『人民的名義』第11~15話まで見ました。
一一六事件の晩より警察から逃げ回っていた蔡成功ですが、結局京州市公安局に拘束され、侯亮平は反貪局側で引き取って彼の関わった収賄について尋問しようとしますが、市公安局側が拒絶し、反貪局側が市公安局の招待所に出向いて24時間限定で尋問を行うことで折り合います。尋問の結果、蔡成功が京州城市銀行副銀行長の欧陽菁に賄賂を送っていたという証言を引き出します。その欧陽菁は共産党京州市書記・李達康の妻ということで、「達康書記」こと李達康にも疑惑が及びかねない状況となってきました。
もともと蔡成功は京州城市銀行から定期的に運転資金を借り入れて大風服飾厰を経営していましたが、いわゆる貸し渋りに遭い、工場の従業員に無断で抵当に入れていた会社の株が高小琴の経営する山水集団の手に渡り、工場の経営権と用地が取り上げられようとしているという状況の模様。しかし工場の株は従業員が持つという制度になっていたため(現役の頃の陳岩石がそういう改革を指導したとのこと)、職場を失ううえに株式の権利まで取り上げられるということで工員たちが激怒し、一一六事件につながったということのようです。蔡成功はその貸し渋りも山水集団と銀行が結託して仕組んだことではないかと疑っています。(このあたり誤解があるかもしれません……)
京州市では市側が大風厰への補償金を用意することとし(会議の席上で本来山水集団が支払うべき補償をなぜ市側で負担するのかというもっともなツッコミが入ってます)、一方で工場の労働組合長・鄭西坡が密かに蔡成功から託された資金で、一一六事件の炎上事故で重軽傷を負った工員たちに見舞金を分配します。
その鄭西坡ですが、突然警察官が自宅にやって来て一一六事件の参考人として拘束。鄭西坡が連行されたのは、彼を一一六事件の黒幕に仕立てたいという京州市公安局光明区分局長の程度の意志によるものでした。実は一一六事件で暗躍した偽警察の親玉・常成虎が彼の従弟にあたり、この常成虎が摘発された意趣返しを図ったようです。しかし息子の鄭勝利改め鄭乾が警官の顔やら持参した文書やらをスマホでパシャパシャ撮影し、「無実の父親が連行された。官憲の横暴だ!」とネットに拡散。この鄭乾、以前も一一六事件絡みで現場の写真やらデマをネットに拡散して警察に目をつけられてるんですが、こういう「前科」があっても日本のようにいちいちお上を忖度せず、自分の都合を優先させるのが中国人民のいいところですw
で、ネット経由で事情を知った李達康が激怒し、即刻釈放を命じます。ここで「20分以内に大風厰まで鄭西坡を送り届けろ」と李達康に厳命された市公安局側が、信号待ちに引っかかると間に合わないということで、信号を操作する描写が挿入されます。ここらへんは実際にネットや新聞などで話題になったゴシップなんかがモデルになってるんでしょうか。

鄭西坡は公安局分局での取調中、容疑者ということで画像のようなオレンジのベストを着せられていましたが、釈放されてパトカーで工場まで送り届けられる際に脱ぐように言われても脱ごうとせず、李達康らお偉方に「何の罪もないのに不当な扱いを受けた」と訴えかけるようにベストを見せつけ、程度の面子を容赦なく潰しにかかりますw
鄭西坡や陳岩石も臨席して工場で今後の説明会が開かれ、李達康が京州市で工場の移転・再建費を負担し、従業員たちの雇用も保証すると明言し、ようやく一一六事件以来の従業員たちの不満が収まります。
左遷は免れないと思われた分局長の程度ですが、漢東省公安庁のトップ祁同偉に「あの御方」の指示で李達康の電話等を盗聴していると告白し、彼の庇護を得ることに成功。その祁同偉ですが、高小琴とも深いつながりがあるようで(彼女と接待ゴルフに興じている場面があったりする)、大学の後輩にあたる侯亮平を彼女主催のパーティーに招待します。

ここらへんから本格的に出番が増えてくる高小琴。胡静が演じています。
一方、李達康は妻の欧陽菁が反貪局に目を付けられていると察し、前々から夫婦仲が冷え切っていた彼女と離婚協議を始めることを決意。というあたりで次回へ。反貪局のメンバー周正と林華華が毎回残業を嫌がって定時退勤にこだわるあたりが微笑ましいです (^_^;)
一一六事件の晩より警察から逃げ回っていた蔡成功ですが、結局京州市公安局に拘束され、侯亮平は反貪局側で引き取って彼の関わった収賄について尋問しようとしますが、市公安局側が拒絶し、反貪局側が市公安局の招待所に出向いて24時間限定で尋問を行うことで折り合います。尋問の結果、蔡成功が京州城市銀行副銀行長の欧陽菁に賄賂を送っていたという証言を引き出します。その欧陽菁は共産党京州市書記・李達康の妻ということで、「達康書記」こと李達康にも疑惑が及びかねない状況となってきました。
もともと蔡成功は京州城市銀行から定期的に運転資金を借り入れて大風服飾厰を経営していましたが、いわゆる貸し渋りに遭い、工場の従業員に無断で抵当に入れていた会社の株が高小琴の経営する山水集団の手に渡り、工場の経営権と用地が取り上げられようとしているという状況の模様。しかし工場の株は従業員が持つという制度になっていたため(現役の頃の陳岩石がそういう改革を指導したとのこと)、職場を失ううえに株式の権利まで取り上げられるということで工員たちが激怒し、一一六事件につながったということのようです。蔡成功はその貸し渋りも山水集団と銀行が結託して仕組んだことではないかと疑っています。(このあたり誤解があるかもしれません……)
京州市では市側が大風厰への補償金を用意することとし(会議の席上で本来山水集団が支払うべき補償をなぜ市側で負担するのかというもっともなツッコミが入ってます)、一方で工場の労働組合長・鄭西坡が密かに蔡成功から託された資金で、一一六事件の炎上事故で重軽傷を負った工員たちに見舞金を分配します。
その鄭西坡ですが、突然警察官が自宅にやって来て一一六事件の参考人として拘束。鄭西坡が連行されたのは、彼を一一六事件の黒幕に仕立てたいという京州市公安局光明区分局長の程度の意志によるものでした。実は一一六事件で暗躍した偽警察の親玉・常成虎が彼の従弟にあたり、この常成虎が摘発された意趣返しを図ったようです。しかし息子の鄭勝利改め鄭乾が警官の顔やら持参した文書やらをスマホでパシャパシャ撮影し、「無実の父親が連行された。官憲の横暴だ!」とネットに拡散。この鄭乾、以前も一一六事件絡みで現場の写真やらデマをネットに拡散して警察に目をつけられてるんですが、こういう「前科」があっても日本のようにいちいちお上を忖度せず、自分の都合を優先させるのが中国人民のいいところですw
で、ネット経由で事情を知った李達康が激怒し、即刻釈放を命じます。ここで「20分以内に大風厰まで鄭西坡を送り届けろ」と李達康に厳命された市公安局側が、信号待ちに引っかかると間に合わないということで、信号を操作する描写が挿入されます。ここらへんは実際にネットや新聞などで話題になったゴシップなんかがモデルになってるんでしょうか。

鄭西坡は公安局分局での取調中、容疑者ということで画像のようなオレンジのベストを着せられていましたが、釈放されてパトカーで工場まで送り届けられる際に脱ぐように言われても脱ごうとせず、李達康らお偉方に「何の罪もないのに不当な扱いを受けた」と訴えかけるようにベストを見せつけ、程度の面子を容赦なく潰しにかかりますw
鄭西坡や陳岩石も臨席して工場で今後の説明会が開かれ、李達康が京州市で工場の移転・再建費を負担し、従業員たちの雇用も保証すると明言し、ようやく一一六事件以来の従業員たちの不満が収まります。
左遷は免れないと思われた分局長の程度ですが、漢東省公安庁のトップ祁同偉に「あの御方」の指示で李達康の電話等を盗聴していると告白し、彼の庇護を得ることに成功。その祁同偉ですが、高小琴とも深いつながりがあるようで(彼女と接待ゴルフに興じている場面があったりする)、大学の後輩にあたる侯亮平を彼女主催のパーティーに招待します。

ここらへんから本格的に出番が増えてくる高小琴。胡静が演じています。
一方、李達康は妻の欧陽菁が反貪局に目を付けられていると察し、前々から夫婦仲が冷え切っていた彼女と離婚協議を始めることを決意。というあたりで次回へ。反貪局のメンバー周正と林華華が毎回残業を嫌がって定時退勤にこだわるあたりが微笑ましいです (^_^;)