2日目はまず鄭州駅で明日以降の切符をゲットしてから市内観光に出ることに。3日の鄭州~洛陽間の往復切符、4日の鄭州~安陽、5日の安陽~北京西駅の4枚の切符を買うはずが、極めて態度のよろしくない係員のおばちゃんに「没有!」という返答を連発され、鄭州~安陽間の切符しか購入できないという事態に……
鄭州~洛陽間は長距離バスに乗れば良いとして、安陽~北京西駅の切符は始発駅の鄭州でゲット出来ないとえらいことになります。というのは、中国の列車の切符は基本的に路線の始発・終着駅以外の途中駅では入手が困難で、かつ安陽始発の北京行きの路線なんてのは存在しないので、何としても始発駅の鄭州で確保する必要があったのです。で、ダメもとで他のカウンターで聞いてみたら、あっさりと安陽~北京西の切符が購入できました。あともう少しで係員のおばちゃんの陰謀で安陽で路頭に迷うところでしたよ(-_-;)
気を取り直して鄭州市内観光に出発です。まずは鄭州商城、すなわち殷代早期の城壁の見物に向かいます。
城壁とは言っても土を突き固めて造ったものなので、見てくれは河原の土手と変わりません(^^;)(川はありませんけどね……)ちなみにこの城壁は石段が付いていて登ることもでき、すっかり地元民の散歩コースと化しています。また、この城壁は大通りと交差する部分は切断されており、切断面には下の写真のごとく「鄭州商代遺址」といったプレートが付けられており、その回りは広場になっています。見てくれがショボかろうが何だろうがこの城壁を見るのが私の夢の1つだったので、これで旅の目的の半分が達成されたわけです。(ちなみに目的のもう半分は殷墟見学)
城壁を見て回った後は河南博物院・鄭州博物館に向かいます。
上の写真は河南博物院。随分立派な建物ですが、この入り口に入ろうとすると門番に制止され、脇の方にある小さな建物に誘導されました。おそらくこちらが常設店の建物で、写真の建物が特別展用の建物で、この時は特別展が開催されていなかったので入れなかったのかなあと思うのですが……
常設展示では2000年代に発掘されたかなり新しい物も含め、河南省中から掻き集めた重要文物がこれでもかと言わんばかりに展示されており、心底鄭州に来て良かったと思いました(^^;) 青銅器では平頂山応国墓地出土の柞伯簋、鹿邑太清宮長子口墓出土器(少し前に微子啓の墓ではないかということで騒がれた遺跡ですね)、新鄭鄭国祭祀遺址出土器、王子午鼎(これは何回も日本に来たことがありますなあ)などが見所でした。
鄭州博物館の方は入り口からしてあからさまに改修している雰囲気でイヤな予感がしたのですが、無事に常設展を見学できました。こちらも二里頭遺址や鄭州商城の出土品などが展示されており、それなりに見応えのある所でした。下の写真は館内で展示されていたモニュメントで、殷の初代成湯の像だそうです(^^;) 何かロボットみたいで、妙に気になるデザインです。
ちなみに河南博物院・鄭州博物館とも入場料は無料です。
おまけ。街のシンボル二七塔。1923年の二七ストを記念して1971年に建てられたとガイドブックにはありますが、事件の詳細は知りません(^^;) なお、塔の中は改装中ということで入れませんでした。
結局黄河遊覧区は時間の都合と天気の雲向きが怪しかったのでパスしましたが、翌々日に鄭州から安陽に移動する際に車窓から黄河を目撃。水がかなり涸れていて泥沼のようになってました。河南省では昨秋から旱魃が続いているということですが……
鄭州~洛陽間は長距離バスに乗れば良いとして、安陽~北京西駅の切符は始発駅の鄭州でゲット出来ないとえらいことになります。というのは、中国の列車の切符は基本的に路線の始発・終着駅以外の途中駅では入手が困難で、かつ安陽始発の北京行きの路線なんてのは存在しないので、何としても始発駅の鄭州で確保する必要があったのです。で、ダメもとで他のカウンターで聞いてみたら、あっさりと安陽~北京西の切符が購入できました。あともう少しで係員のおばちゃんの陰謀で安陽で路頭に迷うところでしたよ(-_-;)
気を取り直して鄭州市内観光に出発です。まずは鄭州商城、すなわち殷代早期の城壁の見物に向かいます。
城壁とは言っても土を突き固めて造ったものなので、見てくれは河原の土手と変わりません(^^;)(川はありませんけどね……)ちなみにこの城壁は石段が付いていて登ることもでき、すっかり地元民の散歩コースと化しています。また、この城壁は大通りと交差する部分は切断されており、切断面には下の写真のごとく「鄭州商代遺址」といったプレートが付けられており、その回りは広場になっています。見てくれがショボかろうが何だろうがこの城壁を見るのが私の夢の1つだったので、これで旅の目的の半分が達成されたわけです。(ちなみに目的のもう半分は殷墟見学)
城壁を見て回った後は河南博物院・鄭州博物館に向かいます。
上の写真は河南博物院。随分立派な建物ですが、この入り口に入ろうとすると門番に制止され、脇の方にある小さな建物に誘導されました。おそらくこちらが常設店の建物で、写真の建物が特別展用の建物で、この時は特別展が開催されていなかったので入れなかったのかなあと思うのですが……
常設展示では2000年代に発掘されたかなり新しい物も含め、河南省中から掻き集めた重要文物がこれでもかと言わんばかりに展示されており、心底鄭州に来て良かったと思いました(^^;) 青銅器では平頂山応国墓地出土の柞伯簋、鹿邑太清宮長子口墓出土器(少し前に微子啓の墓ではないかということで騒がれた遺跡ですね)、新鄭鄭国祭祀遺址出土器、王子午鼎(これは何回も日本に来たことがありますなあ)などが見所でした。
鄭州博物館の方は入り口からしてあからさまに改修している雰囲気でイヤな予感がしたのですが、無事に常設展を見学できました。こちらも二里頭遺址や鄭州商城の出土品などが展示されており、それなりに見応えのある所でした。下の写真は館内で展示されていたモニュメントで、殷の初代成湯の像だそうです(^^;) 何かロボットみたいで、妙に気になるデザインです。
ちなみに河南博物院・鄭州博物館とも入場料は無料です。
おまけ。街のシンボル二七塔。1923年の二七ストを記念して1971年に建てられたとガイドブックにはありますが、事件の詳細は知りません(^^;) なお、塔の中は改装中ということで入れませんでした。
結局黄河遊覧区は時間の都合と天気の雲向きが怪しかったのでパスしましたが、翌々日に鄭州から安陽に移動する際に車窓から黄河を目撃。水がかなり涸れていて泥沼のようになってました。河南省では昨秋から旱魃が続いているということですが……
プレートがなきゃ、ほんと予備知識の無い者(例えばおいらなど)が見ると、土手にしか見えないっす。
そんな歴史を知らずに親子連れとか散歩してそうで。
>殷の初代成湯の像
てか、ゆるキャラ。
ども、お久しぶりです。お元気でしょうか?
鄭州商城の広場では大きなコマを回しているおっさんが何人かいましたね。少林寺は、3日目に洛陽・少林寺・開封のどこに行くかで散々迷った挙げ句、今回はパスしました。鄭州のホテルを予約する時にもう1日ぐらい滞在期間を延ばしておくべきでしたね……