フランスのアルザス地方は、ドイツとフランスで幾度か帰属を往復してきた歴史があります。 そのためワインにおいても、ドイツのぶどう品種が多いのですが、ガストロノミーのフランスの影響で、食事との相性を考えた辛口が多く、双方のメリットを最大限に活かしたワインが造られています。 3年ほど前にアルザスワインの協賛を得て、アルザスワインセミナーを市内のお寿司屋さんで開催しました。 その時から、アルザスワインのファンになり、ずっと飲み続けてみえる方がいます。 何種類かアルザスワインを飲んでいただいた中で、マルク・テンペ氏が造る「ドメーヌ・マルク・テンペ/ピノブラン・ツェレンベルグ」 が一番のお気に入りで、その方の周りでもファンが広がりつつあります。 ★ドメーヌ・マルク・テンペ/ピノブラン・ツェレンベルグ ピノ・ブラン100% 清々しいハーブや白桃、杏のコンポートの香り。緊密なミネラルと伸びやかな酸が豊かな果実味をしっかり支える両立の味わいです。 マルク・テンペ氏は、アルザスでグラン・クリュ(特級畑)を制定する仕事を長年していて、アルザスの土地を知り尽くし、1993年に念願のドメーヌ マルクテンペを立ち上げました。 1996年から本格的にビオディナミ農法(生体力学農法)(*)へ移行しています。 現在ではゴーミヨ四ツ星掲載などフランス国内ではすでに高い評価を得ている造り手です。 テンペ氏の畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。 雑草も元気に生い茂り、ブドウの樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴がポコポコ。 化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。 「ブドウの樹が自分の力でうまいこと育っていくのを助ける以外は何もしない」 ブドウの樹には太ったエスカルゴ(かたつむり)。 「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」 太陽の光を一杯に浴び、糖度が充分にのり、9月に収穫。 房、茎をつけたまま優しく3~4時間かけてプレスします。 「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」と彼は言います。 地つきの天然酵母で仕込むテンペ氏のワインからは明るく前向きな温かさを感じることができます。 そんなマルク・テンペが渾身のセレクトをしたヴィオディナミのクレマン(スパークリングワイン)が、新入荷しました! ★クレマン・ダルザス ブリュット・ナチューレ “プルミエール”セレクション・パー マルク・テンペ ピノ・オーセロワ 50% リースリング 50% 真珠の輝き、レモングラスの爽やかな香りの中にもローストナッツの香ばしさがあり、フレッシュフルーツのような爽やかな酸味が流れ、細かい泡が舌の上を転がります。 ラベルにハートが付いててキュートなワインです。 身体の大きく強面のマルク・テンペ氏のイメージと違いますが、ビオディナミを実践するテンペ氏は、心の優しいキュートなハートの持ち主なんでしょうね! (*)ビオディナミ農法(生体力学農法) オーストリアの人智学者、ルドルフ・シュタイナー(1861年~1925年)が提唱した農法のこと。ビオロジックと「"農薬を使わない"は共通項だが、大きく違うのは農作業を月、惑星、星座の位置を記した「播種カレンダー」に基づいて行う点、プレパラートと呼ばれる自然な素材由来の肥料(牛糞、ノコギリ草、タンポポなどを牛の角や腸などに詰めて土の中に埋めておいたもの)を畑に撒いて、土壌の活性化を図る点である。 酸化防止剤の使用量はビオロジックよりも極端に少なく、中にはまったく使用しない造り手もいる。認証機関はデメテルが最も有名。 |
*~*~*~ アミの想い ~*~*~*~*~*
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
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