博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

四川の地震と中国史

2008年05月29日 | 雑記
久しぶりに『国学網』をチェックしてみたら、四川省の大地震に絡めて前近代の中国で起こった震災の記録とか、各王朝が震災地や被災者にどういう対処をしたのかというテーマの記事がチョコチョコとアップされていますね。

「回眸:中国古代是如何賑済救災的?」
「地震的歴史――3000次地震古代帝王如何進行賑災工作」

前者は『中国経済網』の記事を転載したもので、清代などに実施された震災時の賑恤政策と、現行の震災関連の規定を併せ述べたもの。後者は孫建華氏のブログの転載で、同氏の著書『歴史密碼2』から震災に関連する記述を抜き出したものです。

今現在抱えている問題をテーマとして歴史を紐解いていこうとしたり、歴史に範を求めようとしたりするのが、いかにも中国人らしいなと思います(^^;) 日本では阪神大震災が起こった時もこういう動きは無かったと思うのですが……
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2 コメント

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そうですねえ! (川魚)
2008-05-30 10:11:15
ほんま、阪神震災のときは、「歴史に学べ!」とかなかったですよね。
中国人はたいしたもんですねえ、さすがに。
阪神大震災当時は、
400年まえの「伏見の大地震」を思い出してましたけど。

伏見城が倒壊して、太閤が往生して、
朝鮮ノ役のときの不始末で謹慎中の加藤清正が、敢然、
秀吉を助けに行って、信頼を取り戻します。

「地震加藤」。歌舞伎の題目でつな。

こんな文学話はどうでもええんで(苦笑
いや、歴史に学ぶ姿勢には大いに啓発させられますw
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Unknown (さとうしん)
2008-05-30 21:03:44
>川魚さま
震災の後に官吏の不正や怠慢をどう防ぐかといったことにまで触れているのがお茶目な所ですね(^^;)

>「地震加藤」。歌舞伎の題目でつな。

そんな話があるのですか。知りませんでした……
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