5日目は新幹線で安陽から北京へと移動する手はずになってますが、乗るのは午後の便なので午前中いっぱい観光することに。ということでまずは袁林こと袁世凱の墓へと向かいます。
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国内外からボロクソに言われようと一旦は皇帝の地位に即いたということで、上の写真のごとく袁世凱のくせに皇帝の陵墓に倣っていっちょまえに陵道まで造ってます(^^;)
そもそも彼の故郷でもないのに何でこんな所にお墓があるかというと、実は袁世凱、溥儀が即位した後にその父親の摂政王と不仲となり、一時期官界を退いてここ安陽で隠棲していたことがあるんですね。隠棲場所に安陽を選んだのは、ここが交通の要所で北京ともほど近く、官界の情報が入って来やすいからだとか。確かに現在でも安陽は鉄道の複数の路線の経由地となっており、新幹線で北京まで3時間半程度の距離であるわけで、このあたりの目の付け所はさすがと言ったところ。それでこの地が気に入ったのか、亡くなる際に安陽を流れる洹水の北岸に葬ってくれと遺言したとのこと。
下の写真は袁世凱が隠棲していたおりに洹水上で漁夫に扮して撮ったもの。な、何というコスプレ!(^^;)
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実はこの袁林に来た目的はもうひとつありまして、地図で確認すると近年発掘された洹北商城(殷墟以前の殷王朝の宮殿遺址)がこの近くにあるということで、ひょっとしたら袁林からこの遺跡がのぞけるかもしれないなあと思ったからであります。しかし遺址に接する航空運動学校の施設らしきもの(そもそも空軍関係の施設を建築する際にこの遺跡が発見された)は確認されたものの、肝心の遺跡のある所へは行けないようです。まあ、この遺跡は鉄道の線路沿いに位置しているので、うまく行けば北京への新幹線の車窓から見られるかもしれないなあと思いつつ袁林を後にします。
もう少し時間があるので、ついでに安陽博物館へと行ってみます。ここは前に安陽で発掘したことのある同学が「安陽には殷墟以外にも博物館があるよ」と(中国語で)言っていたので、何があるのか分からないまま来てみたわけですが……
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まさかの日曜日閉館(;´д⊂) 併設の図書館は開いていたのに…… 中には青銅器展示場とか学術報告庁といったコーナーがあるようです。無念……
トボトボと引き返して早めの昼食を取り、安陽駅へ。後の希望は車窓から見えるかもしれない洹北商城ですが、列車に乗り込んでみると私の席におっさんが勝手に座っており、このおっさんを立ち退かせたり、その後は対向車線に列車が入ってきたりして結局それらしきものは確認できず。ああ……(;´д⊂)
で、勝手に傷心しているうちに北京へと到着。北京での宿は中国で全国展開しているビジネスホテルチェーン速8酒店の宣武門店です。交通の便の良さ(地下鉄宣武門駅まで徒歩10分程度)と値段に惹かれて予約してみたわけですが、通された部屋が半地下室にある独房みたいな部屋でやや不安が……(^^;) まあ、実際のところは部屋にネットができるパソコンが置いてあったり、シャワーのお湯もちゃんと出たりで問題は無かったわけですけどね。
それで早速晩ご飯を食べがてら王府井に出て、夜9時まで開いている王府井書店で学術書やらDVDを買い込みます。何となく発送を頼まずに買った物をそのまま持ち帰ってしまいましたが、重量的に直接長春まで持って帰るのは限界に近い状況に。翌日も書店巡りをするわけですが、あとは長春まで発送してもらうことにしますか。
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国内外からボロクソに言われようと一旦は皇帝の地位に即いたということで、上の写真のごとく袁世凱のくせに皇帝の陵墓に倣っていっちょまえに陵道まで造ってます(^^;)
そもそも彼の故郷でもないのに何でこんな所にお墓があるかというと、実は袁世凱、溥儀が即位した後にその父親の摂政王と不仲となり、一時期官界を退いてここ安陽で隠棲していたことがあるんですね。隠棲場所に安陽を選んだのは、ここが交通の要所で北京ともほど近く、官界の情報が入って来やすいからだとか。確かに現在でも安陽は鉄道の複数の路線の経由地となっており、新幹線で北京まで3時間半程度の距離であるわけで、このあたりの目の付け所はさすがと言ったところ。それでこの地が気に入ったのか、亡くなる際に安陽を流れる洹水の北岸に葬ってくれと遺言したとのこと。
下の写真は袁世凱が隠棲していたおりに洹水上で漁夫に扮して撮ったもの。な、何というコスプレ!(^^;)
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実はこの袁林に来た目的はもうひとつありまして、地図で確認すると近年発掘された洹北商城(殷墟以前の殷王朝の宮殿遺址)がこの近くにあるということで、ひょっとしたら袁林からこの遺跡がのぞけるかもしれないなあと思ったからであります。しかし遺址に接する航空運動学校の施設らしきもの(そもそも空軍関係の施設を建築する際にこの遺跡が発見された)は確認されたものの、肝心の遺跡のある所へは行けないようです。まあ、この遺跡は鉄道の線路沿いに位置しているので、うまく行けば北京への新幹線の車窓から見られるかもしれないなあと思いつつ袁林を後にします。
もう少し時間があるので、ついでに安陽博物館へと行ってみます。ここは前に安陽で発掘したことのある同学が「安陽には殷墟以外にも博物館があるよ」と(中国語で)言っていたので、何があるのか分からないまま来てみたわけですが……
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まさかの日曜日閉館(;´д⊂) 併設の図書館は開いていたのに…… 中には青銅器展示場とか学術報告庁といったコーナーがあるようです。無念……
トボトボと引き返して早めの昼食を取り、安陽駅へ。後の希望は車窓から見えるかもしれない洹北商城ですが、列車に乗り込んでみると私の席におっさんが勝手に座っており、このおっさんを立ち退かせたり、その後は対向車線に列車が入ってきたりして結局それらしきものは確認できず。ああ……(;´д⊂)
で、勝手に傷心しているうちに北京へと到着。北京での宿は中国で全国展開しているビジネスホテルチェーン速8酒店の宣武門店です。交通の便の良さ(地下鉄宣武門駅まで徒歩10分程度)と値段に惹かれて予約してみたわけですが、通された部屋が半地下室にある独房みたいな部屋でやや不安が……(^^;) まあ、実際のところは部屋にネットができるパソコンが置いてあったり、シャワーのお湯もちゃんと出たりで問題は無かったわけですけどね。
それで早速晩ご飯を食べがてら王府井に出て、夜9時まで開いている王府井書店で学術書やらDVDを買い込みます。何となく発送を頼まずに買った物をそのまま持ち帰ってしまいましたが、重量的に直接長春まで持って帰るのは限界に近い状況に。翌日も書店巡りをするわけですが、あとは長春まで発送してもらうことにしますか。
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