感想:√Letter ルートレター その1

2016-06-18 18:29:30 | ゲーム(VITA)


公式サイト


「ラブプラス」の箕星太郎キャラデザのミステリADV。
これは買うしかないぜ!!





部屋の整理でふと見つけた15年前の文通の手紙。
相手は島根に住む「文野亜弥」。
最後の一通は「私は人を殺してしまいました」の告白で終わっており
その真相を探るべく、現地へ赴き当時のクラスメイトを訪ねる。



今さら心配するくらいならその当時に行けよ!
と思わなくもないけれど、
手紙のなかに出てくるクラスメイトを一人ずつ探して
文野亜弥の情報を聞き出す。


該当のクラスメイトは
サル・メガネ・チビ・デブ・ビッチ・ガリ・親友の7人。


…ただの悪口じゃねえか。
とってつけたように「親友」という名前が一人いるのもポイント高い。



最初の相手は市役所に勤務するメガネなのだけれど
「髪が薄い」という他の人から聞いた身体的特徴に基づいて探しているので
本人であるという確証が取れない。

で、どうするかというと
相手を怒鳴りつけて人格否定を繰り返し
精神的に追い詰めてヅラであることを自白させる
という
ガチのイジメまがいのクソ展開。

かと思えば極度の猫好きが高じて
レアな猫のお守りと引き換えに15年前の名簿を明け渡すメガネ。
どっちもどっちだな。
松江市役所のコンプライアンスはどうなってるんですかね…。



とにかく主人公が異常者。

15年前のクラスメイトの文通相手が来るだけでも警戒するのに
初対面の相手をお前呼ばわりした挙句
身体的特徴をあげつらって怒らせたところに
逆ギレして脅迫を始めるとか
なんでゲームでこんなに不愉快にならなきゃいけないんだ…。




話が上手くて美人という情報をもとに
「ビッチは島根で人気の女子アナ」と決めつけてテレビ局に行き
「お前、ビッチだろう!」と詰め寄る主人公(もちろん人違い)。
普通なら逮捕事案ですよね。





ゲーム中に舞台である島根の名所が色々出てくるけれど
松江市の観光課はどう思ってるんだろうか。
はっきり言ってこのゲームのおかげで島根がちょっとキライになった





メインヒロインの文野亜弥の声優が日高のり子。

ラブプラスが丹下桜と皆口裕子を引っ張り出してヒットしたので
それを猿真似したつもりなのかもしれんが
今さら日高のり子はなぁー。
若い声をもう出せないことを知ってて起用したんだろうか。

文野亜弥の出番は手紙の内容を淡々と機械的に読み上げるだけなので
ドミネーターにしか聞こえない。






演出もひどい。

ボリューミーだ! なんだこれは!

…って印象をわざわざ画面内に表示させんな。
うっとうしいわ! ADVなら文章で表現しろよ!

キャラの会話シーンも同じ顔のカットインを重ねて表示させたり
PS1時代の粗製濫造ADVと同レベル。


結局ミステリでもなんでもなく
昔の文通相手のクラスメイトに喧嘩を売って
迷惑をかけてまわるだけのストーリー。

高校生の15年後ということで出てくるキャラがみんなおっさんだけど
おっさんである自分から見てもなんのノスタルジーも喚起されないし
若いプレイヤーから見たら萎びたキャラばかりだろうし
一体誰に向けて作られたゲームなんだろうな…。


KADOKAWAの宣伝力のおかげか
ネット広告やゲーム系サイトの記事を多数見かけて期待して買ったのに
内容はあまりにも最悪。
相変わらず最低な会社だな。


買取価格確認サイトを見たら
発売から昨日の今日で値段がめっちゃ下がってるので
ちょっと急ぎで出かけてきます。


■■■現在の進行状況■■■

クリアせずに売却

コメント
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