赤い椅子

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高野山町石道

2006-05-04 21:32:02 | ノンジャンル
一昨日の夜、急に話が決まり夫と二人で高野山の町石道を歩くことにしました。
町石道とは高野山のふもと、九度山の慈尊院から高野山への道標として
1町(約109M)おきに石柱が立っています。
慈尊院から壇上伽藍の大塔までの約22kmの道のりに180基、大塔から奥の院の御廟までの約4kmに36基の町石が置かれています。
それぞれの町石には密教の諸尊を表す梵字が刻まれており、
かって高野詣での人々はこの町石に一つ一つ手を合わせて登ったそうです。

22キロはきつそうなので2回に分けて歩くことにし、途中の上古沢駅で降りました。
九度山の柿として有名な新緑の美しい柿畑をとおり、杉林の木漏れ日を受けて
軽快に歩き始めました。
しゃがの花の群生やきんぽうげを眺めながら・・・



しゃがの花、きんぽうげ、稚児ユリ、マムシ草

国道を渡ったあたりで道をとり間違えたらしくて、町石道から外れてしまいました。途中の村でようやく人に教えてもらい、違う道から峠にたどり着きました。

鉄塔がありこれを降りると町石道だという所で、ワラビ取りをしている人に出会いました。
取った後なのにあるわあるわ・・・面白いほどワラビワラビ!!!
夢中で時間を過ごし、ちょうど時間なのでお弁当を食べて出発しよう・・・
というつもりがまたまたワラビ取りに嵌まってしまい、急遽予定変更!
高野山まで登る時間がなくなってしまい、途中の矢立で町石道歩きを残念し、
そこから紀伊細川駅まで歩き帰ってきました(^_-)-☆



こんな町石を6基ほど見たでしょうか。
苔むしたり、少し風化したりのこれらの町石に長い歴史と古人を思いながら
のんびりと歩きました。

町石道歩きはまた改めてということで、ふもとからお参りもせずに帰ってきて
お大師様ごめんなさい<m(__)m>
矢立では名物のやきもちを忘れずに買ってきました。
息子が6年生の一年間、山村留学をした村がすぐそこです。
矢立や紀伊細川、やきもちなど懐かしい懐かしい思い出です。
区長さんたちはどうしているかしら?
おじいちゃん、おばあちゃんのお墓はどうなっているのかしら?
記念に植えた金木犀の木はどうなっているのかしら・・・などなど話しながら
矢立から紀伊細川の駅までの3.5kmを歩きました。

カメラをいつもと違うのを持っていきました。
使い慣れないせいもありピンボケが多いようです。
花の名刹巡りもそうでしたが、手軽いからと思うけれどやはり大きなカメラは
きれいに撮れそうな気がします。

帰宅後、取ってきたワラビの灰汁抜きをしました。



これで約半分です! 家中の大きな鍋を出して灰汁抜きをしています(^_-)-☆
コメント (1)
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