欲しかったなぁー。






レジェンドシナリオライターである剣乃ゆきひろ特有の
透き通るような喪失感のあるエンディングでないのはいささか残念だけれど
それでも実に綺麗な大団円。これはこれで良し。




うん。
旧作のシナリオやキャラクターのイメージを壊すことなく、
良質に仕立て上げられたサスペンス。

このシリーズは続編に期待してもいいのかな…。
遊んでいて俺の青春だったPC98時代のADVの良さが感じられてクラクラした。



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感想:ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団 その3

2021-09-15 05:54:17 | ゲーム(VITA)



本編のほうをクリアして放置していたが、
真ENDが素晴らしいと聞いたので完全クリアを目指してみた。








悪名高いエクストラダンジョン。
3651階のランダム生成ダンジョンって狂いすぎだろ…。
ダンジョンRPGファンはランダム生成を望まないよな…。





敵と出会ったら即全滅なレベルの強さにもかかわらず
固定フロアorランダム出現のセーブポイントがとても遠い…。

結局、敵が出現しなくなるアイテムを常時使って
数百階分とばせるエレベーター(もちろん出現はランダム)を
ひたすら待つだけの迷路ゲー。





泣きそうになるし吐きそうになるし、マジの拷問。

手に入る装備も不自然に数値がインフレする雑っぷりだし
RPGでこういう極端なエクストラはそれまでの苦労が否定されたようで悲しくなる。






あまつさえ裏ボスが凶悪すぎて手に負えなかった。

最大40人パーティを組めるのにずっと12人進めてたのが悪かったのかもしれん。
あとは「魂移し」がキライ、ということで
パラメータもスキルも全然弱いままだったのも原因だった。

やはりゲームシステムはゲームシステムとして割り切るべきなんだよなぁ…。





というわけでしばらくレベル上げに費やしてみたものの、それでも辛い。

敵の全体即死攻撃がこないことを祈りつつ攻撃力バフを重ねまくって
あとは相手のスタンを取れるスキルを駆使してなんとか運勝ち。






そして待望のエンディング。
この手のラストって本当にズルい!! 泣くわこんなん!!
ここまでの地獄がなんとか少し報われた。








途中でイージーに変えたが、クリアまで96時間。

アイテム蒐集とか、最強キャラの育成とか、敵キャラ図鑑の完成とか、
クリア後のやりこみ要素も用意すればできたはずなのに制作側からの提示はなし。
それでもこれだけ遊べればコスパ十分だな!!

日本一ソフトウェアの意地が見れた神ゲーだった!!





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真ENDクリア(難易度:やさしい世界)
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感想:迷宮クロスブラッド インフィニティULTIMATE

2021-09-06 22:06:51 | ゲーム(VITA)




ちょっとシリーズとしての関係性がよくわからんのだけど
キャラや舞台設定が共通なので
『オペレーションアビス』の続編ってことでいいのかね?

前作で色々不満だったところが解消された良続編になってる。






気持ち悪いキャラデザが多かった前作から大幅変更。
同じキャラでもなんだか無難な感じになっていて、
まあ今の基準でいえばそれはそれで正しいのかもしれんが
面白みに欠けるかなーというワガママ。
女キャラに関して言えば前作のほうが可愛かったような記憶。





当作品のエロ担当、水無瀬シズナ。
色々とビビる。まあ色々と。






ゲームシステムに関しては相変わらずWizardryリスペクト。
そっちを知っていればほぼ違和感なく入っていける。
職業ごとのスキルやパーティ全体のスキルが結構重要ではあるけれど、
ゴチャゴチャしすぎる最近のRPGに比べればずいぶんとすっきり。


装備によって戦力が大きく変わるが、
同じ装備でも強力に+の値がついた装備がポロっと落ちたりするので
ハクスラとしての面白さもたまらん。

装備によってステータス画面のグラが変わるのが細かい。
こういうのって結局ゲテモノにしかならんけどなw







『アビス』では適当すぎて気に入らなかったマップデザインも
今作では割としっかり作られていて好印象。

Wizardryもヘンテコなパロディが盛り込まれたシリーズではあるのだけれど、
このゲームもなんか結構悪乗りというか、不快感を抱かせるネタが多いのがな…。






女性器をモチーフにしたマップ。
きちんとヒダを表現してるのがエグいw




ここがサキュバスの館とかなら嬉しいんだが
出てくるのがこんな敵だからな…。気分悪いです。





なぜか朝鮮語を使ってくる敵。
その場のノリで物を作るのはやめたほうがいいと思うよ。





ゲームの進行によってレベル上限が決まる「レベルキャップ」のシステムはいいね。
低レベルで強引に進める自分の欲求が満たせる!!

とはいえ結局ラスボスでボコボコにされて適性レベルまで上げたんだけどな…。
俺がRPGを遊ぶと毎回同じ展開になるw





ていうか。
通常モードとは別に、1人少ない5人パーティで挑む
∞(インフィニティ)モードというものがあって。
そちらもクリアしなければトロコンできない模様。

それなら最初から言えよ!!
「先に通常モードを遊ぶことをオススメします」って言われたよ!!

クリアまでに50時間かかって、全滅のリセットも合わせれば
もっと膨大な時間がかかってるはずなんだが
最初からやり直す気にならんわ!!
しかもクリア後に結構なやり込みがあるので2回繰り返すのはナンセンス。


マップの中には浮遊状態じゃなければ探索できない場所が結構あって
浮遊の呪文を覚えるレベルまで上げなかったし
浮遊状態になる装備が5人分しか手に入らなくて結局ほとんど5人で進めてたんだよなー。
最初から∞モードにすりゃよかったわ。


■■■VITAソフトお気に入り順位■■■

43/90位 順位一覧

■■■現在の進行状況■■■

本編クリア
トロフィー45%

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感想:鯨神のティアスティラ

2021-08-30 23:28:03 | ゲーム(VITA)



「鯨神」という中二感あふれる響きに惹かれてプレイ。


-あらすじ-

トランクに詰め込まれたまま、なんだかわからないうちに
天洲(あまのしま)という離島へたどりついた主人公。
様々な燃料となる「エネルギー水」という水によって発展を遂げている街でもあり
願いを叶える「鯨神」の伝承も残る、由緒ある地でもあった。





天川 湊月(てんかわ みつき)

島における巫女の家系。おっぱい。
メインヒロインとしてのオーラがいいね。
ツンデレキャラかと思いきや色々と常識的なムーブなので
安心して進められる。




成海 真莉音(なるみ まりね)

ドスケベ暴走系妹キャラ。
血が繋がっていないので余裕でやれる。
この作品のCERO審査がD判定なのはたぶんこいつのせいw





上遠野 恵那(かみとおの えな)

主人公の幼馴染でしっかり者の姉キャラ。
年上キャラが妹キャラより胸が小さい設定は珍しいな!!





リル・ホエール

こいつが鯨神。いわゆるロリババア。
なんで名前が英語やねんというツッコミは野暮なんだろうか…。
願いを叶えたり奇跡を起こしたりする力を持ってるマジの神様。








めっぽうシリアスなシナリオを期待したものの、
実際は思いのほかイチャラブメインの内容だった。


願いを叶える神様やエネルギー水といった突飛な設定を用いているにもかかわらず
風呂敷を広げすぎずにコンパクトにまとめたストーリーは悪くない。

しかし、キャラクターの個性が強すぎるあまり、
シナリオの消化不良感も強くなってしまっている。

元がエロゲーなので、原作ではストーリーの隙間をエロで埋めているのだろうけれど
多くのVita移植と同様、ガチな感じのエロはまったくなし。






君らはお風呂に入るときもそんな髪飾りをつけてるのか?






一応シナリオ上でやることはやってるようなのだけれど
事前から事後までずっと服を着ている不条理。
せめて前戯くらいは描写しろよなぁ~とVitaのエロゲ移植を遊ぶたびに毎回思う。





なんでこの会話の流れで「しょっ…」ってセリフが出るんだよ。
たぶん原作だと「処女を奪ってしまった」とかいうセリフなんだろうけど
こういう不整合が透けて見えるのが嫌なんだよ…。


キャラクターのコケティッシュさを前面に出しておいてエロだけはおあずけという
なんともチグハグさの際立つ作品。



というわけでネットでPC版の画像を探してみたら
俺のツボにベストマッチの絶妙なドエロ作品だった。
全裸フェチなのでお風呂プレイがふんだんに盛り込まれてるのが嬉しい!!

FANZAでセール対象になったら買うわ。
このゲームに出会えて良かった!!



■■■VITAソフトお気に入り順位■■■

46/89位 順位一覧

■■■現在の進行状況■■■

湊月ルート・真莉音ルートクリア
トロフィー42%


コメント
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