先週、参加した「ワイン&グルメ」で、『「和」と「ワイン」がもたらす究極のおもてなし』というセミナーを受けました。 講師は、ソムリエの森上 久生氏とワイン王国編集長 村田惠子氏でした。 昨年「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、和食は非常に注目を浴びています。 ワインは世界中で造られていて、ぶどう品種のバリエーションに加え、栽培方法や醸造スタイルの組みあわせを考慮すると、多様性は世界一の飲み物です。 和食の食材や調味料の豊かさに、充分対応できるのがワインです。 これからは、「和食」と「ワイン」のマリアージュは、必ずトレンドになると思います。 それを見越しての今回のセミナーは、試食・試飲もあって楽しく体験できました! 一度、当店でもこんな体験セミナーをしてみたいと思いました! 白・赤それぞれ3種類づつ6種類のワインは、ぶどう品種や生産地が異なり、食材との相性を体感しやすいセレクトになってました。 左から ①生産地 スペイン ルエダ ぶどう品種 ヴェルデボ →→ 昆布だし(かまぼこが浸してある) ②生産地 フランス コート・デュ・ローヌ ぶどう品種 グルナッシュ 地ぶどう →→ かつおだし ③生産地 フランス ボルドー ぶどう品種 ソービニヨン・ブラン セミヨン (樽熟成なし) →→ しょうが (ローストした豚肉に載せてある) 大葉、ゆずなどの柑橘類と合う ④生産地 フランス ボルドー ぶどう品種 メルロー カバルネ・ソーヴィニヨン →→ 黒ゴマのペースト ⑤生産地 スペイン ペネデス ぶどう品種 チャレロ →→ ポン酢にけしの実とレモンの皮 ⑥生産地 イタリア カンパーニャ ぶどう品種 アリアーニコ →→ 赤味噌&ゴマ油 和の薬味(和柑橘、大根おろし、ねぎ、みょうが、シソなど)や香辛料(わさび、ゴマ、柚子胡椒、山椒、唐辛子)とワインのぶどう品種との相性を考えると、どちらかというと白ワインの品種の方が、合うものが多いです。 特に、ソーヴィニヨン・ブランは万能選手で、続いてシャルドネ、リースリング、甲州。 和の調味料(塩、味噌、しょうゆ、みりん、ポン酢など)とワインの色の相性は、濃い白(コクのある白)、ロゼワイン、赤ワインは淡い赤(品種でいえばピノ・ノワールなど、果実味豊かな赤)のほうが合わせやすい調味料が多いようです。 しかしながら和食は、いろいろな薬味、香辛料、調味料を合わせて作るので、余り厳密に分けて味わうのは難しいと思います。 「和食」と「ワイン」のマリアージュは、まだこれからドンドン開拓される分野なので、自分でいろいろと日常の中で試されるのが一番ですね。 先日、白魚のお刺身にオリーブオイルのドレッシングをかけて、ワインはニュージーランドのゲヴュルツトラミネールを飲みました。 同じワイン、同じドレッシングでも鯛の湯通ししたものとは相性がよかったのですが、白魚の刺身は、口の中に生臭みが残りました。 添え物の大葉と白魚を一緒に食べて、ワインを飲むとどちらもよみ返り、おいしくいただけました。 そんなことを、頭の片隅で考えながら、ワインと食事を色々と合わせてみると、自分なりの新たな発見が出来るかもしれませんね! その発見を周りの人と共有するうちに、「和食」と「ワイン」マリアージュのスタンダードができて、世界に発信できるかも? |
*~*~*~ アミの想い ~*~*~*~*~*
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
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