博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大侠霍元甲』その7

2020年10月21日 | 武侠ドラマ
『大侠霍元甲』第31~35話まで見ました。

霍元甲の無実を晴らすべく松江府に訴え出る劉振声たち。法医でもあるというフェデラーの検屍の結果を伝え、霍元甲の無罪放免を勝ち取ります。逆に陳真の方は、孫無疾が急死した際に鷹九もその場に居合わせていたことを明かせず(本人から言い含められていたのです)、逆に孫無疾の殺害容疑に問われて投獄されてしまいます。

しかし松江府の知府、陳真から「再世包公」の扁額を贈られても「ワシの顔はそんなに黒いか?」と気分を害するあたり、木っ端役人にしてはセンスを感じますw


さて、これまで思わせぶりに出てくるだけだった上海の有力者栄先生ですが、このあたりから本格的に動き始めます。中の人は古装でお馴染みの王絵春。まずは事の発端となった『海上新報』に手を入れることにし、悪徳プロモーターと化していた編集長曹達人を追い出し、霍元甲の無実を晴らそうとした何瑪麗を新編集長に据えます。

そして目や体調を悪くして入院した霍元甲の母親を見舞ったりしますが、この栄先生、若い頃は好色で有名だったらしく、妻との仲を誤解した霍元甲が栄先生の邸宅に乗り込む一幕も……

結局は誤解が解けて和解となるわけですが、そうこうしている間に投獄されていた陳真が釈放。釈放には霍元甲の尽力もあったわけですが、そこへまたぞろ鷹九が出現。陳真に自分に疑いが向かないように仕向け、霍元甲への憎悪を煽るだけ煽って帰って行きます。

陳真は師父の仇討ちのため、本心を隠して改心したと見せかけ、精武門に入門。陳真の魂胆を察して不安を隠せない農頸蓀や劉振声ですが…… というあたりで次回へ。
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