感想:傷物語 Ⅰ鉄血篇

2016-01-14 22:49:30 | 劇場アニメ


公式サイト

観てきました!!


いやもうなんつーか。

作画すごい。

予告編の作画がかなり凄かったので
「どうせ凄い部分だけ抜き出しの編集だろ?」と疑ったけど
本編は予告以上に凄かった!!!


不安を孕みながら歩く重心の変化や
会話するだけのシーンなのにずっと強風に髪をなびかせたり
顔のシワひとつひとつを使った感情表現の描写など
「そこまでやるか!?」と叫びたくなる重厚なオーラ。


背景美術もすごい。
キャラクターとの位置関係の取り方もあって
最近ルパンのOPで話題になった「片目で見る立体視」が可能。
…というのは俺の気のせいかもしれんけど、
それだけパースの正確性も素晴らしいってことだよな。
これから観に行く人は試してみて。



「委員長と初めて出会う」「瀕死の忍に血を与える」
前半のストーリー内容は本当にこれだけなのに
作画枚数が異常すぎる。

「終物語」に費やすべきエネルギーを全てこっちにつぎ込んでたのか。
エンドロールの原画動画スタッフの数が多すぎワロタ。


そして音楽は復活の神前暁。
求められたレベルに対し、それをはるかに上回る仕事で応える天才。
音楽だけ聴いても楽しめるクオリティなのに
場面ごとに「曲が合っているのか、合っていないのか」と不安になる
このシリーズ特有の雰囲気を完璧に抽出する能力。
これから他のアニメでも活動再開していくだろうし、全力で期待。


あとは。
やっぱ坂本真綾の演技ってとんでもなくレベル高いんだな…。
高潔な吸血鬼から幼女に変化しても違和感をまるで出さない
清廉な声質と脚本の理解力。
忍の声優が変更された理由はわかるようでわからないけど
少なくとも結果はオーライだと信じておく。



///ここから小声///

前半が凄いのは書いたとおりだけど
後半の暦・メメ・忍の三人の会話シーンは
画面が暗いのと淡々とした話し方のせいで
徹夜明けだったこともあり半分くらい眠ってしまった。

もともと60分上映と短めの作品なのに
前半で力を集中させて後半は尺を伸ばすための部分、
という意味合いが強い気がした。
魅せる点でメリハリをつけたおかげでインパクト抜群だったので
その意味では正解だったと思ってる。

////


敵キャラ3人を示唆して終わったので
次回以降はジャンプバトル的な展開になっていくのかな。
キャラ立てがすごく面白そうなので楽しみだ!!!

あと入場特典は品切れでもらえませんでした…。
コメント
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