赤い椅子

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「四騎獅子狩文錦」

2012-02-27 19:59:00 | ノンジャンル
先日万葉の講義を聴きに行って、教えて頂いたのですが、
古来飛鳥時代の日本文化は、中国の漢詩やシルクロードからの
文化の受容から始まったのであるが、これを越える想像力と文芸観が
認められて初めて伝統の日本文化となりえる…
正倉院の宝物、万葉集、古今集なども然り…という話が印象に残りました。

「四騎獅子狩文錦(しきししかりもんきん)」難しい名前ですが、
法隆寺の宝物で七世紀・唐代の錦の古裂です。
パルティアン・ショット(騎馬人物が後ろ向きに弓矢を引く狩りの方法)の
図様がペルシャ、トルファン(中国・新疆ウイグル自治区)を経て
飛鳥時代の日本に伝わったものだそうです。
有翼馬、獅子などという架空の動物たちのデザインです。




約半世紀前のものですが、mamaGONの嫁入りに持参した帯がその模様です。
もう派手になって結べません。
長女に初釜や茶会に3度ほど結んでやりましたが、
その後はず~とタンスのこやしです(^_-)-☆

万葉のお話から久しく見なかった懐かしい帯のことを思い出して、
タンスから取り出しました。
いまではとても手が出ない<龍村>の帯です。
両親のことを懐かしく思い出す縁となりました(*^_^*)
コメント (2)
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