こんにちは。
台風一過のあと気持ちのよい青空が広がり 朝夕には秋を思わせる心地よい風を感じます。
しかしながら、今回の台風で多くの方が犠牲になられ 現在進行中で救助を待って
みえる方があるかと思うと 心が傷みます。
今年ほど 自然の前での無力さを感じさせられる年はないのではないかと思います。
私が住んでいる岐阜県は森林も多く、美しい水が流れる長良川があり、ちょっと車で
足をのばすと 豊かな自然に触れることができます。
都会に住む方たちは 日常で自然を感じられることは少ないかもしれません。
でも、毎日口にしてる食材は すべて自然の恵みですものね。
ワインはご存知のようにぶどう100%で造られています。
ワイン自体は加工品ですが ぶどう以外は何も使わないのでぶどうの味によって
ワインの味が大きく変わってきます。
ですから ワインの法律ではどこで造られたかが ワインの格を決めるのに
大切になるのです。
ぶどうは農作物ですので、その年の天候によっては 出来・不出来がでます。
本当に自然の恵みなわけです。
最近は醸造技術が発達したので 天候に恵まれなくてもそこそこの味わいが
表現できるようにはなりましたが、やっぱり収穫した年によって味がかなり異なります。
殆どのワインには ヴィンテージ＝収穫年がかいてあるのは どこで造られたぶどうかと
いうことの次にいつのぶどうで造られたかということも大切になってきます。
ワインを召し上がるときに少しそのあたりを意識されると ワインは農作物に近い感覚がしてきます。
都会に住んでいて日常的に自然を感じられなくても グラスの向こうに少し自然を感じて
いただけたらうれしいです。
自然に恵まれて ぶどうがたわわに実り 丁寧に収穫して思いを込めてワインを造る・・・
グラスの先に フランスやイタリア チリなど 様々な国とそこで生活している人に
思いをはせていただけたらうれしいです。
グラスの先の想像力を提供できるワイン屋さんになりたいと日々思っています。
自然に対しての感謝 造ってくださった方への感謝を込めて今日も かんぱ～い！
