感想:世界樹と不思議のダンジョン その1

2015-03-23 23:07:58 | ゲーム(DS)


公式サイト

ちょうど新世界樹2をプレイ中だったのだけれど
なんだか評判がいいようなので
そちらは放り投げてこっちを先に遊ぶことにした。


世界樹と不思議のダンジョン。
どちらのシリーズも超好きな自分からすれば奇跡のタッグ。

でも興奮したのはタイトルを聞いたときだけで
実際に遊んだら一気に萎えた。




シレンシリーズとの相違点その1。
4人パーティでの探索が基本なので
「一歩手前で待って先制攻撃」「通路に誘い込んで応戦」
といった定石ができなくなっている。
それだけならまだしも、操作キャラ以外の3人は
敵を見つけるとどんどん突っ込んでいくので
そのサポートがプレイヤーが戦闘で行うメイン作業になる。


シレンシリーズとの相違点その2。
ダンジョンから出てもLV引き継ぎ。
「死んだらやり直し」の緊迫感がローグライクのキモなので
LVを上げてガシガシ進むのはなんか違う気がするんだよなー。


シレンシリーズとの相違点その3。
満腹度が減るのはパーティの中で操作するキャラのみなので
ピンチになったらキャラを変えればOK。
また、ダンジョンの中に「琥珀」のマスがあり
踏むと満腹度とTPが回復する。
結構な頻度で置いてあるため回復が容易で
それが原因でリソース管理がおそろしくつまらない。


世界樹シリーズとの相違点その1。
世界樹シリーズは新作が出るたびに、
同じクラスでも様々なスキルが追加されていって
どれを覚えさせるか悩むのが楽しいのだけれど
このゲームはスキル自体がかなり少なめ。
「不思議のダンジョン」というジャンルが世界樹のシステムの
足を引っ張っているとしか思えない。


世界樹シリーズとの相違点その2。
世界樹の面白さのメインはボス戦の過酷さにあって
何度も負けながら戦略を研ぎ澄ましていくのが醍醐味。
なのにこちらは負けると装備を失って地上に戻されるので
うかつにボスフロアに踏み込めない。


あと気になるのがテキスト部分。
アトラスが昔から鎬を削ってきたJRPG的なテキストと
日本のファンタジー普及の黎明期における
海外ゲームブックを翻訳したシャープな文体の融合が
世界樹シリーズのベース。
チュンソフトがドラクエから受け継ぎ派生させた
日本語の面白さを生かしつつ斜に構えたコミカルな台詞回しが
シレンシリーズのベース。

そのどちらでもなく、ストーリーも街の人のセリフも
適当なライターに頼んだような文章ばかり。



世界樹とシレン。
それぞれの良さがお互いの良さを打ち消し合ってるんだよな…。


しかし。
ゲームがある程度進むとこれが裏返って一気に面白くなってくる。


続きは明日!!
コメント
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