博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『武当一剣』その1

2021年04月24日 | 武侠ドラマ
梁羽生原作の『武当一剣』の鑑賞を開始。全39話予定中、今回は第1~6話まで鑑賞。


舞台は明朝万暦年間。武当派在家弟子の耿京士&何玉燕のカップルは師門から結婚を反対され、遼東に駆け落ちしてきたのですが、耿京士の方はお腹の子のために賞金目当てでヌルハチ主催の比武に参加。無事難関を突破して賞金だけゲットして武当山に戻ろうとしますが、そうは問屋が卸さず、明朝侵攻のために武当派の力が欲しいヌルハチは追っ手を派遣。

何とか武当山周辺まで逃れてきた2人ですが、ヌルハチによって耿京士が後金に降った裏切り者というデマを流され、更に師父の何其武殺害の濡れ衣まで着せられてしまいます。で、結局兄弟子戈振軍によって耿京士は殺害され、赤子を産み落とした何玉燕も夫の後を追って自害。赤子を託された戈振軍でしたが、これを旧知の藍夫妻に預け、自身は武当山の在家弟子から出家弟子となり、名も不岐と改めます。


そして18年後。耿京士&何玉燕の子・藍玉京はすくすくとヤンチャくれに成長。武当山では不岐を義父兼師父とし、在家弟子として扱われています。まだ出生をめぐるあれこれは知らされていません。


こちらは藍夫妻の実子で、玉京の姉ということになっている藍水霊。やはり武当山に弟子入りしています。


このドラマのヒロインらしい鄭巧児。藍玉京と似たり寄ったりの気性で彼とつるんで行動します。祖父鄭鉄崗は丐幇の長老かつ武当派の在家弟子らしく、2人で武林の動向を探っています。

で、今回は武当山や周辺で碌でもないことばかりしている藍玉京が、うっかり武当山で錬成された紅丸を服薬して人事不省に陥ったあたりまで。彼のイタズラの数々に武当山のお偉方は「まあ子どものやることだから」と寛大ですが、そろそろ限度がきているような気がします (^_^;)

ということで武当山の観光誘致も兼ねているらしく、実際に武当山をロケ地にしたり、周辺の少数民族の文化をアピールしたりしてます。脇役のおっさんや爺連は渋いのが多い一方で、主演俳優は「こいつは子役というわけではなくて本役なんですよね?」と不安になってきますが……
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