2019年4月30日 ピエモンテ州 バローロ FONTANAFREDDA (フォンタナフレッダ) イタリア初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世と第二夫人ローザ・ヴェルチェッラ―ナ伯爵夫人の間に1851年に生まれた エマヌエーレ・アルベルト・ミラフィオーレ伯爵が王から受け継いだ、冷たい泉(イタリア語でフォンタナ・フレッダ)が湧き出る土地、フォンタナフレッダで設立したワイナリー。 彼は、43年間という短い人生の中で、フォンタナフレッダ社の前身である「カーザ・エマヌエーレ・ディ・ミラフィオーレ」を創業し、バローロが世界的な赤ワインとして国際的評価を得るために尽力し、偉大な功績を残しました。 よいブドウを育て、よいワインを造る事に集中したかった伯爵は小作人からただブドウを買うことを止め、直接畑の運営に携わるべく労働者を雇って自分たちで畑を管理するという新しい方法を取り入れました。 また、当時の記者達は、「セッラルンガにあるミラフィオーレ伯爵が当時所有していた畑は、アルバ周辺地区の中で一番美しい。イタリアには広大なブドウ畑があるが、この畑ほどブドウ栽培者が訪れるにふさわしい畑は存在しない」と記述を残しています。 その当時はワイナリーで働く人々が500人以上いて、ワイナリーの中に住居や学校、教会、商店まであってまるで一つの村のようになっていたそうです その名残は今でも残っていてレストランやショップ、宿泊施設となっています。 偉大な醸造家と言われるベッペ・コッラ氏に師事したエノロゴ、ダニーロ・ドロッコ氏のもと、フォンタナフレッダ社のワインは現代においてもイタリア内外で高い評価を得ています。 2009年にオスカル・ファリネッティ氏とルカ・バッフィーゴ氏が共同オーナーになると、いくつかの画期的な取り組みを始めました。 ひとつは、ミラフィオーレブランドの復活。19世紀創業当時の畑のブドウを、当時の伝統的な方法で醸造したクラシックなワインを通して、伝統の重要さを再認識・再評価してもらうためのプロジェクトです。 また、二酸化硫黄の使用量を減らし、化学的除草剤や化学肥料の使用をやめるなど、クリーンなブドウからクリーンなワインをつくるためのビオ・ナチュラルプロジェクトを進めています。 2018年4月からは、かつてブルーノ・ジャコーザのコンサルタントも務めたジョルジョ・ラヴァーニャ氏が醸造責任者に就任し、さらなる躍進を目指しています。 広大な敷地、建物の縞模様はワインのラベルにも反映されている ミュシュラン1ッ星レストラン「リストランテグイド」 エマヌエーレ・アルベルト・ミラフィオーレ伯爵 イタリアの初代国王と第二ローザ夫人 1903年バローロ! 当時から使われていた広いセラー ぶどう畑から収穫したぶどうを運ぶ長い地下通路が現在も残っていました 伝統的な製法を守るワインは紋章が刻印された王のセラーで大樽に熟成される 天井にある穴は上階で樽熟したワインをさらにこちらの樽に入れて熟成するときなどにワインを移動するときに利用している 「スローフードを提唱したブラはこの近くにあり、スローフードを始めた最初の会合がこのセラーで行われたということがかいてあるプレート ↓この場所で行われた記念すべきセラー 以下はショップの中 まるで大学の階段教室のようなところでワインを試飲 最近は「EATALY」も経営に参画しているらしく、さすがに洗練された店内 ライトランチ付きの見学コースなので、このレストランスペースで食事とワインを愉しんだ 今回の試飲ワイン2種類&見学コース(一人50ユーロ) バローロ・プロプリエタ・イン・フォンタナフレッダ 2013 フォンタナフレッダ社の名前の由来ともなった、セッラルンガ・ダルバ村の歴史あるクリュ、フォンタナフレッダ。フォンタナフレッダ社のモノポール(単独所有)であるこのクリュのブドウを使い、中樽と大樽で2年間の熟成を経て造り出されるバローロです。赤いベリーやスミレを思わせる豊かな香り、なめらかで厚みのあるタンニンが感じられ、余韻には赤い果実のニュアンスが長く続きます。 ミラフィオーレ バローロ 2013 Osteria Disguido ランチ&ワイン付きコース 一人45ユーロ 冷製仔牛肉のツナソースと牛肉のタルタル 自家製ニョッキ、パルミジャーノチーズとアスパラソース トッローネとチョコレートのジェラート Arneis Pradalupo 2017 + Nebbiolo Marne Brune コーヒー・お水 |
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私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
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