昨日は、ソムリエ協会東海支部のセミナーがあり、かなり久しぶりに参加しました。 シェリー酒専門家 中瀬航也氏のセミナーに興味があり参加しました。 最近、スペインのバルがブームになっているので、シェリーは馴染みのある(酒精強化)ワインとなってきました。 スペインのヘレス地方で造られるシェリーは、酒精強化(アルコールの高いグレープ・スピリッツなどを加えること)をして、樽に少なめに入れることで酸化を促し、フロールという特殊な酵母の膜を表面に発生させることで、その後はゆるやかに酸化熟成させて造られます。 フロールという酵母がワインの糖分を食べ続けるのですっきり辛口に仕上がったのが「フィノ」や「マンサニージャ」です。 さらにその「フィノ」や「マンサニージャ」を、場合によっては2回目の酒精強化することでさらに熟成させて造られたのが「アモンティリャード」や「オロロソ」です。 ここまでくるときれいな琥珀色でウイスキーのような感じになります。 日本には400年前にすでにヘレス出身の宣教師が徳川家に献上したそうです。 中瀬航也氏はヘレス原産地統制委員会認定「ベネシアンドール デ・メリト」の資格を日本で3番目に取得された方です。 中瀬航也氏公式ホームページより ベネシアンドールは、現在日本でも資格認定ができました。 上の写真のように特殊な柄杓で樽からシェリーを汲み上げ、シェリーグラスに注ぐというとても難しい技がいります。 現地スペインでもベネンシアは、結婚式などの華やかな席で使われることが多いそうです。 ベネンシアをすると、香りが立ち、口当たりが優しく、飲みやすくはなるそうですが、全てのシェリーに当てはまるわけでもないそうです。 熟成したシェリーの香りを立たせる方法を、中瀬氏が実践してくれました。 シェリーを「トルネード」するそうです。 グラスの少なめにシェリーを入れて、結構思い切りくるくる回して、グラスを下にストーンと落として、さらにまたくるくる回します。 これ「トルネード」(竜巻)というそうです。 各テーブルを回ってトルネードしてくださったので、香りが立ったシェリーを体感することができました。 シェリーは「マンサニージャ」「アモンティリャード」「クリーム」の3種類を飲み比べました。 明らかに色や香り、味の違いがわかります。 当店ではその2種類の取り扱いがあります。 ぜひ、お試し下さい! ★マンサニージャ サンルケーニャ 1900円 (左) ★ラウレアード アモンティリャード 2900円 (右) |
*~*~*~ アミの想い ~*~*~*~*~*
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
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